幼児期から日記を始めてみよう!書き方のコツや日記帳のご紹介
今や、小学校入学前に文字をマスターする子どもも少なくない時代ですが、小学1年生の夏の課題「夏休みの日記」には困ってしまう親子が多いようです。日記を書くメリットは記憶力・継続力のアップだけではなく、親子のコミュニケーションツールの一つとしても効果的です。幼児期から気軽に日記を始めてみませんか?
幼児期から日記をはじめてみよう!
日記をはじめるメリットとは?
子どもにとって日記をつける最大のメリットは、何といっても文字の練習になるということです。自然にひらがなや漢字を練習することになり、小さな子どもには難しい、同じ大きさで文字を書くコツをつかむことができます。
さらに自分の気持ちを文章にする練習になるので、語彙も増え、次第に文章力も豊かになります。ほかの人の気持を考える機会も増えるため、思いやりの心も育つでしょう。
日記をつけている子どもは頭がよい?
また、自分の考えを言葉にすることからコミュニケーション能力も磨かれ、幼児期によくみられる自分中心の話し方から早く卒業することもできるでしょう。何よりも文字を書くことは、ひらがな・カタカナだけではなく、漢字にも興味を持ち、正しい文字や言葉をマスターするよい機会になります。
日記をつけているから頭がよい、と乱暴なことはいえませんが、自分を表現する力がつくことでほかの子どもたちより抜きんでて見える場合が多いようです。
小学校から日記の宿題が増える?
今までの遊び中心の毎日を大きく変えるものの一つに学校の宿題があります。特に夏休みにはたくさんの宿題が出され小学1年生のママたちも頭を悩ませるでしょう。中でもほとんどの学校で宿題として出される夏休みの絵日記や一行日記は、自由研究と並んで頭の痛い課題です。
小学2年生になると簡単な日記を毎日提出させる学校もあるそうで、小学生には「日記」が手軽な文章作成課題として登場するようになります。文章を書いたことがない子どもには苦手な宿題となりそうです。
日記のはじめ方と書き方のコツ!
親子の会話から1日をふりかえってみる
それは普段と同じ、ママやパパと子どもたちとの何気ない会話で構いません。「今日は何をしたの?」「誰と遊んだの?」という、よくある日常の話題からはじめ、親子で1日をふりかえるのです。
次に「そのときはどう思った?」「どうしたらよかったのかな?」などと、そのときの気持ちを思い出すように促します。日記のネタになるような事柄を見つけるための対話なので、次々に「それで?」と子どもを追い詰める質問は避けましょう。
日記の書き方のコツは?
語彙が乏しい小さな子どもでは、なんでも「楽しかった」「おもしろかった」と同じ表現にしてしまうでしょう。このような場合は、子どもの気持ちを一歩掘り下げるための質問をしてあげるとよいですね。
文字を書くことに慣れていない子どもに、いきなり長い文章を要求することはストレスにもなりかねません。週に数回の絵日記からはじめると、子どもたちも楽しんで続けられるでしょう。
日記を書く習慣をつけよう!
物事を毎日の習慣にするためには、決まった時間に行うことが基本です。大人の場合は夜眠る前に1日をふりかえって日記をつける人が多いそうですが、子どもたちは疲れて早く寝てしまう場合もあるので、夕食の前や後の少しの時間で習慣にさせるとよいのではないでしょうか。
家族団らんの中で日記を書くと、家族との会話が日記のネタ探しを助けます。それに、人目があるので怠けるわけにもいきません。
日記を毎日継続できるようになったら、子どもを信頼して好きなときに書かせてあげましょう。