「ステンドグラス風」を親子の趣味に!ガラス絵の具で素敵な作品作り
「ステンドグラスに興味がある」「趣味にしたい」と思っているママも多いですよね。しかし、費用や作り方、どうしたら始められるのかわからないといった方もいますよね。今回は初心者や子育て中のママでも、趣味として楽しめる「ステンドグラス風」についてご紹介したいと思います。
本物のステンドグラスは子育て中には難しい
ガラス素材や工具を揃えるのは費用がかかる
まず、ガラス素材や工具を揃える費用について考えてみましょう。材料に使用するメインのガラス素材は高価なものです。さらに、ステンドグラスを作るのに必要なガラスカッター、わに口、ハンダこて、こて台、ガラスを研磨するルーターなど、最低限の工具を揃えるだけでも2万円前後はかかってしまいます。
工具も専門的なものが多いため、家庭にあるもので代用することはできそうにありません。本格的に作ろうと思うと、ほかにも工具が必要になるため、金銭的に手軽に始めるのは難しそうですね。
ガラスの飛び散りやハンダで火傷の心配も
ガラスをカットするととても小さな破片が飛び散ったり、目に入ってしまったりする恐れがあります。作業をしている人は、ゴーグルをしているため安心ですが、周りにいる子どもの目に入り、気づかずに擦ってしまったりしたら大変ですよね。
また、ハンダで火傷する心配もあります。さらに、ハンダ付けで発生するガスはたばこの煙より有害といわれ、これを吸いすぎると、頭痛や立ちくらみなど健康面にも影響が出てしまいます。
窓を開け、扇風機や換気扇などをつけたりして、きちんと換気を行えば問題ありませんが子育て中にはあまりおすすめできません。
一つの作品を作るのに時間がかかる
子育ての合間にどれだけ時間が取れるかで、できあがるまでの時間に影響を与えてしまいます。なかなか子育ての合間にまとまった時間を取るのは難しいですよね。また、作りかけの状態のものを安全面に配慮しながら保管しておく必要もあります。
作る速さは個人の手先の器用さに影響されます。不器用な方でも根気強く作れば完成しますが、時間は器用な人に比べるとかかってしまいます。気長に続けられる人にはよいかもしれませんね。
「ステンドグラス風」なら自宅で簡単に
材料は100均でも買えるガラス絵の具
店舗によって取り扱い方もさまざまで、1色ごとに販売しているお店もあれば、複数の色が少量ずつ入ったものを販売しているお店もあります。まずはお試しで何色か入っているものを買ってみて、本格的にやりたくなったらいろいろな色を買い足していくとよさそうです。
100均で材料が揃うので金銭的にもお手軽ですよ。また、専門の工具を使用しなくても作れるので安全ですね。
お絵描き感覚で簡単にできる
まず、作りたいデザインの下絵を描きます。下絵はインターネットや雑誌などを印刷したものでもよいでしょう。手書きの場合はフレームにすべての線がつながるように描くと仕上がりがきれいになりますよ。
次に、クリアファイルやフォトフレームに下絵を挟み、動かないようにテープで固定します。窓に貼ったり、オーナメントとして飾ったりしたい場合には、クリアファイルがおすすめです。
ここまで用意ができれば準備はOKです。あとは黒で輪郭を縁取り、乾いたらぬりえをする感覚でガラス絵具で塗っていきます。気泡ができた場合は爪楊枝でつぶすときれいになりますよ。
子どもと一緒に世界でただ一つの作品を
特に子どもは発想力が豊かなので、ママには思いつかないような個性的なデザインの作品が完成するかもしれません。また、保育園や幼稚園でもなかなか取り入れることのない遊びなので、家庭で挑戦できるとよいでしょう。普段とは違った遊びに子どもたちも集中して取り組んでくれますよ。
できあがった作品は壁や窓にインテリアとして飾るとよいですね。この後、作品作りのアイデアもご紹介したいと思います。
アイデアで「ステンドグラス風」を楽しもう
透明なシートやクリアファイルも使える
これは下絵をそのまま使いたい方にはおすすめのやり方ですよ。絵を描くのが苦手という方でも、クオリティの高い作品に仕上げることができます。枠の線がずれにくいので、下絵とできあがったもののデザインが微妙に違うというようなミスもなさそうです。
できたものを剥がすときには、壊れないように注意が必要なので慎重に扱いましょうね。ステッカーにして、壁や窓、家具など、家のいろいろなところに貼って遊ぶと楽しいですよ。アイデア次第で「ステンドグラス風」のインテリアの幅は広がりますよ。