子どもとフラッシュカードを始めよう!親子で楽しむ知育カード
園や幼児教室でも取り入れられていることも多いフラッシュカード。子どもの脳を育てるといわれているけど、一体どんな効果があって、どうやっているのでしょう。フラッシュカードの基本から、デメリットまで、気になるフラッシュカードのいろいろについて紹介します。
子どもの脳を刺激する「フラッシュカード」
フラッシュカードって?
近年は、幼児教室だけではなく、園などでも取り入れられており、ひらがなやアルファベットなど文字だけではなく、動物や食べ物などのイラストが描かれたものなど種類も豊富です。
カードを素早くめくって見ていくため、考える余地がなくなり、直接視覚的に入ってきたカードの情報が、五感を通して右脳に入り、そのまま瞬間的なイメージや感覚として記憶されます。多くの知識を得ると同時に、毎日の繰り返しの中で長期記憶にもなっていきます。
フラッシュカードの効果
フラッシュカードでは、カードによる視覚的な情報とともに、読み上げの言葉が子どもに伝わります。動物の名前や果物、いろいろな言葉を聞く中で、絵と言葉を関連付けて覚えることができ、語彙も増えていきます。たくさんの情報を素早く、インプットしていくことで、右脳の働きが活性化していきます。
物事を理屈で考えず、直感やひらめきで生活をしている小さい時期だからこそ、右脳を活性化させることで、感性が豊かになり、考える力や判断力、ひらめきや発想力を伸ばすことができます。この力は、将来子どもの可能性を広げることに繋がります。
デメリットはないの?
・大人が読み上げるのを見ているため、一方的に情報を与えている状態になり、受け身になりやすい
・受け身になりがちのため、好奇心や自主性があまり見られず、元気がないようにみえる
・ひらがなやカタカナが早く読めるようになっても、成長していく中で周りと一緒になってしまう
・親の期待値が高くなり、思ったような結果が出ないと、親が不安になったり、叱ってしまったりするケースが出てきて、子どもに大きなストレスの原因に繋がりやすい。
必ずしもフラッシュカードだけが原因ではないですが、デメリットもあることを理解した上で、適度な取り組みが大切です。
フラッシュカードを使って親子で遊ぼう!
フラッシュカードは家でもできる?
自宅でやる場合は、本来の早期教育的としての育ちには、大きな効果は期待できないかもしれません。ただ、カード自体は、親子で楽しむコミュニケーションツールとして活用できます。
すでに様々な種類のカードが市販されており、自作することもできるので、気軽に取り入れることができますよ。次からは、自宅でできる、親子でゆるく楽しむフラッシュカードのやり方やポイントを紹介します。
家で行うときのやり方とポイント
<やり方>
1、テーブルを挟んで子どもと向かい合う
2、大人が片手にカードを胸の位置に持つ
3、一番後ろのカードを指先で持ち、一番前に移動させ、前に来た瞬間にカードの名前を言う
4、1~3を繰り返す
大切なのは、子どもに無理強いさせないことです。嫌がっていたら別日にするなど、楽しい雰囲気を意識しましょう。集中してできたら「できたね!」と褒めて、またやりたいと思ってもらうことが大切です。
手作りカードで始めてみる
<作り方>
1、インターネットにあるフリー素材や図鑑などから好きなものの写真やイラストを印刷、画用紙に貼り付ける
2、画用紙の裏面に写真、イラストの名前を書く
子どもがまだ小さい場合、A5やB5サイズなど大きめのカードの方が見やすいです。子どもの成長に合わせてサイズを小さく変えていきましょう。枚数も最初は5枚くらいでよく、慣れてきたら増やすようにするといいです。
フラッシュカードはどれがいい?
どんなカードを選べばいい?
どれを使ってもよいですが、小さいうちであれば、動物や食べ物など身近なもののカードがおすすめ。動物園や水族館、スーパーなどに遊びに行くときに、図鑑がわりとして持って行くこともでき、カードをもっと楽しめます。
フラッシュカードは毎日続けることが大切なので、途中で飽きないように、子どもが楽しめる、興味を持てるものを選びましょう。