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出産の歴史について学ぼう!昔の出産方法や海外の歴史も紹介

出産の歴史について学ぼう!昔の出産方法や海外の歴史も紹介

医療の発展により選べるようになった出産法

ママが安心できる「立ち合い出産」

昔、出産は「ケガレ」とされ、一部の人たちだけで取り扱われてきました。近年ではそのような考え方がなくなり、「パパと一緒に出産にのぞみたい」と考えるママや、「少しでもママのサポートがしたい」と考えるパパ、そして「赤ちゃんが誕生する喜びを2人で分かち合いたい」と考える夫婦が多くなりました。

そうして始まったのが「立ち合い出産」です。ママはパパがそばに居てくれることで安心して出産にのぞめ、パパは産みの苦しみを知り赤ちゃんの誕生に立ち会うことで、パパとしての実感を得ることができるとされています。

出産はママが1人で頑張る時代から、夫婦2人で乗り越えるものに変化したのですね。これにともない「母親学級」として開催されていた産前の講習が、「両親学級」と名前を変え、パパの参加を促す施設も増えました。

リラックスしやすい「フリースタイル出産」

医療技術の発展により、出産方法の選択肢も広がりました。以前は医療的な処置のしやすさから、分娩台の上であお向けに寝て出産するスタイルが主流でしたが、現在ではママが楽な体勢で出産にのぞめるところが増えています。

このように分娩台に拘束されず、希望の体勢で出産することを「フリースタイル出産」と呼び、中にはより楽な姿勢がとれるようにと、分娩台を設置せず、畳の部屋で出産ができるところもあるようです。

フリースタイル出産には、ママがリラックスして出産にのぞめるだけでなく、分娩を促進する効果や血流の減少を防ぐ効果など、出産時にかかる負担を軽減するメリットも期待できるといわれています。心身ともにメリットの多い出産方法ですから、今後取り入れる医療機関もますます増えるのではないでしょうか。

年々増加している「無痛分娩」

アメリカでは6割以上、フランスにいたっては8割以上の妊婦さんが「無痛分娩」を選択しています。近年日本でも広がりを見せていますが、その数はまだ1割未満です。

これには「痛みを耐えて生むのが美徳」という日本の風潮が大きく関わっているほか、無痛分娩での医療事故に不安を覚えているママも多いといわれています。

無痛分娩には痛みを和らげることで出産への恐怖心を取り払えるメリットや、緊張による疲れが出にくく、産後の回復が早くなりやすいなどのメリットがある一方、麻酔による合併症のリスクや、出産費用が高額になるなどのデメリットもあるため、悩むママも多いでしょう。

無痛分娩を希望するママは、色々な医療機関で話を聞き、実績を確認するなどして、信頼できるところを選んでくださいね。

まとめ

現在の日本では、出産で命を落とす危険性は低くなりました。しかし、妊娠高血圧や妊娠糖尿病などがあるとリスクは高まってしまいます。

出産には医師や助産師といった医療関係者のほか、パパや両親など、多くの人が関わりますが、赤ちゃんを産むのはほかならぬママ自身です。

安全して心から満足できる出産をするためにも、どんな場所で産むか、どんなスタイルで産むか、バースプランをしっかり立てて、万全の体調でお産に挑んでくださいね。
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