転勤先で子どもを保育園に入れるには?必要な手続きと現状の問題
転勤先で保育園を探すのは大変なのが現状
年度途中は空きがないので入りにくい
親の引っ越しなどで欠員が出たり、職員増員で募集人数が増員されたりすれば、受け入れてもらえる可能性もありますが、なかなかないのが現実です。転園できるかは、タイミングもありますね。
入園の基準はポイント制になっています。ひとり親、収入、勤務条件、育児のサポート体制などがすべて点数でつけられ、点数が高い方から順番に入園ができる仕組みなのです。
待機児童が数名はいるでしょうし、年度途中でも空きができれば待機していた子どもが先に入園することになるでしょう。年度途中は空きがほとんどありませんので、入園するのは難しいことなのです。
転入者は優先度が低いことも
認可保育園は児童福祉法に基づいて設立されており、市町村区が整備をして費用も負担しています。その市町村区の税金を使っているというわけですね。
さらに、どの子どもをどの保育園に入れるかの調整も市町村区で行っています。地域によって人口や子どもの数、共働き世帯の比率も違いますので、地域の実情に合わせて独自に入園するための基準を定めることになっているのです。
市町村区単位で制度ができていますし、長く納税してきた住民が優先されるのも仕方がないことかもしれませんね。
入園が難しいときは認可外なども視野に
認可外保育園は認可保育園よりも保育料が高くなってしまいますが、認可保育園よりは入園しやすいかもしれません。
また、保育園と幼稚園が一体化した認可こども園も認可保育園と同様の申し込み手続きをします。保育園のような役割もしますので、入園先の一つとして考えてみてもよいのではないでしょうか。
幼稚園でも預かり保育をしているところが増えています。どのような施設があるのか、役所の人に詳細を確認して、いろいろなパターンを考えてみるとよいですね。
まとめ
引っ越し先の住宅から遠くない場所にある保育園を探し、入園条件を調べ、必要書類を準備し、申請するまで長い道のりですね。
うまくいかなかったときのために、子どもを預けるパターンをいくつか考えておく方がよいかもしれません。ママもパパも大変ですが、転園する子どもにかかる負担も考慮してくださいね。