ママの再就職に有利な資格!ワーママデビューをスムーズにしよう
小さな子どもを育てながら仕事も両立しているワーママも最近では珍しくなくなりました。でも、妊娠や出産をきっかけに仕事から離れてしまったママもたくさんいますよね。今回は、子育てが少し落ち着いてきて、また働きたい!と思っているママの再就職について、有利な資格などをご紹介します。
人手不足でママが再就職しやすい資格とは
介護業界で生かせる介護職員初任者研修
具体的にママが再就職しやすい職種と、持っていると有利な資格はどのようなものがあるのでしょうか?
【介護職員初任者研修】
超高齢化社会の日本で、介護業界は常に人手不足の状態です。介護の仕事には主に「生活援助」と「身体介護」の二つがあります。
掃除や洗濯、料理などをする「生活援助」は資格がなくても大丈夫ですが、食事、入浴などで利用者さんの体に触れる必要がある「身体介護」をするためには資格が必要になります。
介護職員初任者研修の資格は3カ月程度で取得が可能ですよ。
子育て経験を活用できる保育士
共働きの世帯も増え、保育園や保育士が足りていないので社会的な需要が高い職種です。待機児童の問題もよく耳にしますよね。実際に、仕事をしたくても子どもが入園できる保育園が見つからないという経験をしたママもいると思います。
保育士になるには専門の学校に行く必要があるのではないか?と思われることが多いですが、実は年に2回実施される国家試験に合格すればよいのですよ。
資格を持っていると、保育園だけではなく児童福祉施設や企業内保育、院内保育、乳児院、託児ルームなど多くの場所で重宝されるので働き口が広がります。
自身の出産や子育ての経験を生かすことができ、勤務時間も選べるので専業主婦に人気の仕事です。
ドラッグストアなど勤務地が多い登録販売者
薬局やドラッグストアで、一般用医薬品(第2類・第3類に限る)の販売を行うための専門資格です。一般用医薬品とは、医師による処方箋がなくても買うことができる医薬品のことです。
2009年に誕生した比較的新しい資格で、この資格所有者がいれば薬剤師が不在でも9割以上の一般用医薬品を販売することができます。
この登録販売者の資格を取るには、年に1回実施される国家試験に合格する必要がありますが、実務経験や年齢制限などの受験資格はありません。
薬局やドラッグストアによっては、資格手当があったり、時給を高めに設定してあったりするところもあるので、しっかり家計を助けることができ、勤務地が多いのも嬉しいですね。
資格取得は大変でも就職率も収入もよい資格
長く働けて仕事もたくさんある看護師
【看護師(国家資格)】
人の命に関わるので専門性が高く、そのぶん給与面では恵まれている職種です。看護師は病院やクリニックだけではなく、介護施設や保育所などでも需要があり、60代以上でも現役で活躍できる職種でもあります。
看護師の資格を取るには年に1回の国家試験に合格しなければなりませんが、その試験を受けるためには受験資格(看護系の学校で必要学科を修め、卒業見込みがあることなど)が必要です。
資格取得までは大変な努力が必要ですが、子育てをしながら看護師を目指す30~40代の女性も少なくありません。
独立も夢じゃない!士業の資格
弁護士などの超難関な資格もありますが、受験資格が比較的緩く、勉強時間がしっかり確保できれば誰でも挑戦できる資格もありますよ。
【社会保険労務士】
企業で「労働・社会保険に関する諸問題」を解決したり、「年金の相談」に応じたり、業務の内容は広範囲です。受験資格(学歴、実務経験、国家試験合格)を取得したうえで、試験に合格する必要があります。
【行政書士(国家資格)】
官公庁に提出する書類の作成や提出代行をはじめ、業務内容は幅広いです。受験資格は特になく誰でも試験を受けることができます。
住宅系や金融系に強い宅地建物取引士
不動産取引の専門家です。不動産の取引はとても高額ですが、内容が複雑なので契約上のミスなどによってお客さまの不利益とならないようにしっかりサポートすることが宅建士の重要な仕事の一つです。受験資格はないので、主婦でも再就職やキャリアアップのために挑戦できますよ。
不動産関係の資格には「マンション管理士」や「管理業務主任者」「土地家屋調査士」などたくさんの資格があります。その中でも宅建士の資格は人気が高く、建築業界や金融業界でも役に立つ資格です。
さらに、この資格はプライベートでも役に立ちます。マイホームを建てるときや、賃貸物件の入退去のときにも、宅建士の知識を生かすことができるのです。
資格取得をするための勉強時間の作り方
子どもが寝た後や起きる前に勉強する
子どもが幼稚園や小学校に行っている場合は昼間にまとまった時間を確保することができますが、未就園児の場合は子どもが寝ている間ぐらいしか、まとまった時間は確保できません。
朝型なのか夜型なのか自分が得意な時間帯を見つけて、無理せず続けられる時間帯に勉強できると効率的ですよ。
・朝型の場合
夜8時に子どもと一緒に眠ってしまい、朝4時に起きて2時間ほど勉強する。
・夜型の場合
夜7時半~8時に子どもを寝かせたあと、2時間ほど勉強する。朝6時に起床。
どちらの例でも8時間の睡眠はできるのでおすすめですよ。