幼児の冬の肌着はどう選ぶ?肌着の役割や半袖と長袖それぞれの特徴
朝晩の冷え込みが厳しくなるにつれ、我が子が風邪をひいてしまわないようにと防寒対策には気をつかいますよね。「冬用の肌着はどうすればよいのか?」「半袖か長袖のどちらを選べばよいのか?」など、肌着に関する悩みも多いことでしょう。今回はそんなパパやママのために、冬用の肌着の選び方についてご紹介します。
そもそもなぜ肌着を着るの?三つの役割
汗を吸収して体の冷えを防ぐ
吸湿性や通気性にすぐれた肌着にウェアを重ね、部屋の温湿度や汗のかき具合に応じて枚数を調整する方法がベストでしょう。厚着をさせると動きまわっているうちに汗をかき、汗が乾くときに身体を冷やしてしまう恐れがあるのです。
汗冷えが原因で体調をくずしてしまっては大変ですので、汗をかいたときにはすぐに吸収できるように吸湿性のよい肌着を着せておきましょう。
保温効果で4℃も暖かく!
たしかに分厚いアウターや防寒グッズ、暖房器具などによってあたたかい環境を整えてあげることは大切ですが、子どもは動きまわっているうちにすぐに汗をかいてしまうため、極度の厚着は避けたほうが無難です。
汗っかきな子どもの温度調節には、肌着に薄手の服を重ね着する方法が最適。肌着を着ることで服との間に空気の層ができるため、肌着を着ていない状態と比べると4℃もあたたかく感じるそうですよ。重ね着の保温効果を利用した防寒対策をしていきましょう。
肌トラブルを予防する役割も
吸湿性のよい肌着を着せることはただ汗による不快感をなくすだけでなく、肌が敏感な時期の肌トラブルの予防にもつながります。動きまわったときや暖房のきいた部屋にいるとき、授乳後、入浴後など、冬でも汗をかいてしまう場面はたくさんあります。仮に汗をかいてしまったとしても、肌着が汗を吸収してくれれば汗疹などを未然に防ぐことが可能ですよ。
汗をかいたときに素早く汗を吸収して肌トラブルを予防するためにも、冬場でも肌着を活用してくださいね。
冬でも幼児に半袖肌着を着せるメリットとは
半袖の方が動きやすく着替えのときも楽
しかし「子どもの服装は大人より1枚少なめに着せればよい」といわれるほど、冬でも少し薄着にするのが基本です。あたたかい室内に入ったときや動きまわったときなどはとくに、汗をかきやすいものです。汗をかいたときのために脱ぎ着しやすい半袖の肌着にしておくと、ママもお世話が楽になりますよ。
半袖の肌着であれば袖の部分が分厚くならずに動かしやすい、手を洗うときなどに袖をまくりあげやすいなど、お子さんの生活面におけるメリットもあげられます。お子さんが動きやすいよう、冬でも半袖肌着を選ぶママが多いようです。
幼児のときから薄着の習慣で丈夫なからだに
風邪をひく直接的な原因はウイルスですが、それの誘因となるのが寒さです。身体の免疫力が低くウイルスに対して抵抗できない状態では、容易に体調をくずしてしまうことでしょう。
丈夫で寒さやウイルスに対抗できるからだづくりは「薄着の習慣」からはじまります。厚着をして寒さをしのぐのではなく、薄着にすることで人間が本来もっている寒さへの抵抗力を刺激し、丈夫なからだづくりができるようにしてあげるとよいですよ。
半袖肌着に重ね着が体温調節しやすい
寒さに強い丈夫なからだづくりのためにも、半袖の肌着が指定されている保育園も多いことでしょう。とくに授乳や食事の後、入浴後、寝入りばな、暖房のきいた部屋にいるときなどは汗をかきやすいため、半袖の肌着にしておくと無難です。
とはいえ、体調管理には気をつかうもの。寒さが気になる日にはウェアを保温性の高いものにしたり、アウターや防寒グッズであたためたりするなど、肌着の上に重ねるもので調整するのがよいですよ。