断乳後は栄養不足に気をつけよう!時期の見極めと偏らない食事が大切
離乳食が始まり、断乳を考るママもいるでしょう。断乳のスムーズな進め方や断乳後の栄養不足など、気になることもたくさんですね。子どもの成長にはバランスよく栄養を摂ることが大切です。断乳時期の見極め方や断乳後の栄養の摂り方など、気になるポイントをご紹介していきます。
食の面から断乳のタイミングを考えよう
母乳以外の方法で水分が摂れているか
暑い時期や外に長時間いた日などは多めの水分が必要になります。おしっこの回数が少ないときや、唇が乾いていたら水分不足の場合があります。そのようなときは授乳回数を減らしていても多めに飲ませてあげましょう。
また1歳頃に授乳回数が増えてしまう子もいます。歩くようになると世界が広がり、刺激を受け興奮すると同時に不安も覚えます。安心感を得ようとママのおっぱいをほしがるので、ほかの方法で安心感を与えてあげましょう。
離乳食をしっかり食べられているか
必要な栄養を摂るためには1日に離乳食3回と、離乳食で足りない栄養を摂るための補助食2回をしっかり食べているか意識してください。
赤ちゃんによって1度に食べられる量は違います。なかなか食べる量が増えない場合はのどごしのよいものや、自分でつかんで食べやすいものにすると食が進むことがあります。赤や緑の食材でいろどりを綺麗にしたり、にんじんを花型に切ったりするのも赤ちゃんが喜びおすすめですよ。
断乳までに時間があれば事前準備を
・授乳時間を減らす
今まで授乳に15分かかっていたら、まずは3分早く切り上げましょう。その後、10分、8分、5分というように減らして行きます。
・授乳回数を減らす
朝昼夜の1日3回を目安にします。夜中の授乳をしていた場合は、夜間授乳を止めることから始める方法もありますよ。夜中のおっぱいの癖をなくすと、日中は遊びなどに集中し日中の授乳を減らしやすくなります。
・言い聞かせる
ある程度の言葉が分かれば「もうすぐおっぱいとバイバイしようね」と事前に言い聞かせましょう。何度も言うと赤ちゃんが不安になるので1日1回で十分ですよ。
断乳後は食事の栄養バランスをより意識して
乳児期から幼児期の成長には鉄分が必要
体内の鉄に存在するヘモグロビンは、体内の各組織に酸素や栄養素を運ぶ重要な働きをしています。鉄分が不足すると鉄欠乏症を引き起こす恐れがあり、次のような症状が現れることがあります。
・酸素不足になり貧血になる
・わずかな刺激で泣く
・落ち着きがない
・周囲への無関心
・認知能力の低下
・言語学習能力や記銘力(きめいりょく)の低下
鉄分は脳などの中枢神経の発達にも必要な栄養素です。発達の遅れに繋がる可能性があるので、意識して摂取するようにしましょう。
レバーや小松菜などを食事に取り入れよう
・鶏レバーハンバーグ
材料
鶏レバー20g
豆腐 20g
トマトソース 適宜
作り方
鶏レバーと豆腐をよく混ぜてハンバーグの形を作る
テフロン加工のフライパンに油を引かずに焼く
皿に盛り、トマトソースをかける
下処理が大変なレバーは、ペースト状や粉末のものを使えば簡単ですよ。
・小松菜ふりかけ
材料
小松菜 1/3束
しらす 50g
ごま、鰹節 適量
醤油、ごま油 各大さじ1/2
作り方
小松菜はみじん切りにする
フライパンに小松菜がかぶる位の水を入れ中火で水分がなくなるまで煮る
ごま油、しらす、醤油を入れて炒める
カルシウムなどの栄養素もバランスよく
・しらすとじゃがいものおやき
材料
ジャガイモ 大1個
しらす 10g
やわらかく茹でた人参 5g
水で戻しやわらかく煮たひじき 3g
小麦粉 小さじ2
作り方
じゃがいもをやわらかくなるまで煮て、裏ごしする
にんじん、ひじき、小麦粉を入れて混ぜる
手で小さな楕円形を作り、テフロン加工のフライパンで焼く
離乳食後期には、粉チーズを混ぜると風味がよくなりカルシウム量もアップします。また、鶏ささみをレンジでチンし細かくしたものを加えると、良質なたんぱく質も摂取できおすすめです。