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アジアの子育て事情を知ろう!育児の考え方や人気の国をご紹介

アジアの子育て事情を知ろう!育児の考え方や人気の国をご紹介

日本語で話しかけるように心がける

海外で子育てをしているとママの頭を悩ませるのが、子どもの言葉の問題です。アジアの国々では多言語が混ざり合っている場合や、英語が共通語として使える国もあればまったく通じない国もあります。

どんな言語の国に住んでいたとしても、ママは子どもに「日本人なら日本語は人並みに使えるようになって欲しい」と思うものです。しかし、日本人が多くいる地域以外では子どもは現地の言葉に触れ合う機会が多くなり、ママが積極的に日本語で声かけしなければ日本語のベースが薄れていってしまいます。

まだまだ話すのは先という子どもでも、生まれた瞬間から言語の中の音を聞き分けています。「子どもとは日本語オンリー」と決めるなど、バイリンガル子育てについて早めに学んでおきましょう。

細かいことを気にしすぎない

おおらかな子育てをしているアジアでは、日本では考えられないようなことがしばしば起こります。このとき、ママが日本の常識にとらわれていると、精神的に疲弊してしまう原因になります。

生後3カ月の赤ちゃんにスナック菓子をくれたり、チョコレートや飴をくれたりするおばさんにいちいち怒っていてはママの身が持ちません。知らない人に子どもの服装についてあれこれ注意され、子どもをあと3人は産めと言われてもイライラしてはいけないのです。

ママの主義に反することもあるかもしれませんが、そこでママの常識をぶつけても理解は得られにくいでしょう。細かいことは気にせず、できることは受け入れ、できないことは上手に避けるテクニックを身につけましょう。

アジアで人気の国の子育てをご紹介

多民族が暮らす「マレーシア」

あまり日本に馴染みのないマレーシアですが、マレーシアにはインド系、マレー系、中国系の人たちが住んでおり、多民族国家として知られています。さらにクアラルンプールには、中東系、欧米系、アジア系の移民も多く、様々な国の人々と触れ合うことができます。

他民族国家ゆえに、外部からやってくる外国人にもフレンドリーで、特に抵抗なく地域に馴染んでいくことができます。学校もタミル語で教える学校、中華系の学校、マレー語で教える学校など各民族のニーズに応じて学校を選ぶことができるのも興味深いですよね。

またプレスクールやナーサリーなどの保育教育施設も充実しており、親の就労に関わらず入園させることができるので、ほとんどの子どもが園に通っています。

パパも子育てに参加「シンガポール」

シンガポールでは、ママがワンオペ育児で頑張るといった光景はあまりみられません。シンガポールにも日本と同様、パパが取得できる育児休暇「パタニティリーブ」と呼ばれるものがあり、シンガポールのパパたちは育休を当然の権利として取得し、積極的に子育てに参加しています。

「周りに取っている人がいないから育休なんて」という日本のパパとはちょっと違いますよね。さらにシンガポールは共働き家庭が多く、兵役で2~3年留守してキャリアが出遅れてしまう男性と違い、ママの方がパパより出世して一家の稼ぎ頭ということも珍しくありません。

さらに国全体でメイドの雇用促進を行っているので、家事などをメイドに任せている家庭もたくさんあります。

幼児教育から力を入れている「韓国」

今や韓国は日本以上に学歴社会だといわれており、幼児教育に熱心なママやパパも珍しくありません。2歳にして幼児教室はもちろん、英語や美術、音楽を学ぶ幼児もたくさんいます。日本人にとっては、2歳はまだ習い事には早いような気もしてしまいますよね。

幼稚園でも英語や簡単な算数などを習うことは珍しくなく、リトミックやお遊戯が中心の一般的な日本の幼稚園とはちょっとカリキュラムも違うようです。

小学校入学の時点で、ハングルや簡単な計算などわかっているという前提で授業が進められることが多いので、小学校入学までに基礎をマスターしておかないと学校の授業についていけなくなるという心配もあり、幼児教育は当然視されています。

まとめ

今回はアジアの子育て事情についての記事でしたが、いかがでしたか?アジアといっても、国によって習慣も社会システムも違うので、どこの国が子育てに向いているとは一概にいえません。

ほかのアジア諸国に比べ日本は清潔で整っていて住みやすい国だといわれますが、その反面、秩序を乱しがちな子どもには厳しい面があるのは否めません。アジアの国々は、設備は日本ほど整ってはいないかもしれませんが、その分、周りの人の子どもに対する態度は寛容で受け入れてもらいやすいというのがあるので、どこの国も一長一短かもしれませんね。
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