幼稚園の面接で号泣しても大丈夫?面接への準備や先生が見るポイント
幼稚園に入園する際に事前に面接をする場合が多いようです。もしも面接時に子どもが号泣してしまったら、もしくは号泣で面接を終えた場合、入園ができないのではと心配になりますよね。今回は、そんな不安を解決するために面接への準備や先生が見るポイントをまとめていきたいと思います。
入園面接で号泣した子も入園できる?
一般的な園なら号泣してもほぼ入園できる
ただ、なかには都市部の有名私立幼稚園のように「お受験」の必要がある幼稚園では、面接時の子どもの号泣が原因で幼稚園の入園がかなわないこともあります。このような幼稚園に入園希望する場合、ほとんどの親子がお受験のために勉強をしたり、面接対策をしっかりと練っていることが多いので、号泣する子は少ないでしょう。
一般的な幼稚園では、面接といってもそれほど堅苦しいものではないので、リラックスして普段どおりで問題ありません。子どもが号泣しても先生たちはそれほど重要視していませんよ。
園の事情で面接が合否に関係することもある
しかし、幼稚園の事情で面接が合否に関係する場合があるのも事実です。幼稚園の事情のなかで多くの場合考えられるのが、募集人数に対して入園希望者が多い場合です。
人気がある幼稚園では、募集人数を超える入園希望者が殺到するケースも多く、通園できるエリアに居住しているか、バスルート内なのかなどを目安に人数の調整をしていきます。
そして、人数調整の最終決定の材料として、面接時の様子を参考に決定することもあるのです。ただ、この場合も号泣だけが大きな要因になるのではなく、子どもの全体の様子をみて決定する場合がほとんどです。
号泣して話が聞けないと再面接になることも
しかし、先生たちも面接時に子どもの様子をしっかりと把握して、入園に差し支えないか見極める必要があります。ですので、面接時に子どもがあまりにも激しく号泣してしまい話が聞けない状態だと、日を改めて再面接になることもあります。
ママは再面接となることに強い不安を感じるかもしれませんが、子どもの機嫌はその日によって異なります。一度目は号泣であっても、二度目の面接時にはご機嫌で受けられることもありますので考えすぎないようにしましょう。
幼稚園の面接で先生が見るポイントとは
選考目的だけでなくその子の個性や情報確認
その子がどんな個性があるのか、入園が決定した場合のクラス編成などの判断材料にもなりますので面接時にしっかりと把握できるようにしておきます。ほかには、子ども自身が日常生活でどの程度1人でできるのか、例えば、おむつ外れがどの程度進んでいるか、服を脱いだり着たりができるかなどの情報を確認していきます。
また、子どもに持病がある場合には病気のことや常備薬の有無、幼稚園での対応などについても話をします。
親の子どもへの対応や親子の関係性も見る
このときに親がすぐに助け舟をだすのか、そのままじっと様子を見ているのかによっても親がどんな人柄なのかを見ることができますよね。質問に答えられない子どもに対して、そっとヒントを与えるのか、イライラして怒ったような態度をとるのかなどの親の行動から、普段の親子の関係性がどんなものなのかも予測することができるのです。
どの対応であっても親子の形というものは自由ですが、あまりにも目に余るような親の対応がある場合には先生に強い印象を残してしまうかもしれませんね。
幼稚園と親の教育方針があっているかどうか
親は、幼稚園を決めるときに、おそらくどんな教育方針の幼稚園なのかは見学会やママ友の話を聞いてある程度は把握し、入園希望を出している状態だと思います。
しかし、中にはまったくリサーチをせずに入園希望を出す親もいますので、入園後に教育方針の違いからトラブルが起きないためにもある程度の方向性を確認するような質問を受けるかもしれませんね。
入園面接の前に準備しておきたいこと
プレや見学で幼稚園に慣れておく
幼稚園に行けば大勢のお兄さん、お姉さん、先生たちなどがいて普段の環境とは大きく異なります。小さな子どもはこのような環境の変化にとても敏感でビックリしてしまいパニックになってしまうことも多いのです。
ただ、環境の変化に敏感であるものの、順応するのが早いのも子どもの特性です。プレ、見学、園庭開放など、幼稚園に遊びに行ける機会があれば積極的に参加するようにすればすぐに馴染んでくれると思いますよ。
幼稚園が近所の場合にはお散歩がてら幼稚園の前を通るのもおすすめですよ。