歯固めを使うことのメリットを紹介。使う時期や選ぶときのポイント
天然木やお米が原材料の自然素材
天然木の歯固めは肌触りがよく優しい感触が特徴といえます。赤ちゃんが天然木の歯固めを噛むことで木の香りを感じることもできますね。あえて塗装をしていないものや、食用オイルでつや出しをするなど仕上げにも気を使っているものを選ぶとよいですよ。
食品から作られているものだとより安全性が高い歯固めといえます。その点からもお米で作られた歯固めはおすすめです。もともと食品であるお米を使っているため、赤ちゃんが口に入れても不安がありません。
天然木やお米が原材料となる歯固めは、お手入れ方法に気を使うものがありますので、確認してくださいね。
塩化ビニルが含まれている場合には注意
やわらかく弾力性を持つよう加工されたプラスチック素材の一つが塩化ビニルです。もし歯固めに塩化ビニルが使われている場合は注意したいところです。
水道用のホースやシャンプーボトルにも使われているなじみ深い素材ですが、製造過程でフタル酸エステルという物質が使われています。フタル酸エステルは発がん性や肝臓や腎臓、生殖器などの内臓に影響を及ぼすとされている物質です。赤ちゃんの安全を考えると、避けたい物質といえますね。
洗いやすさなど衛生面や形状で選ぶ場合
口に入れるものなので洗いやすさを重視
水洗いができることはもちろんですが、日々使っているうちに歯固めの表面には細かな傷ができます。このような傷の中に汚れだけではなく雑菌やウィルスなども入り込むことがあります。煮沸や薬液、電子レンジでの消毒なら手軽に自宅でも行えるので、定期的な消毒を心がけたいですよね。
天然木やお米でできた歯固めは、丸洗いできないものや消毒できないものもあります。歯固めを選ぶときに優先事項として衛生面を重視する場合には、自宅で手軽に消毒ができる素材のものを選ぶことがおすすめです。
食べ物の形を真似したかわいい歯固め
食べ物そのものの形を真似た歯固めだけではなく、アイスクリームやチョコレートなどスイーツを真似た歯固めもありますよ。小さな手に持ち口に入れてカミカミしている姿は、まるで本物のスイーツを食べているかのようにも見えます。思わず写真を撮りたくなるかわいさです。
天然ゴムやシリコン素材だけではなく、原材料にお米を使い、手に持てるくらい大きめの米粒型にした歯固めもありますよ。一つだけではなく複数個用意しておくのもよいですね。
赤ちゃんがしっかりと持てる楽しいデザイン
握力も腕力も弱い月齢が浅い赤ちゃんには、持ち手があり握りやすい歯固めを選ぶとよいですよ。ある程度握力がつき、おもちゃを長く持てるようになってきたら、持ち手がないタイプの歯固めも使いやすくなりますね。
赤ちゃんの成長に合わせて、持ちやすく使いやすいものを選ぶとよいですね。赤ちゃんにも好みがあるため、いくつか個性が異なるデザインの歯固めを用意するのもおすすめです。
歯固めを使うとき気をつけたいポイント
溝が深いものはホコリがたまりやすい
使うたびに細かな溝や凹凸の部分をしっかりと洗うことができればよいですが、家事や育児に忙しいママには、毎回しっかりと洗う余裕がない方もいますよね。衛生面を考えれば、深い溝や大きな凹凸がある歯固めよりも、シンプルなデザインのものがより洗いやすく衛生的に使えます。
カバーやケースがあるものを選ぶと、保管時にほこりがつかないので便利ですよ。
我が子専用の歯固めで虫歯予防
歯固めを使うころの赤ちゃんは、なんでも口に入れてしまう時期です。ママとは食器を別にする、キスすることを我慢するなど、ミュータンス菌が赤ちゃんの口の中に入らないよう努力しても、ほかの赤ちゃんが口にしたものを我が子が口に入れることでミュータンス菌が入り込んでしまう可能性があるのです。
我が子の歯固めをほかの赤ちゃんが使うことで、ミュータンス菌が付着することもあるため、歯固めは我が子専用にするとよいですね。
使ったあとの歯固めは消毒して保管
哺乳瓶と同じように、衛生面に気をつけることが必要ですね。
歯固めは赤ちゃんが口に入れることで唾液が付着し雑菌が繁殖しやすい状況になります。使った後はしっかり雑菌消毒を行ってから保管するのがおすすめです。
歯固め自体が抗菌仕様で雑菌が繁殖しにくいものを選ぶのもよいですが、歯固めによっては洗浄や消毒ができないものがあります。製品のパッケージをチェックして取り扱い方を確認しましょう。