教育方針を幼稚園にうまく伝えるには?家庭の教育法を簡潔に書く方法
幼稚園への入園願書や面接の際に、家庭での教育方法について聞かれることが多くあります。大切に育てているけれど、問われて急に答えられるか心配ですよね。家庭の教育方針を幼稚園にうまく伝える方法を知って、希望の園にしっかりと志望のアピールをしましょう。
入園を機に考えたい「家庭の教育方針」
家庭内での子どもの様子や親の姿勢が表れる
入園願書や面接の際には、家庭の教育方針や園への希望などを聞かれることがあります。入園を機に夫婦で「家庭の教育方針」について考えてみるとよいでしょう。教育方針には、家庭内での子どもの様子や親の姿勢が表れます。
普段子どもと接するときに心掛けていることや、将来どんな人物になってほしいかなど、パパとママがそれぞれに書き出してみるのもよいかもしれません。伝えた内容について、幼稚園側から質問されることも想定しながら、具体的かつ正直に答えられるように考えをまとめておきましょう。
子どもに対する教育法を見直す機会にもなる
どんな教育法にしても、大切なことは「夫婦の意見が一致しているかどうか」ということです。パパとママでそれぞれに言っていることが違っていては、子どもにとってストレスになるでしょう。
家庭での教育方針を見直して、夫婦共通の認識を持っていることは、今後の小学校、中学校、高校、大学といった長い就学期間を乗り越えるうえでも重要なポイントになります。ゴールとなる目標が決まっていれば、そこに到達するまでの進路がおのずと見えてくるでしょう。
幼稚園の教育方針とズレがないかどうか?
我が子に合った園を望んでいるのであれば、家庭と幼稚園、双方の教育方針にズレがないかどうかを考える必要があるでしょう。
自然の中でのびのび過ごすことを大切にする園、きちんとイスに座って人の話が聞けるように指導する園、子どもひとりひとりの個性を伸ばす園など、様々な特徴を持つ幼稚園の中で、夫婦が考える教育方針に近い園はどこなのか、よく考えた上で園のカラーに合った教育方針であることをアピールしたいですね。
「家庭の教育方針」を考えるヒント
挨拶などの生活習慣のしつけを第一に
幼児期の子どもがまず身につけておきたいのは、挨拶などの基本的生活習慣といえます。運動が得意になってほしい、字が読めるようになってほしいなど、ママの期待は尽きないかもしれませんが、幼児期は将来の人格を形成する基礎となるべき重要な時期です。
先を急ぐよりも、まずは人として最低限必要なマナーや習慣などのしつけを第一に考えましょう。幼児期に「ごめんなさい」や「ありがとう」が自然と言えるように教育しておくことは、子どもの将来にとっても大切なことです。
人との関わりで必要な道徳心に関すること
社会性を身につけるなら、幼児期にたくさんの人との関りを持って、道徳心を養うことが大切です。ママと子どもの愛情関係、信頼関係をしっかりと築いていくと同時に、家族以外の人と接することで、我慢しなくてはいけないこと、思いやりを持って接する必要があることを学びます。
子どもの道徳心は、基本的にはパパやママのお手本を見て養われます。普段から思いやりのある態度で過ごすように心掛けていることが、家庭の教育方針にもなるでしょう。
心身ともに健全でいられるような心掛け
そして健全な心を育てるためには、パパとママがいつもポジティブな声掛けをするようにしたいですね。子どもができないところを責めるのではなく、できるところを褒めて、認めて伸ばしていくよう心掛けましょう。
子どもが健全に成長していくには、食事や睡眠といった体に必要な栄養と、家族からの愛情という心の栄養が必要です。心と体の栄養が満たされることで、すべての基礎となる部分が作られていくでしょう。