転勤先で子どもを保育園に入れるには?必要な手続きと現状の問題
転勤をすることになったら、子どもも保育園を転園できるか心配ですよね。引っ越し先でも今までと同じように子どもを保育園に入れるためには、どのようにすればよいのでしょうか。保育園の現状と問題点をまとめ、実際に必要な手続きをするまでの流れをご紹介します。
転勤先で子どもが通える保育園を探すには
まずは転勤先の役所で情報収集が確実
インターネットで調べるのもよいですが、掲載されている内容が一部ということもありますし、更新されるのが遅い場合もありますから、役所の方が確実でしょう。
役所に行って市町村区が発行している保育園入園のご案内に関する冊子をもらってくると便利ですよ。それを読んで引っ越し先の保育園事情を把握し、パパと相談してみましょう。
役所の人に直接話を聞けたら、分からないことがその場で解決することもあるでしょうから、話をしてみるとよいですね。
情報を整理して計画を立てよう
転勤の準備で大変だと思いますので、効率的に探せるようにママとパパで協力できるとよいですね。しなくてはいけないことを書き出し、スケジュール表にすると抜けがなくて安心です。
まずは、ママやパパの会社から遠くない距離で、通えそうな保育園を探しましょう。目星をつけたら実際に見学にいって雰囲気をみることが大事ですよ。
認可保育園は役所に申請用紙をもらいに行き、認可外保育園では各施設で配布している申請用紙を直接取りに行きましょう。必要な書類を収集し、提出期限に遅れないようにしてくださいね。
転園希望を申し込んだら最新情報をチェック
そのため、毎月どの市町村区も保育園の空き状況を発表しています。インターネットでも分かるようにしているところがほとんどです。
親の転勤や子どもが保育園に合わずに退園する場合もありますから、時期を問わず欠員がでる場合もありますよ。ですから、最新情報を常にチェックする必要があるのです。
入園希望を提出しておけばポイントに加味してくれる市町村区もあります。ホームページは新しい情報が掲載されていないこともありますから、役所に直接聞いてみることも大事ですね。
転園に必要な書類と手続きの方法
転勤先に居住予定である証明が必要
地域によっては、居住予定であるという証明書が必要なところもあります。転勤先での住宅を探す際に、入りやすい保育園があるところを居住地に決め、賃貸契約書を保育園関係の書類と一緒に提出するというわけです。
家を借りなければ保育園に申し込めず、家を決めたからといって保育園に入れる保証がないというのは大変なことですよね。住む場所を決めるのに保育園が影響してくるのです。
各市町村区によって必要な書類が違ってきますから、事前に調べて早めの対応が必要ですね。
転園のために準備しておく書類
転園先には、入園したときと同じ手続きが必要です。必要な書類は市町村区によって違ってきますが、おおよそは以下の書類になります。
・保育園入所、転園等申込書兼保育の必要性の認定に係る申請書
・就労証明書、就労予定証明書
・就労状況申告書(自営業の場合)
・入園、転園、あっせんに関する確認票
・子どもの健康状況申告書
・年間給与証明書、年間収入申告書
忙しいと思いますが、時間をうまく使って書類を揃えておくとすぐに対応できますね。
申請は転園希望前月の10日ころまでに行う
例えば、7月からの転園を希望したら、6月10日が締め切りで20日には結果が分かるというわけです。
年度中の転園は5月から翌年2月までになり、3月は受付をしていません。2月以降は締め切り日が市町村区によって違いますので、できるだけ早めに調べましょう。
転勤先が決まった時点で市町村区に連絡をして、住民票を移す前から手続きができるのかを聞いておくと早めの対応ができます。それぞれ対応の仕方が違いますし、転園の申し込みをした際にどこに住んでいたかが考慮されることがあるのです。