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アジアの子育て事情を知ろう!育児の考え方や人気の国をご紹介

アジアの子育て事情を知ろう!育児の考え方や人気の国をご紹介

日本以外のアジアの国では、子育て事情はどうなっているのだろうと気になっているママもいることでしょう。日本との子育てに関する相違点などを知っておくと、今後家族で旅行したり、パパの転勤で引っ越すことになったりしてもちょっと安心ですよね。そこで今回は、アジアの子育て事情についてお話しします。

アジアの子育てに対する考え方とは?

子どもが元気よくのびのびと生活できる

日本で子育てをしているママの場合、「電車で子どもが泣いたら迷惑だから」「公園であまり大きな声で騒ぐと近隣の人に迷惑だから」と常にほかの人への害にならないか気遣いながら生活していることでしょう。しかし、アジアでは子どもが公共の場で大騒ぎしていても、誰かに冷たい目で見られたり、注意されたりということはほとんどありません。

子どもは子どもなのだから騒いで当然、静かな方がおかしいという風潮があるからです。ときには道でおしゃべりしている大人の方がうるさかったりもしますよ。

周りが寛容な目で見守っているので、子どもが子どもらしく、元気よくのびのびと生活することができるのもアジアで子育てする大きな魅力の一つです。

パパやママだけではなくみんなで育てる

アジアの国によっては、家事と育児はママの仕事、パパは台所にすら入らないという国もあります。一見日本より大変そうですが、食事の支度中にぐずった子どもを近くに住む親戚があやしてくれたり、家事を手伝ってくれたりなど、気がつくと協力してくれる人がそばにいるので日本のようにママが孤独感を感じる必要がありません。

プライバシーはあまりないかもしれませんが、子どもをパパやママだけでなく、周りにいるみんなで育てるというスタンスは、日本でワンオペ育児に疲れてしまっているママにはちょっと羨ましくも思えますよね。

育児で悩みがあっても、すぐそばに話を聞いてくれる親戚や隣人がいるので、ママひとりで悩む必要はないのです。

子どもだって社会の一員になれる

アジアでは、子どもは小さいころから近所に住むおじさんやおばさんなど色々な人と日常的に接し、コミュニケーションを取ることによって社会に慣れていきます。子どもが悪いことをすれば、近所のおじさんが叱ってくれるなど、まるで日本の昭和時代のような光景が今でもアジアではみられます。

アジアでは小さい子どもも地域の一員、社会の一員として周りから認識されているようです。

それに比べ、日本では、近ごろは子どもを狙った悪質な事件もあるので、ママは子どもから目を離すことができず、常に子どもと一緒に行動し、行く場所も限られてしまいますよね。親戚や近所づき合いも減ってきているので、家族以外の人と子どもが話す機会も少なくなってきています。

アジアの知っておきたい子育て事情

安全第一ではない場合もある交通事情

日本は交通ルールが細かく定められており、歩行者も赤信号では渡らないなど、ルールを比較的よく守って歩いていますよね。しかしアジアでは日本とは交通事情もまったく違います。

1台のバイクに4~5人も乗り込んでよろよろと走っていたり、信号はないも同然の交差点で車や数多くのバイクが猛スピードで走り込んできたりなど、横断歩道を青信号で渡っているからといって必ずしも安全とは限りません。

例えばタイのバンコクなどは歩道橋がたくさんあるので、歩道橋があるときは階段を上るのが面倒でも、子どもの安全のため、歩道橋を使って横断することをおすすめします。アジアに行ったら、日本の感覚で道を渡ったり、車を運転したりしないように気をつけましょう。郷に入れば郷に従えですよ。

子どものために心構えしたいトイレ事情

アジアでも国によってトイレ事情が大きく変わってきます。例えば台湾では、トイレットペーパーをトイレに流すと詰まってしまうので、便器内に流すのは禁止とされています。使用したペーパーは横にあるゴミ箱に捨てるシステムになっています。

整備されたホテルを除き、地元の人が集まるレストランなどにあるトイレは、日本の和式のようなスタイルのものが多いようです。中には水を流すためのタンクなどもなく、横に水の入ったバケツとひしゃくが置いてあり、自分でその水を使って流すところもあります。

トイレにはトイレットペーパーを常備していないケースも非常に多いので、アジアを旅行する際はポケットティッシュをたくさん持参するようにしましょう。

子連れでも安全なアジアにするために

アジアの治安が気になるママも多いと思います。旅行先が決まったら、外務省サイトの「海外安全ホームページ」をチェックしてみましょう。

海外安全情報の検索ページを見ると、国別さらに地域別に危険情報が掲載されています。アジアでは日本と違い、政情が不安定なところも多く、クーデーターや反政府デモなどが発生することも珍しくありません。

外国人観光客が多いリゾート地であっても決して例外ではないので、事前に目的地が危険でないかどうかチェックしてから渡航するようにしましょう。もし危険情報が出ていたら、子どもの安全を優先にし、旅行先を変えるかキャンセルする決断も必要です。

また、渡航先によっては予防接種が必要な場合もあります。忘れずにチェックするようにしましょう。

日本人ママがアジアで子育てをするポイント

早めのおむつ卒業にチャレンジしよう

おむつ卒業が比較的ゆっくりな欧米に比べて、アジアの子どもはおむつ卒業がかなり早い、またはまったく使わないで育つこともあります。これは育児方針というよりも、経済的な問題でおむつが高価なものであることも影響しているようです。

とくに発展途上の地域ではおむつは高級品、質のよい日本製ともなると日本人のママでも購入を躊躇したくなるような値段であることがあります。そんなおむつを無理して買うよりも、周りのママがどうやっておむつなし育児をしているのか、観察して実践してみてはいかがでしょうか。

顔見知りの現地のママに聞けば、きっと快くレクチャーしてくれるはずです。これをきっかけに現地でママ友ができれば、異国での子育ても楽しいものになりますよ。
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