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DINKsは生活費にどのくらい使う?貯金ができないお金事情とは

DINKsは生活費にどのくらい使う?貯金ができないお金事情とは

子どもを育てるには、なにかとお金が必要です。夫婦二人のDINKsならば、子どもに使うお金を貯蓄に回せるので、老後などの心配がなくてよいと考えるかもしれません。けれども本当にそうでしょうか?今回はDINKsと子育て家庭の生活費を比較し、子育て家庭の無理のない貯蓄のしかたについて考えていきます。

DINKsと子育て家庭との生活費の比較

DINKsの生活費は月181,535円

総務省による2016年の調査では、30代の共働き夫婦の平均収入は466,502円でした。DINKsの月の平均的生活費である181,535円なら、かなり余裕がありますよね。

しかし、この生活費には住居と車両費が含まれません。DINKsの住居費の平均は70,000円、車両費は14,206円といわれていますが、これは地域や価値観で差があるからです。

住居と車両費を合わせて100,000円ほどで、冠婚葬祭や旅行などのイベント費用が1年に約300,000円と仮定しても、30代DINKsの平均的収入なら10年で16,800,000円ほど貯められます。

10年間貯蓄して住宅購入の頭金にすれば、返済金額や年数に無理のないローンが組めるでしょう。

子育て家庭の生活費は月236,717円

この生活費は子どもが1人という設定で、住居と車両費は含まれません。30代の平均的収入の共働き世帯と仮定して、住宅費と車両費の合計をDINKsのときと同じ約100,000円とすると、貯蓄額は約130,000円弱です。

DINKsと同じ、1年で300,000円を冠婚葬祭やイベントで支出したとすると、10年で13,600,000円貯蓄できる計算です。しかし、子育て世代は子どもが成長するほど教育費がかかり、順調に貯蓄できるとは限りません。

子どもが成長したり家族が増えたりすれば、広めの家が必要になるかもしれません。子どもを養うだけでなく、できればある程度は老後資金も貯めたいですよね。

子育て家庭の方が貯蓄を真剣に考えるのかもしれません。

子ども1人で生活費は月29,000円増

2003年の総務省の調査を元にしたデータによると、子ども1人では、教育費を除いた生活費が22歳になるまでに総額約7,750,000円、1カ月では約29,000円かかるといわれます。

教育費については、あるデータによれば、幼稚園から大学(文系)まですべて公立で約7,930,000円、すべて私立で約12,650,000円かかるといわれます。子ども1人を22歳まで育てるのに、すべて公立でも約15,680,000円かかることになります。

子どもが増えた場合、単純に1人目の教育費を除いた生活費×子どもの数ではなく、少し減るようです。しかし、教育費は子どもの適性や希望によって、どれくらいかかるかは未知数といえるかもしれません。

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DINKsの生活費はどの項目が高くなる?

収入の多いDINKsは家賃が割高

よく、家賃は収入の1/3までが適切といわれます。しかし、もし額面上の収入の1/3を家賃に使っているとすると、思ったより生活費が使えないかもしれません。収入にもよりますが、社会保険料や所得税、住民税がだいたい2割以上は引かれるからです。

たとえば、夫婦で額面の月収が300,000円ずつの場合、手取りは230,000円くらいずつだといわれます。家賃を額面の給料の1/3である200,000円にすれば、残りは400,000円ではなく260,000円ほどですね。

しかし、DINKsは通勤に便利なことを優先し駅から近いマンションなどに住む人も多いです。夫婦でたくさん稼げば、家賃が割高でも毎日の生活費には困らないのかもしれません。

外食の多いDINKsは食費が高くなる

夫婦2人がフルタイムで仕事をしていれば、残業で遅くなったり疲れてしまったりする日もあります。そんなときは外食や市販のお惣菜が便利ですよね。

けれども、子育て家庭は子どもの数だけ1回の外食費が増えます。食育や栄養バランスを考え自炊するところも多いでしょう。しかし、DINKsの場合1回の外食費は夫婦2人分だけですみます。子どもの食育を考える必要もありません。

ゆっくりと食事ができる外食は、DINKsにとって夫婦の貴重なコミュニケーションの場かもしれません。すべての年代の子育て家庭では、食費の中で外食費が占める割合が21.8%なのに対し、DINKsではどの年代でも29.4~37.1%と、高い割合になっているというデータもあります。

生活に余裕のあるDINKsは固定費が高い

家計のスリム化には、保険などの固定費の見直しが必要といわれます。生活に余裕があるDINKsは、あまり気にせず高額な生命保険や携帯料金プランにしている場合があります。

なんとなく不安でいろいろな保険に入ったり、勧められて高額プランにしたりということもあるようです。しかし、携帯プランが合っていないこともありますし、保険に入るより貯蓄をした方がよい場合もあるのです。あまり通わないスポーツジムの代金や、なくても困らない車の維持費などもあるかもしれません。

固定費は家計を圧迫しやすく、子育て家庭では慎重に吟味します。しかし、子どもの教育費が不要なDINKsは、自分へのご褒美や健康維持のために、気軽に固定費を増やす傾向にあります。

DINKsと子育て家庭のお金事情とは

DINKsは生活レベルの割に貯蓄は少なめ

安定した高収入があるDINKsの中には、あまり貯蓄を考えない人たちもいるでしょう。先ほどお話した給料から引かれる社会保険料には、老後にもらえる厚生年金も含まれます。退職金が高額なら老後のために貯蓄する必要性を感じず、生活レベルの割に貯蓄が少ないこともあります。

子どもの教育費もDINKsには不要です。旅行や趣味など、給料のすべてを自分たちのために使うことが可能になります。

しかし、安定した収入が必ず続くとは限りません。リストラ、親の介護、病気で働けなくなる、そして、子どもを授かる可能性もありますよね。子どもの教育資金は、夫婦2人の時代に貯めておいた方がよいといわれます。

万一のために、無理のない金額での貯蓄が必要かもしれません。
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