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赤ちゃんのでべそはどうすればいい?でべその原因や予防法、手術について

赤ちゃんのでべそはどうすればいい?でべその原因や予防法、手術について

赤ちゃんが産まれてすぐにおへその異変に気がついたら心配になりますよね。おへその症状で最も多いのが「でべそ」といわれています。なぜでべそになるのか。その原因と予防法、処置の仕方まで紹介します。お子さんがでべそになってしまい不安に思うママの悩みを解消できたら幸いです。

でべそってなに?種類やなる確率

赤ちゃんのでべそって?

出産後赤ちゃんにへその緒がついていますが、出産後2~3週間たつと自然と取れます。出産後から毎日ケアをしているわけですが、取れた後ふとした瞬間におへそが飛び出ていることがあります。自分のおへそと比べても明らかに異なるので、すぐ異変に気づくでしょう。でべそを見つけて不安になるママも多いと思います。

簡単に説明をすると、ヘコんでいるはずのおへそが膨らんでいる状態のことです。大きさや治る時期は人それぞれで、大きい赤ちゃんだとピンポン玉大になることもあります。治る時期も、3カ月くらいで何もせずに自然にヘコんでいく赤ちゃんもいれば、1歳になっても膨らんだままの赤ちゃんもいます。

このあと、でべそについて詳しく紹介していきますので、不安なママは読んでくださいね。

でべそには2種類ある

でべそには2種類あるのを知っていましたか。それぞれ、どのような特徴なのか紹介していきますね。

【臍ヘルニア】
へその緒が取れるとおへそを塞ぐために「筋膜の固い組織」が覆います。しかしおへそが閉じない赤ちゃんがいます。閉じないことにより腸や脂肪が入り、そこから「腸や脂肪が飛び出している状態」になるので、おへそが出っ張ります。この状態を「臍ヘルニア」といいます。

【臍突出症】
へその緒が取れた後、おへそは閉じたけれど、ヘコみきらずに飛び出している状態のことをいいます。おへその真ん中だけ膨らんでいたり、周りの皮膚が飛び出していたりします。臍突出症は、腸が出て来ることはなく、見た目だけの問題なので、気にならない状態であれば、そのまま放置することになります。

でべそはうちの子だけ?でべその確率

我が子がでべそになったら心配になりますよね。それと同時に、我が子だけがでべそなのか、と不安にもなる気持ちも分かります。では、どのくらいの確率ででべそになるのでしょうか。

赤ちゃんがでべそになる確率ですが、10%と高く10人に1人がでべそになる計算です。思ったより多いと思いませんでしたか。自ら我が子がでべそだと自己申告するママもいなければ、1カ月健診へ行くと、どの赤ちゃんも綺麗なおへそをしています。余計我が子だけと心配になりますが、実際は身近にいるかもしれませんよ。

でべそのことで、深刻に悩むことはありません。でべそを知らないママもいる中で、でべそのことを知り勉強もできたので、記録として残してあげるのもよい思い出だと思いますよ。

なんででべそになるの?原因や対処法

でべそになる原因は?

でべそになった我が子を見て、出産から何がいけなかったのだろう、と責任を感じてしまうママいるのではないでしょうか。

でべそになる原因としては、生まれつきの場合がほとんどです。予防があったのではないかと先生に聞くママが多いようですが、予防は特にありません。また、へその緒の切り方が悪かったのが原因ですかと聞くママもいますが、それも違います。でべそになる原因は本当に分かっていません。

でべそになってしまったら、自然と治るまで見守る勇気も必要かもしれませんね。日中は服を着ていますし、ほとんど人前でおへそを見せる機会もないと思います。パパとママは、毎日のお風呂のときに、おへそに変化がないかをきちんと観察してあげましょう。

げっぷ下手と便秘はでべそになりやすい?

結論から申し上げて、げっぷ下手と便秘があると、でべそになりやすいのではありません。腹膜の閉じ方の問題ででべそになります。

すでにでべそになっている赤ちゃんが、げっぷが下手であったり、便秘であったりすると、いきむ回数が自然と多くなります。いきむということは、その度におへその穴から空気が入り、でべそが膨らみます。膨らむことが多ければ多いほど、でべそも大きくなりますし、しぼむのが遅くなります。

でべそに気づいて、すぐに治したいなと思っているママは、げっぷをきちんと授乳後にさせることと、便秘には気をつけましょう。でべそが大きくなる具合は人それぞれであり、しぼんでくる月齢も人それぞれですが、小さくなってくるまではげっぷと便秘に注意してみるとよいですね。

でべそになったときの対処法は?

我が子がでべそになったのを発見すると、何かしてあげたい、何かできるのでは、と考えてしまいますよね。しかし、でべそになってしまうと特に対処法がないのが現状です。

5円玉をおへそに貼る方法や、スポンジをおへそに入れるという方法がいわれていますが、絶対にやらないでくださいね。敏感な赤ちゃんの肌ですから、湿疹などの疾患になってしまうこともあります。

腹筋が少しずつついてくれば、自然と1歳までに90%の子が治るといわれています。それまでは、おへそに変化がないかをよく観察してもらい、でべそから菌が入らないように清潔に保つようにしましょう。何か異変があったときや、1歳を過ぎても状況が全く変わらないときは、早めに医療機関を受診してくださいね。

どうすればいい?でべその治療や予防法

でべそで病院は必要?

でべそが日に日に大きさを増していくと、本当にこのままで大丈夫なのか、この先どういう風になるのだろうと心配になり、病院に行こうかなと悩みますよね。でべそは、大きくなっても弾けたり破けたりはしませんので安心してください。

赤ちゃんが泣いたりいきんだりしたときにおへそが膨らみ、抑えるとグシュグシュと音がしてしぼみます。力をいれるとまた膨らんでを繰り返していきます。この時点では特に問題はありません。

大きくなりつつでべそに不安を感じたときや、いつも見ているでべそが赤く腫れあがったり、嘔吐やいつもと機嫌が違うと感じたときは、医療機関を受診してください。病院へ行くことで、心配な気持ちが楽になったり、きちんとした治療方法を指示されたら安心ですよね。


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