早生まれ子育ての不安とは?早生まれ子育てで気をつけたいこと
早生まれのお子さんのママの中には、子どもの成長についての不安や心配を感じる方も多いのではないでしょうか。幼稚園や保育園入園時に最も強く感じる子育ての不安ですよね。早生まれの子育てはメリットもあります。早生まれの育児の注意点やメリットについてまとめました。
ママが感じる早生まれ子育ての不安について
遅生まれの子に比べて体格や発達に差がある
子どもの成長には個人差もありますが、まだ小さな子どもだと半年も違えば成長度合いだって違って当然です。それが学年を区切る生年月日のラインでひとまとめにされるので、どうしても遅生まれの子との差を感じてしまうのです。
運動能力や細かな作業の出来、細かな言葉のいい回しなど、ママからすると色々と遅れがちに感じて不安になってしまうこともたくさんあると思いますが、着実に成長していきますので大らかに見守っていきましょう。
何歳くらいまでその差があるのか
これもその子その子の成長によって変わりますが、一般的には小学校の低学年(2~3年生)には早生まれと遅生まれの差は感じられなくなるといわれています。そのころになると個々の能力の差が目立ち始める時期でもあります。
スポーツが得意な子、勉強が得意な子、美術系の能力に長けている子など、個性や得意分野がハッキリしてきます。この時期になると既に遅生まれとの発達の差は無くなってきます。もっと早くに差を感じさせなくなる子もたくさんいますよ。
集団生活にうまくなじめるかどうか
確かに、運動能力も言語能力も、比べてしまえば差を感じることもあるので、心配に思ってしまいますが、子ども本人がその環境を楽しめていれば何も問題はありません。少々会話が成り立っていなくても、小さな子ども同士はその場の雰囲気でやり取りしてることがたくさんあります。
子どもの吸収力は凄いもので、集団生活に入った途端に様々な言葉を使いこなし、親の不安はどこへやらということも多いので心配し過ぎず様子を見守りましょう。
早生まれの子が持つメリットについて
保育所や幼稚園の生活リズムが整いやすい
お家で過ごしていたころと違い、集団生活を送るにあたっては時間で動くことを実践するようになりますよね。月齢の小さいうちから次に何をするのかを考える生活スタイルの中に入ることでスンナリと新しい流れ、必要な流れを受け入れることができます。
子どもの順応力や適応力が高いことはママ自身も日々実感されていると思いますが、細かいことを理解しなくても自然と流れに沿えるので、抵抗なく一日のリズムを身につけられる点は早生まれのメリットといえます。
遅生まれの子たちをお手本にして吸収できる
集団生活に参加すると、遅生まれのお友達が常にお手本として存在しています。数日~数週間にわたって遅生まれの子と行動をともにすることで、直ぐに同じ行動を取ろうと努力し始めるのです。
こうしたらよいのだという例が目の前にいるので、園での行動の流れやトイレや着替え、ご飯の食べ方なども覚えるのが早くなります。子ども同士で一緒に何かをすると相乗効果で意欲的に取り組んだり、いつもより頑張れたりしますよね。そうした効果もあって早生まれの園生活はメリットにもなります。
まわりに追いつくため自然とがんばれる
こうした取り組みについても、早生まれの子のママはちゃんとできるか、遅れを取らないかと心配になりがちですよね。慣れるまでには時間がかかるかもしれませんが、月齢の高い遅生まれの子どもたちと一緒に同じことに取り組むことは子どもにとってプラス面が大きいのです。
遅生まれの子の上手なお手本を見て、自然とそこに追いつこうと頑張れるし、アイデアを凝らした作品などを目にすることもあります。こうじゃなきゃダメ!という括りや固定観念が少ない早生まれの子の幼さがプラスに働いて、柔軟な考えも持てるようになりますよ。
早生まれ子育てで気をつけたいこと
「早生まれだから」は子どもは感じていない
でも、そこに注目しているのは子どもを心配しているママやパパといった大人だけなのではないでしょうか?というのも、当の本人はまだ小さいので「早生まれ」ということすら理解していません。
ママやパパを始めとした家族が思っているよりずっと、子ども自身は伸び伸びと楽しんでいますし、多少の違いは気にしていないと思いませんか?幼稚園や保育所から帰宅して「今日も楽しかった」と子どもが感じているのならそれが何よりの証拠ですね。