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新生児期に注意したい症状は?黄疸・嘔吐・痙れん・呼吸について紹介

新生児期に注意したい症状は?黄疸・嘔吐・痙れん・呼吸について紹介

わからないことだらけの新生児育児。その中でも特に、赤ちゃんの健康に関することについては、ママの不安も大きいのではないでしょうか。新生児の病気はよくあることではありませんが、早期発見・早期治療が重要な病気もありますので、特に注意しておきたい症状について紹介いたします。

新生児期は病気にかかる?免疫不全とは?

新生児期とは生後28日間

ママのお腹のなかで「胎児」といわれていた赤ちゃんは、無事に生まれて「新生児」といわれるようになります。新生児とは、生まれた日を0日と数え、生後28日までの赤ちゃんのことをいいます。

この時期は、赤ちゃんが外の世界に順応するための、短いけれどとても大切な期間です。特に、生後7日までの赤ちゃんを「早期新生児期」といい、この時期は、環境ので整った産院でママと一緒に過ごします。その後の生後8日から28日までを「後期新生児期」といい、退院してお家で過ごす期間になります。

あっという間の新生児期ではありますが、慣れない育児に奮闘するママと同様に、赤ちゃんもお腹の外の環境に順応しようと頑張っている期間なんですよ。

新生児期は病気にかかりにくい!

生まれたばかりの赤ちゃんは一見弱々しく、すぐに風邪をひいたり病気になったりしてしまいそう…と不安に思うママもいるかもしれません。しかし、一般的に、生まれたばかりの赤ちゃんはママの免疫を受け継いでいるため、病気にかかりにくいとされています。同様に、産後も母乳を介してママの免疫を受け取るため、ママの免疫の効果が持続する生後半年頃までは病気にかかりにくいといわれています。

ただし、この期間は絶対に病気にかからないというわけではありません。免疫が切れる時期にも個人差はありますし、ママが持っていない免疫は赤ちゃんに受け継ぐことができません。インフルエンザが流行する時期などは、かかる可能性が十分にありますので注意が必要です。

新生児の免疫不全について

病気にかかりにくいはずの赤ちゃんが頻繁に風邪をひいたり中耳炎になったりする場合、「先天性免疫不全」の可能性があります。これは、生まれつき備わっているはずの細菌やウイルスから身体を守る自然免疫のどこかに欠陥がある病気のことです。

この病気の場合、頻繁に病気を繰り返したり重症化してしまったりすることがあります。症例は多くない病気ですが、早期発見と適切な治療により日常生活を問題なく送れるようになります。

この時期に病気にかかった場合は、機嫌がよく一見元気そうであってもかかりつけの病院にいくようにしましょう。かかりつけの病院で受診すれば、発症の頻度を病院側も把握できますので、早期発見することにつながりますよ。

新生児期に注意したい症状「長引く黄疸」

黄疸って?治るまでの期間は?

新生児黄疸とは、血液中のビリルビンという物質が増えることにより、赤ちゃんの肌や目の白目の部分が黄色くなってしまうことをいいます。新生児の黄疸は珍しいことではなく、生後数日の赤ちゃんによく見られますが、1週間ほどで自然に治ることが多いです。

ビリルビン濃度が高い場合は、光線治療を行います。これは、黄疸の原因となるビリルビンが光に当てると水溶性に変化する特性を活かして、尿などと一緒に排出されやすくする治療法です。

光線治療により産後の入院期間中に黄疸の症状が改善され、予定通りに母子ともに退院する場合が多いです。なかには症状の改善に時間がかかり、ママが先に退院して赤ちゃんだけが引き続き入院して光線治療を続けることもあります。

長引くときは「新生児溶血性黄疸」の場合も

新生児黄疸のなかでも、生後すぐに症状があらわれる「新生児溶血性黄疸」と呼ばれる黄疸の可能性もあります。これは、ママと赤ちゃんの血液型が異なる場合に、ママのもつ抗体が赤ちゃんの赤血球を分解し、黄疸の原因であるビリルビンを増加させてしまうことによる黄疸です。

この場合は、生理的黄疸と比較してビリルビン濃度が高く重症化する傾向にあり、光線治療だけではなく薬剤の点滴治療が必要になる場合があります。妊娠初期に行う血液検査において、不規則抗体検査で陽性の結果が出た場合には、この「新生児溶血性黄疸」の症状が出る可能性があります。

検査で陽性反応がでた場合はあらかじめ医師と黄疸症状が出たときの対応について相談しておきましょう。

長引くときは「先天性道閉鎖症」の場合も

症例としては少ないですが、1カ月以上黄疸が長引く場合や一度おさまった黄疸の症状が再発するような場合は、「先天性胆道閉鎖症」の可能性があります。ビリルビンは肝臓で処理され、尿などと一緒に体外に排出されますが、肝臓と十二指腸を結ぶ胆道が閉じてしまっているためにうまく排出できずに黄疸の症状があらわれるのが、「先天性胆道閉鎖症」です。

閉じている胆道は自然と開くことはないので、外科的手術によって胆道をひらく必要があります。放っておくと命に関わる病気なので、退院後に黄疸の症状があわられた場合は、必ず受診するようにしましょう。また、この病気の場合は黄疸のほかにも便が白っぽくなりますので、このような便が出た場合も、必ず受診するようにしましょう。

新生児期に注意したい症状「嘔吐」

赤ちゃんが吐き戻してしまう原因は?

赤ちゃんの嘔吐を初めて見たときはびっくりしてしまうママも多いかもしれませんが、赤ちゃんは思った以上に吐き戻しをしやすいものです。

原因として、赤ちゃんの胃は小さく形も円柱に近いことから、母乳やミルクが逆流しやすい構造をしていることが挙げられます。また、まだ哺乳が上手くない赤ちゃんは、空気を一緒に飲んでしまい、げっぷと一緒に吐き戻してしまったり、げっぷが不十分で胃の中の空気と一緒に吐き戻してしまったりすることもあります。さらには、まだ満腹の感覚がわからない赤ちゃんが母乳やミルクを飲みすぎてしまい、その結果吐き戻してしまうこともあります。

いずれにしても、赤ちゃんにはよくあることなので、心配しすぎないようにしましょうね。

吐き戻しの対処方法とは?

頻繁な吐き戻しは洗濯も大変だしやっぱり心配ですよね。そこで、吐き戻しの対処法についてご紹介します。

赤ちゃんは胃の構造上どうしても吐き戻しをしやすくなっているので、胃と食道の接合部が上を向くように授乳中や授乳後は縦抱っこをしたり、授乳後に寝かせるときは、枕やタオルを敷いて頭の位置を高くしてあげるとよいでしょう。授乳後に限らず授乳中にもげっぷを出させてあげることも吐き戻しを減らすには効果的です。

最後に、飲み過ぎについては、「少し足りないかな?」という程度で切り上げ、その分回数を増やしてあげるという方法もあります。

吐き戻しが多い赤ちゃんの場合は、吐いたミルクが喉につまならいよう、顔を横に向けて寝かせてあげるとよいでしょう。

病院で受診する必要がある症状とは?

赤ちゃんにとって吐き戻しは仕方のないことで、心配する必要がないことがほとんどです。しかし、なかには病院を受診する必要のある場合もあります。

例えば、体重が減ってしまうほど何度も大量に嘔吐するような場合や、尿の色が濃く脱水症状が出ているような場合は、病院で受診する必要があります。ほかにも、噴水状に大量に嘔吐したり、嘔吐物に血が混じっていたり、お腹がパンパンに張っていたりするような場合は、診療時間外であっても救急で受診することをおすすめします。

判断に迷うときは、かかりつけの病院に電話で問い合わせをして判断を仰ぎます。夜間や休日の場合は、「#8000」に電話をすると全国の小児救急電話相談に繋がりますので、覚えておくとよいでしょう。

新生児期に注意したい症状「痙れん」

新生児痙れんとはどんなもの?

新生児痙れんとは、新生児に発症する痙れん症状のことをいいます。発症はまれではありますが、2500g未満で生まれた低出生体重児に多く発症する傾向にあります。新生児痙れんの原因はいくつかありますが、脳に関わる疾患であることが多く、早めに治療を始める必要があります。

発熱をともなう痙れんで、熱が上がる際に発症する場合は熱性痙れん、高熱を出して意識障害をともなう痙れんの場合は髄膜炎や急性脳炎の可能性があります。髄膜炎や急性脳炎の場合は至急受診する必要があります。

はじめて痙れん発作を起こした場合は必ずすぐに受診しましょう。二度目以降の場合は、医師の指示に従い様子をみることも可能ですが、判断に迷う場合は必ず相談するようにしましょう。

新生児痙れんの症状とは?

新生児痙れんの症状は、ブルブルと震えたり意識を失うといった大人の痙れんと異なり、一見するとわかりにくいような症状もあります。以下のような症状が現れたら、「もしかしたら痙れんかも?」と疑ってみてください。

新生児痙れんの症状として一番多いのが「微細発作」です。これは、まばたきを繰り返したり、口をパクパクさせる、自転車を漕ぐような動きやクロールのような動きなどが特徴です。一見すると痙れんとはわかりにくいかもしれませんが、いつもと違うと思ったら注意して様子を見るようにしましょう。

ほかにも、意識消失や手足をばたつかせる、あごがガクガクと震える、手足を突っ張らせるといった症状もありますが、微細発作と比較してわかりやすい症状といえます。

痙れん中にやるべきことと対処法とは?

いざ痙れん発作がでたとき、多くのママはどうしても慌ててしまうかもしれません。ですから、痙れん時の正しい対処法について知り、少しでも落ち着いて対応できるようにしておくとよいでしょう。

まずは、医師の診察時に症状を伝えられるように、痙れん発作の持続時間を計ったり発作の様子をよく観察したりしましょう。冷静に見る自信がない場合は、スマホなどで動画に残しておくことも一つの方法です。そして、無理に揺すったり起こしたりはせずに、衣類をゆるめ、嘔吐した場合に喉につまらないように、横向きに寝かせてあげましょう。

痙れんが落ち着いたあとは、意識の回復と発熱の有無について確認します。初めての痙れんの場合は必ず受診してくださいね。

新生児期に注意したい症状「呼吸障害」

新生児呼吸障害の特徴や原因とは?

ママのお腹にいる胎児の肺は、肺液という液体で満たされています。そして、出産を経て肺液が口や鼻から排出されることによって呼吸を開始します。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんはこの身体機能の発達が不十分であることで、呼吸障害となる場合もあります。

よくある呼吸障害の一例としては、1分間に60回以上呼吸をしている状態である「多呼吸」があります。これは、一回の呼吸で酸素を十分に送ることができずに呼吸が多くなっているために起きる症状です。

ほかにも、息を吸う際に肋骨の下の部分や胸の真ん中の部分が凹む呼吸、呼吸をする際に本来同時に動くはずの胸とお腹がシーソーのように交互に上下する呼吸があります。

早産で生まれた子どもの場合、呼吸器官の発達が未完成であるために呼吸障害に陥ることがあります。早産の場合に限らず、出産時に胎児の便(胎便)を吸い込み気管支に胎便がつまる、出産後産声を上げる際に肺が広がりすぎて破けてしまう、産道を通る際に母体の細菌に感染して肺炎を発症するなど、呼吸障害の原因はさまざまです。

自宅でできる新生児呼吸障害の判断方法は?

「もしかして呼吸障害?」と判断するためにも、まずは新生児の正常な呼吸がどのようなものか把握をしておくとよいでしょう。

正常な呼吸とは、一分間に約30~60回程度の呼吸数で、腹式呼吸でおもに鼻からの呼吸になります。しかし、これはあくまでも目安であり、新生児は呼吸中枢の発達が未熟で個人差もあることを認識しておいてくださいね。

呼吸障害について確認する場合は、安静にしているときに呼吸の様子を観察し、胸腹部の動きによって呼吸数をカウントします。このときに、呼吸数と数えるのと同時に無呼吸の有無や無呼吸がある場合はその時間についても計測してみるようにしましょう。

そのほかに、観察するポイントとしては、呼吸をするときに胸とお腹が同時に上下しているかどうかや、呼吸音がゼエゼエとした音やうなるような音になっていないか、顔色は悪くないかについても観察をするようにしましょう。

以上のポイントを踏まえて呼吸の様子を確認し、やはり気になる点があるようであれば、一度受診し、医師に相談して詳しい検査をすると安心ですよ。

まとめ

新生児期に注意したい症状についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。なかには、不安になってしまったママもいるかもしれません。しかし、子どもと接する時間の長いママがこのような症状について知っておくことで、早期発見につながることがあります。

また、これらの症状は一例ですので、普段と何か違うと思ったら、ママの勘を信じて受診することも大切です。夜間や休日の場合は、「♯8000」(小児救急電話相談)に電話して早めの対応ができるとよいですね。

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