パートで働くママの給料が知りたい!時給の相場や社会保険の壁も確認
パートで働くママも多くいますが、いったいどのくらいの収入を得ているのかは、仲よしのママ同士でも聞きにくいですよね。ママがパートで働く場合、時給はどのくらいなのか、時給が高い仕事はどのような仕事なのか、といった部分をご紹介します。働くときには、いくつかの「壁」の存在についても知っておきたいことですね。
パートタイマーの時給相場は?
パートの平均時給は1,000円前後が目安
パートの時給は地域や職種などによっても異なりますが、リクルートジョブズが調べた結果では、2007年4月の平均時給は928円ほどでしたが、2018年11月の時点では、1,052円まで上がってきています。つまり、1,000円前後が目安といえますね。
この平均時給は三大都市圏と呼ばれている地域のものなので、地方によっては平均時給が少し低めになります。同じ地域、時期でも、専門性が高い仕事は時給も高めになっています。
夜10時以降は時給が25%アップに
たとえば、昼間の時給が1,000円だった場合、夜10時以降翌朝5時までの時給は1,250円になります。昼間に比べて25%時給がアップする250円分が、深夜手当になります。職場によって記載の仕方に違いがあるかもしれませんが、昼間のパートの時給よりも、深夜のパートの方が短時間でも効率的に稼げるといえますね。
コールセンターやレジャー施設は高時給
2017年頃とデータは少し古くなりますが、レジや販売系の職種全体の平均時給が1,027円の頃、コンビニやスーパーのレジといった一般小売業の販売スタッフの平均時給は1,000円以下でしたが、同時期のレジャー施設スタッフやイベントスタッフの平均時給は1,000円を超えていました。さらに、パチンコ店や遊技場のスタッフになると、平均時給は1,200円を超えてきます。
事務系の仕事でも、ママに人気が高い一般事務の平均時給は1,082円ですが、コールセンタースタッフは1,271円とかなり高くなります。これは一般事務に比べると、コールセンターの方が幅広い専門知識が必要になるためです。
パートママのいろいろな働き方を紹介
幼稚園に行っている間に短時間だけ働く
短時間でも、時給900円で1回4時間、週に2日間働いた場合には21,600円稼げますし、週に4日間働いた場合には43,200円稼げる計算になります。
ただ、3時間や4時間といった短時間の仕事はなかなか見つからないのでは、と思うママもいるかもしれませんよね。職種を選ぶとなかなか見つけられませんが、働く時間や曜日などに絞って探していくと、たくさん見つかりますよ。
税金を考えると扶養内がお得
ただ、ママが頑張ったために、税金を納めなければならなくなったり、パパが会社員や公務員として働いている家庭の場合、パパの扶養家族としての控除を受けられなくなったり、パパの社会保険に扶養家族として加入できなくなったりします。
「103万円の壁」や「130万円の壁」といった言葉を聞いたことがあるママも多いと思います。詳しくは後ほどご説明しますが、一定以上の収入を得てしまうと、損をしてしまうことがあります。
短時間しか働けないママの場合、税金や社会保険のことを考えると、パパの扶養内で働いた方がお得になります。
月100時間ほどであれば両立しやすい
ママが家事と仕事の両立させるためには、週5日間働く場合だと、1日5時間程度の勤務で、月100時間ほどまでに抑えるとよいといわれています。
実際にはパートで働く方の平均労働時間は月89時間ほどで、フルタイムで働く人の勤務時間に比べると、大よそ6割程度の勤務時間に抑えている方が多くなっています。時給900円で、100時間の勤務をすると月90,000円の収入となり、扶養範囲を超えてしまうため、勤務時間を抑える必要があるのです。
パートをする上で気になる壁は?
所得税や住民税がかかる年収
「103万円の壁」と呼ばれるのは、所得税を納めることになる収入のラインです。年間の収入が1,030,000円を超えると、所得税を納める必要が出てきます。また月の収入が88,000円を超えた場合、所得税が源泉徴収されます。103万円の壁の範囲内の年収であれば、年末調整で所得税は還付されます。
一方、住民税の方ですが、住民税を支払うことになる収入のラインは、都道府県や市区町村によっても異なりますが、多くのケースで1,000,000円がそのラインとなります。