早生まれの人の干支の考え方。占いでの注意点や干支との付き合い方
早生まれの人の干支は前年のものになると聞きますが、本当はどう考えるものなのでしょうか?早生まれの人が干支で占いをするときはどう考えたらよいのでしょう?干支の考え方を調べて、早生まれの子の占いでの注意点や干支との付き合い方をまとめてみました。
生まれた月によって違う?干支の考え方
実は2つの説がある干支の考え方
この十二支の他に十干と呼ばれる「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」があるのを知っていますか?十干とは、万物を構成しているとしている五行と陰陽道が結びついたと考える中国古来のものになります。
この十干と十二支を組み合わせたものも干支といわれています。こちらは、十二支と十干を組み合わせるので60種類にもなるのです。60年に一度だけ自分の干支が巡ってくるのですね。
干支と旧暦の関係を知ると理解できる
太陰太陽暦とは、月の満ち欠けで暦が決められていて、新月になる日をその月の1日としていました。そのため、現在の暦の太陽暦とは少しずつズレが生じてくるわけです。
干支は太陽暦で考える方法と、旧暦(太陰太陽暦)で考える方法があります。旧暦では立春前後が元旦になりますので、現在の太陽暦に旧暦を当てはめてると、1月1日から旧正月の前日までは前年の干支になってしまうのです。
伝統行事や占いなどは旧暦で行われることがあるため、早生まれの人はどちらで考えたらよいか分からなくなってしまうのですね。
節分を基準に干支が変わる?
旧暦では立春が元旦、節分が大晦日にあたる、と聞きますが、必ずしもそうとは限りません。
二十四節気は、現在の暦に近く太陽の位置を元に計算された日付です。一方、旧暦は先で述べましたように、月の満ち欠けで決める太陰太陽暦。そのため、必ず立春の日ぴったりに新月(1月1日)になるわけではないのです。
つまり、「節分を基準に干支が変わる」というのは旧暦と二十四節気が混同して考えられた結果で、旧暦の大晦日はその年によって異なります。
早生まれの人の干支を使う占いは要注意
占いの種類によって使う干支が変わる?
干支を元に占われている占いの中で、占いの欄の注意書きに早生まれの人の干支をどのように考えるか書いてあることがありますよね。占いの意図として、生まれた日をどのように扱うかをきちんと考えていますので、注意書きがある場合は、それに従うのが一番分かりやすいかもしれません。
占いの結果ばかりが気になってしまいますが、何を元にどのように占うか、注意書きがあるのかも併せて気にしたいですね。早生まれの人は大変ですが、占う際にはどのように干支を捉えている占いなのかを見てみてくださいね。
東洋由来の占いは前年の干支のケースが多い
これらの占いは、旧暦を用いて考えられ、太陽暦の干支とは違いが生じてきます。そのため、元旦から旧正月の前日までに生まれた人は前の年の干支になるというわけです。
旧正月から4月1日までに生まれた早生まれの人は従来の干支と同じように考えればよいですが、それより前に生まれた早生まれの人はややこしいですね。ただ、注意書きがない場合は、干支の捉え方はきちんと決まっているわけではないようですから、生まれ年の干支で占うことも間違いではないようです。
九星気学、易学なども普段と違う干支を使う
そのため、旧正月を切り替わりの日として占われ、前年の干支で占われるのも変わりません。東洋由来のものは、基本の考えが同じということですね。
太陽暦で考えられている干支と、占いでの干支の捉え方に、どうしてこのような違いが生じてくるのか今までの説明で分かりましたでしょうか?この違いを理解してみると占うときも迷わずできそうです。
普段は干支を意識することは少ないですが、占いをするときは気になりますよね。自分はどの干支で占うのかを決めるには、干支の捉え方を参考に考えてみるとよいかもしれません。