【愛知】やきものの町で粘土あそび体験「ノベルティ・こども創造館」
日本を代表する窯業の町・瀬戸市で生産される陶磁器「瀬戸物(せともの)」は、「日本六古窯(にほんろっこよう)」の一つとしても知られています。なんと1,000年以上もの歴史があるのを知っていましたか?そんな瀬戸物を見て、触れて、体験できる施設「ノベルティ・こども創造館」に行ってきました!
無料で楽しめる粘土あそびに夢中!
「ノベルティ」って何?
名古屋市の栄にある名鉄瀬戸線・栄町駅から電車で約30分、尾張瀬戸駅に到着します。そこから徒歩約15分の場所にあるのが「ノベルティ・こども創造館」。専用駐車場も20台完備しているので、車で訪れることもできます。
ここでは、やきものの町ならではの体験ができるということですが、施設名にある「ノベルティ」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?
瀬戸市で作られる陶磁器は多々ありますが、その中でも他の陶産地では珍しい、高い技術や生産性をもつ置物や装飾品が「瀬戸物」の魅力の一つ。この“陶磁器製の置物や装飾品”のことを「ノベルティ」または「セトノベルティ」と呼びます。
実は「ノベルティ・こども創造館」も、1990年代まではノベルティを製造していた民間の工場だったのだとか!その工場を改装して2003年にオープンして以来、体験や展示を通して「セトノベルティ」の魅力を伝え続けています。
粘土で自由に創造する「つち★スタジオ」
2階に上がると、予約不要、しかも無料で「土」に触れて遊べるエリアが広がります。
その中の一つである「つち★スタジオ」では、簡単な道具を使って粘土の作品を作ることができます。プログラムは年に数回変わっていきますが、この時の体験は「みんなのクレイ・ボー」。
使用するのは、瀬戸物に使うやきもの用の粘土。スタンプを押したり、麺棒でのばしたりと、小さな子も簡単に作ることができます。自由な発想で作られた作品は、最後は棒に刺して所定の場所に飾ります。
有料体験の体験以外では作った作品は持ち帰ることはできませんが、作品の前で記念撮影をするママと子どもの姿も見られました。ぜひ、写真に撮って思い出を残していってくださいね。
また年齢制限はありませんが、幼児は保護者同伴で体験を楽しんでください。
どろんこになって遊べる「つちタッチ工房」
「つち★スタジオ」の横には、心ゆくまで粘土に触れて、夢中になって粘土あそびが楽しめる「つちタッチ工房」があります。こちらも予約不要で、参加費は無料です。
季節によってプログラムは変わりますが、5月下旬から10月初旬まで実施する「つちプール」が毎年大人気。裸足になって大きな土の塊に登ったり、穴を掘ったりと、どろんこになって遊ぶことができます。実施期間中は、足洗い場や更衣室が用意されているので、タオルなどを持参して、汚れるのも気にせず遊びましょう!
また、10月初旬から翌年の5月中旬までは、毎年ほかのプログラムを実施しています。今年は「ねんどえんとつの街」。粘土で好きなものを作って、粘土でできた煙突に飾っていきます。みんなの作品が集まって、素敵な街が完成しますよ。
体験以外も、楽しい設備がいっぱい!