おしりふきは赤ちゃんに合うものを。選び方の基準とウォーマーの紹介
赤ちゃんのおしりはとってもデリケートです。一日に何度も排泄する赤ちゃんは、おむつかぶれを起こしやすくなっています。そっと拭いているつもりでも、荒れてしまうと心配になりますね。おしりふきは赤ちゃんに合うものを選びましょう。選び方の基準とおすすめのウォーマーを紹介していきます。
おしりふきは赤ちゃんの肌に優しいものを
赤ちゃんの肌がかぶれにくいもの
赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの厚さしかないため、刺激や乾燥に弱い状態です。おむつ替えの度におしりふきを使うため、肌への刺激が少ないタイプを選ぶ必要がありますね。
おしりを拭くときの摩擦による刺激は、おむつかぶれの原因になります。強く拭かなくてもよいもの、肌当たりの柔らかいものを選ぶとよいでしょう。
また、おしっこやうんちの拭き残しがあるとかぶれる可能性があります。軽い力でしっかりと汚れが拭き取れるようなおしりふきを選びたいですね。
アルコールやパラベンの使用の有無
特に気をつけたいのは「アルコール」と「パラベン」です。アルコールは殺菌作用があってよいという反面、赤ちゃんの肌には刺激が強すぎる場合もあります。パラベンは防腐剤としての効果がありますが、赤ちゃんにとっては有害物質と考えた方がよいかもしれません。
アルコールやパラベン以外にも、「PG(プロピレングリコール)」や「安息香酸」など、「有害」「アレルギー物質」といわれる成分が含まれているおしりふきは意外と多いので、成分表示を確認することをおすすめします。
手触りや水分量も大切
また、水分量だけでなく、手触りも大切です。何度も使うからには、柔らかくて刺激の少ないふんわりとした手触りのものを選びたいですね。
おしりふきに凹凸加工が施されていると、うんちを拭き取る際にスムーズですよ。手触りや水分量は、記載されている文言で判断するよりも、ママ自身が数種類試してみて自分で「これが柔らかくて使いやすい」というものを選択するのがよいでしょう。
ママの使いやすさから選ぶときには
使いやすいのは厚手か薄手か
しかし、薄手のおしりふき1枚では、赤ちゃんのベタベタうんちを拭き取ることは難しいでしょう。一回のおむつ替えに3~10枚程度使うことになるため、結果的に厚手のおしりふきを選んだ方がコスパがよくなることもあります。
厚手のおしりふきなら素材がしっかりしているため、少ない枚数でもしっかりとうんちを拭くことができます。おむつ替えに不慣れなパパでも、手にうんちがつくことなくおしりを綺麗にできるでしょう。おしっこだけのときは薄手タイプ、うんちのときは厚手タイプなど、用途によって使い分けてもよいですね。
トイレに流せた方が便利かどうか
うんちをしていると分かったら、あらかじめトイレットペーパーを用意しておいて、流せるタイプのおしりふきでうんちの処理をしたらトイレットペーパーに包んでそのままトイレに流してしまいましょう。おむつに残ったうんちも流せるおしりふきでできるだけ取ってしまえば、ゴミのにおいもかなり抑えられます。
ただし流せるタイプは強度がないため、少々使いにくいという欠点があります。さらに1枚当たりのコストも割高なので、普通のおしりふきと併用するとよいでしょう。
汚れがしっかりと拭き取れる水分量か
また、赤ちゃんがうんちをしたことに気づかず、しばらく経ってからおむつ替えをすると、うんちが乾いておしりにこびりついてしまうことがあります。こびりついたうんちを拭き取るには何度もこする必要があるため、赤ちゃんのお肌にダメージを与えることになりますね。
そんなときでも厚手で水分量の多いおしりふきなら、うんちのついたおしりに数秒間当てておくことで、固まったうんちが柔らかくなって拭き取りやすくなりますよ。
汚れが落ちにくいときに便利なウォーマー
コットンにお湯をつけるだけの低刺激タイプ
また、汚れを拭き取るために何度もこすると「おしりが痛くてイヤ」と思うかもしれません。デリケートな赤ちゃんをできるだけ刺激しないためにも、状況に応じて「ウォーマー」を使うとよいですよ。
赤ちゃんのおしり用ウォーマーにはいくつか種類があります。厚手で柔らかいコットンをお湯に浸して使うタイプなら、低刺激でお肌の弱い赤ちゃんにも安心して使うことができます。おむつかぶれなど、肌荒れがあるときはおすすめですよ。