
テレワークにはどんな職種があるの?子育てママが働きやすい仕事とは
最近は「テレワーク」という言葉をよく耳にします。しかし「会社に行かなくても家や別の場所で仕事ができる」という漠然としたイメージはあっても、どのような仕事があるのかをはっきり知らないママもいるのではないでしょうか。そこで、テレワークのメリットやデメリット、職種や探し方などをご紹介します。

目次
- 子育てママがテレワークで働くメリット
- 子育て中もキャリアを諦めずに働ける
- 家事や育児との両立がしやすくなる
- パパの転勤時なども継続して仕事ができる
- 具体的にどんな職種があるのか見てみよう
- WebデザイナーやWebライター
- システムエンジニアやプログラマー
- データ入力やテープ起こし
- テレワーク勤務を開始する前に行いたいこと
- 仕事と家庭のタイムスケジュールを考える
- 作業環境やWebカメラなど設備を整える
- 家族にもテレワークについて理解してもらう
- テレワークができる仕事の探し方
- クラウドソーシングから探す
- テレワークを導入している企業に入社する
- エージェントに登録する
- テレワークのデメリットも理解しておこう
- 会話の機会が少なく、孤独を感じる場合も
- 働きすぎてしまう可能性がある
- 子どもがいると業務に支障が出る場合もある
- まとめ
子育てママがテレワークで働くメリット

子育て中もキャリアを諦めずに働ける
最近では、育児などによる退職は、本人だけでなく企業にとっても大きな損失になると考えられるようになってきました。そのような中、国はICTを利用した、時間や場所を柔軟に活用できるテレワークを働き方改革の一環として推奨するようになっています。
特定の場所や決まった時間に出向かなくてもよい働き方は、仕事をすることを諦めていたママにとって、またとない助けとなるでしょう。
家事や育児との両立がしやすくなる
平成30年の内閣府男女参画局の調査によると、第一子出産前後に退職するママの割合は46.9%、第二子は21.9%です。このうち「育児と仕事の両立が大変になった」が退職理由の半数を占めていました。
大変になったと感じる理由には、保育園の送り迎えなどによる業務時間の制限、子どもの病気への対応、家事・育児・仕事をこなすための体力や精神的なつらさ、パパの協力が期待できないことなどが挙げられるでしょう。その点、テレワークはそれらの負担を軽くし、家事や育児と仕事との両立がしやすくなります。
パパの転勤時なども継続して仕事ができる
このようなとき、テレワークを導入している会社や個人でテレワークの仕事をしているママなら、そのまま仕事を継続できます。これは国内だけでなく、海外転勤でも同じことです。また、転勤だけでなく両親のいる地元に帰らなくてはならなくなった場合も同様のことがいえるでしょう。
知らない土地や求人の少ない地域に転居せざるを得なくなったときに、ずっと続けている仕事をそのまま継続できれば、新しい土地での生活に対する不安も少しは軽くなるのではないでしょうか。
具体的にどんな職種があるのか見てみよう

WebデザイナーやWebライター
一方、Webライターは、Web上に公開される文章を書く仕事です。クライアントが決めたテーマや文字数、ルールに従って執筆していきます。記事の内容はネットや書籍で調べて書くだけでなく、専門家や該当者へのインタビューを文字にしたり、自分の経験や専門性を文章にしたりするなど様々です。
共通しているのは、パソコンがあれば仕事ができることと、資格が必要ないところでしょう。
システムエンジニアやプログラマー
システム開発の流れは次のとおりです。
1.要求分析(SE):利用者が求めるものを明確にする
2.要件定義(SE):利用者の要求に対し、実装する機能、満たすべき性能などを明確にする
3.基本設計(SE):製品の概要を決める
4.詳細設計(SE):基本設計をもとに実際にプログラムを作る細かい工程を決める
5.実装工程(PG):実際に動くようにプログラミング言語で作成したり、機能を追加したりする
6.テスト(SE、またはSEとPG):実際に使う状況や設定でテストをする
データ入力やテープ起こし
テープ起こしは、ボイスレコーダーや動画の音声を文字化する仕事です。テープ起こしには「素起こし」「ケバ取り」「整文」と種類があり、どれを求められるかはクライアントにより違います。単に聞こえたとおり文字にするだけではないため、要望どおりに仕上げるにはテープ起こしの基本を知った上で経験が必要です。
パソコンとネット環境があればできるデータ入力と違い、テープ起こしはヘッドフォンや専用の再生ソフトなどを用意する必要があります。