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出産がテーマの小説を読んでみよう。妊娠期間を読書で有意義に過ごす

出産がテーマの小説を読んでみよう。妊娠期間を読書で有意義に過ごす

女性作家による出産がテーマの小説

よしもとばなな「イルカ」

「よしもとばなな」というと、小説を読んだことはなくとも名前は知っているという方が多いのではないでしょうか。そんなよしもとばななさんが、自身の妊娠と出産を経験された際に執筆された「イルカ」という小説があります。

「イルカ」は、妊娠どころか結婚をするつもりもなかった主人公が、新たな命を授かり出産するまでの過程が描かれた長編小説です。主人公の心境などが淡々と描かれており、だからこそとてもリアリティがあります。

淡々と物語が進んでいくため、初めての妊娠で出産に対して不安になっているママが気分転換に読むのにおすすめです。妊婦ならではの不思議な感覚、出産に対する考え方など、こういう感じ方もあるのだなと感じることができると思いますよ。

角田光代「予定日はジミー・ペイジ」

映画化もされた「八日目の蝉」などで有名な角田光代さんも、妊娠出産をテーマとした「予定日はジミー・ペイジ」という小説を出版されています。角田光代さんの小説は女性の心情が繊細に描かれており、読みやすくかつ共感できる部分が多いため、妊娠中の読書にはぴったりです。

「予定日はジミー・ペイジ」でも、主人公の妊娠に対する戸惑いや不安が細やかに描かれています。主人公の日記風に綴られているため、読書が苦手な方でもすんなりと読むことができるでしょう。

こちらの小説は、妊婦のリアルな心情や、妊娠出産は人それぞれ異なること、異なって当たり前であることなどが描かれているため、ママだけでなくパパにも読んでもらいたい一冊です。

椰月 美智子「かっこうの親もずの子ども」

「しずかな日々」「恋愛小説」で有名な椰月美智子さんが描いた「かっこうの親もずの子ども」。こちらは主人公の妊娠出産、そして子育ての日々を通し「母親」のリアルな生活や心情が描かれています。

男性不妊、非配偶者間人工授精、シングルマザーとして働きながらの子育てなど、子育てにおける様々なテーマや登場人物にドラマがあり読みごたえがあります。子どもを授かるということとは。母親の愛情とは。母親になって知る新たな感情。心を揺さぶられ、ときに涙なくしては読めません。

これからの子育ての心構えとして読むにはおすすめなのですが、デリケートなテーマやショッキングなテーマも描かれるため、体調が安定しているときにぜひ読んでみてくださいね。

まとめ

妊娠や出産は幸せの象徴としてあらわされることが多いですが、いざ妊娠してみると今まで知らなかった感情に戸惑うことは珍しくありません。「妊娠やこれからの子育てについて、不安に思う私は母性がない?」と、そんなふうに悩むママも少なくなく、つわりなどで外出がままならないと、気分がどんどん落ち込んでしまうことも。

そんなとき、読書は安静にしながらも気分転換ができ、違う世界に触れることができます。さまざまなメリットがある読書を取りいれ、マタニティライフをより有意義に過ごしてみてくださいね!
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