パパとの大喧嘩で子どもに悪影響?喧嘩の理由や仲直りする方法を紹介
子どもの前でパパと大喧嘩してしまうと、後で冷静になったときに子どもに悪影響がないか心配になりますよね。ママもできれば喧嘩をしたくないと思っているのではないでしょうか。そこで、夫婦喧嘩による子どもへの影響や喧嘩になる理由、仲直りの方法をご紹介します。参考にして、家族円満を目指しましょう。
パパとの大喧嘩で子どもに与える影響とは
喧嘩原因が自分だと思い込み自己否定する
幼児期の子どもは、なぜママとパパが喧嘩をしているのか、状況を把握することは難しいですが、何度も続くと、徐々に「ママとパパが仲良くないのは自分のせいだろう」と思い込むようになる恐れがあります。
そういった思いがあると、「自分なんて生まれてこなければよかった」という自己否定にもつながりかねません。成長とともに、人の顔色を伺うようになったり、コミュニケーションがとれなくなったりすることもあるので、安易な夫婦喧嘩には気をつけたいですね。
恐怖心を感じてPTSDを発症する子も
その結果、夫婦喧嘩がトラウマとなり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する子どももいるとされています。何かのきっかけでママとパパの喧嘩の記憶が蘇り、恐怖心に苦しんだりすることもあるかもしれません。
恐いのは、ある程度時間が経った後に影響が現れるケースです。大人になってから、突然呼吸困難や抑うつ状態になってしまう人もいるようなので、子ども時代の環境は大切ですね。
不安やストレスで成長ホルモンに悪影響が
夜になると思い出し、また喧嘩をしているかもしれないという不安で、眠れなくなる子どもは多いようです。成長過程にある子どもにとって睡眠を妨げられることは、成長ホルモンの分泌低下につながり、心身の発達に大きく影響するといわれています。
成長ホルモンが十分に分泌されないと、身長が伸びなかったり太りやすくなったりするでしょう。また、疲れがとれなくて何事にもやる気が起きず、情緒不安定になる子もいるようです。心身の成長に大切な時期であることを再確認しておきましょう。
パパとママの大喧嘩で多い原因とは
お互いに余裕がないときの物言いや態度
例えば、何か失敗をしてしまって反省しているところに、そのミスを責め立てるような言葉を掛けられたり軽蔑するような態度をとられたりすると、どうしてもイライラしてしまいますよね。また、体型や容姿を否定する言葉も喧嘩の原因になりやすいです。
気を許せる相手だからこそ、思ったままの言葉や態度をとってしまうこともあるでしょう。しかし、お互いに余裕がないときは、感情を抑えられなくなり大喧嘩に発展しやすいので注意が必要ですね。
相手に負担を掛ける生活態度や家事のやり方
例えば、部屋中に脱いだ衣類を置きっぱなしにする、食事の後テーブルの食器をそのままにして部屋を出ていく、などといったことをされると、家事をする側としては負担が増えますよね。特に、子どもが小さいうちは育児で手いっぱいになるので、パートナーの世話までさせられていると思うとイライラしてしまうかもしれません。
また、家事のやり方を否定するような発言も、相手を怒らせる原因になります。自分の考え方を押しつけるのではなく、相手の意見も聞きながら助言するようにしましょう。
お小遣いや家計費、教育費などお金のこと
例えば、共働き世帯ではそれぞれが生活費を一定額出し、残りはお小遣いとして自由に使える仕組みにしている場合が多いので、お小遣いの額を巡って言い争いになるケースもあるでしょう。
また、どちらかが家計を管理している家庭では、夫婦間で情報共有がうまくいっていないと、なぜ家計費や教育費がそんなに掛かるのかという疑問が生まれやすく、喧嘩に発展することもあるようです。
パパとママの大喧嘩の仲直り方法とは
喧嘩したときのルールを決めておく
しかし、子どもへの影響を考えると、子どもの前で言い争いをしたり、険悪な空気が何日も続いたりすることは避けたいところです。そこで、夫婦で話し合って喧嘩をしたときのルールを決めておきましょう。
例えば、「イライラして相手に何か言ってしまいそうなときはひとりになる」など、喧嘩を予防するものでもよいですね。また、「喧嘩をしても、相手を無視するのはルール違反」「2日以内に仲直りする」など、喧嘩を長引かせない努力も必要です。