【宮城】観光地で楽しむこけしの絵付け体験「みやぎ蔵王こけし館」
家族で楽しめる観光スポットが複数ある宮城県の蔵王町。そのスポットのひとつ「みやぎ蔵王こけし館」では、世界一の本数を誇るこけしの展示や子どもと一緒にこけしの絵付け体験をすることができます。伝統こけしの工人さんのろくろ挽きも間近で見られる、こけしがいっぱいの施設を紹介します。
自然に囲まれた蔵王町にある魅力的なスポット
ファミリーでのお出かけやデートに最適
仙台中心部から車で約1時間の位置にある大自然に囲まれた蔵王町には、観光スポットが多数あります。昔は湯刈田とも呼ばれた温泉街「遠刈田温泉」、湖面がエメラルドグリーンと神秘的な蔵王五色岳にある火山湖の「御釜」など、子どもだけでなく大人にも魅力的なスポットがあります。
他には、子ども連れに人気の約100ヘクタールある牧場「蔵王ハートランド」があり、動物とのふれあいやチーズ、アイスクリームなどの手作り体験をファミリーで楽しめます。
また宮城蔵王エリアは、みやぎ伝統こけしの系統「遠刈田こけし」や「弥治郎こけし」の工人さんを多数輩出した地域になります。
展示本数5,500本は世界一
昭和59年のオープンから伝統こけしや木で作られた木地玩具が多数展示されている「みやぎ蔵王こけし館」。胴体に重ね菊や菊の変化した模様で、頭の部分が比較的大きく赤い放射状の飾りや、おかっぱ頭が特徴の遠刈田系こけしを中心に、大小さまざまな大きさのこけしが5,500本あり世界一の展示数を誇っています。また木地玩具や当時使っていたロクロの紹介なども行っています。
他にも作業風景を間近で見られる遠刈田系こけし工人の実演コーナーや親子で参加できる絵付けの体験コーナーもあります。
入館料は大人300円、子ども(小・中学生)150円、未就学児は無料となっています。また、施設内はフラットな作りで、ベビーカーの乗り入れも可能です。
工人さんが教えるこけしの絵付け
筆を使った本格的な体験ができます!
館内では、こけしの展示とともに絵付け体験ができます。体験は予約優先ですが当日受付もしています。体験時間は9:00〜11:00の午前の部と13:00〜16:00の午後の部となっており、長期休みには団体客の予約などが入る場合があるので、事前に電話予約をしておくことがオススメです。
体験は、施設内にある工人さんの実演を近くで見られる工房にて行います。基本的な形の約18センチの六寸こけしか、蔵王町観光PRキャラクター「ざおうさま」を形どったざおうさまこけしの2種類から選べ、どちらのこけしも体験料は1本750円となっています。
絵付けは、実演コーナーでこけし作りを行っている遠刈田系のこけし工人さんが、直接レクチャーをしてくれます。木地にしみこまない筆の使い方やコツを教えてもらいながら自由に白木に絵を描いていきます。
染料は伝統こけしの工人さんと同じように黒、赤、緑を使って筆で絵を描きます。子どもが間違って舐めてしまっても安全なものを使っているので、小さな子どもでも安心して参加ができますよ。