気になる部屋の臭いを消臭したい!赤ちゃんにきれいな空気を届けよう
部屋の臭いは、ずっといるうちに慣れて気にならなくなりますよね。しかし、生活していると出る臭いに気づかずにいると、いつの間にか部屋に染みついてしまいますよ。今回は部屋の消臭対策に必要な知識や使用済みおむつの臭いの対策、脱臭機と空気清浄機の違いやこれらを効率的に使う方法を紹介します。
部屋の消臭対策に必要な基礎知識
部屋の臭いの主な原因を知ろう
以下が、よくある臭いの原因です。
・放置した玄関の靴
・浴室やキッチンの排水口に溜まった皮脂や食べかすなど
・使用すると部屋中に広がるエアコン内部のカビ
・調理した料理や生ゴミ
・汗、加齢臭、たばこ、トイレのアンモニア臭などの生活臭
・生活臭が染みついたカーテンや寝具などの布類
また、環境や生活により別の理由も考えられます。
・部屋干しした洗濯物の生乾きの臭い
・ペットの体臭や排泄物
・畳のカビ
部屋の嫌な臭いは、こまめな掃除や洗濯で減らしましょう。
手軽でお金がかからない消臭方法
空気を入れ替えれば、部屋にこもった臭いが出ていきます。また、換気をして部屋の湿度を下げると多湿を好むカビの繁殖を防ぐことができますよ。できれば短時間でもよいので毎日部屋の空気を入れ替えるとよいでしょう。
濡れタオルを使って消臭することも可能ですよ。まずは、部屋の窓や扉を開けて換気をします。次に、タオルを水で濡らして水滴がたれないくらいに絞りましょう。そして、天井や壁など臭いが気になる場所に向かってタオルを振ってみてくださいね。
アロマオイルを数滴たらした水でタオルを濡らして振ると、アロマの香りが部屋中に広がりますよ。
消臭の強い味方!脱臭機と空気清浄機の違い
空気清浄機は、空気中の細かいものを取り除きます。ハウスダストやPM2.5、花粉、ダニが気になるなら空気清浄機を使うのが正解です。
しかし、たばこやペットなどの臭いが気になるなら脱臭機を使いましょう。ハウスダストやホコリは除去できませんが、臭いを分子レベルでしっかり分解してくれます。
両方の機能がついた脱臭機能つきの空気清浄機もありますが、強い臭いの脱臭は効果が期待できません。また、オゾン脱臭機なら花粉やダニにも効きますが、オゾンには毒性があります。きちんとしたメーカーは、適切なオゾン濃度にしているため、事故の心配はないようですよ。
赤ちゃんがいる家庭ならではの悩みと対策
うんちはトイレに流しおむつは消臭袋へ
徹底したいのであれば、面倒でもうんちはトイレに流しましょう。柔らかいうんちはトイレットペーパーを使って取ります。うんちを取っても臭いは残るので、おむつは消臭袋に入れて捨てるとよいですよ。
「面倒なのは嫌だ」「お金をかけない方法が知りたい」というママは、おむつをごみ箱に入れる前にビニール袋に入れて口を縛りましょう。消臭袋と比べると劣りますが、効果はありますよ。
スーパーでもらう袋をとっておくのもよいですし、市販の小さなビニール袋や雨の日にお店の入り口にある傘袋もよいですよ。傘袋は長いので一つ入れて結び、次のおむつを入てれ結んでと、一袋に三つのおむつが入ります。
使用済おむつを捨てるゴミ箱を工夫する
コストを抑えるなら、蓋つきのごみ箱と消臭シールで対策しましょう。
ごみ箱の大きさは、ごみ収集の頻度と家のスペースを考えて選んでくださいね。本体と蓋の気密性も重視しするとよいですよ。
ごみ箱は、使っているうちにごみ箱自体に臭いがついて、開けると嫌な臭いが広がるようになります。ごみ箱の臭い対策には、蓋の裏に貼るタイプの消臭剤を使うとよいですよ。また、お茶やコーヒーの出し殻、重曹など、安全なもので消臭するのもよいでしょう。
消臭スプレーは赤ちゃんにも安全なものを
新生児の赤ちゃんがいると、部屋の温度を保ったり、赤ちゃんに夜風を当てないようにしたりと考えるので、おむつ替えのたびに窓を開けて換気するわけにはいきません。また、消臭スプレーを使うにも、赤ちゃんの健康に害がないのか心配になりますよね。赤ちゃんのいる部屋の消臭には、安全な消臭スプレーを選ぶとよいですよ。
植物性原料のものや抗菌剤と植物酵素エキスでできたもの、99.99%精製水でできたものなど、ベビーベッドの近くで使うことができる安全な消臭スプレーもあります。気になるママはチェックしてみてはいかがでしょう。
脱臭機や空気清浄機で部屋の臭いを消すには
消臭、清浄効果を発揮できる場所に置こう
部屋全体の脱臭は、空気を循環させると効果的です。窓を開けたり、エアコンや扇風機をつけたりして風を起こすとよいでしょう。
おむつバケツの臭いはバケツの前に、部屋干し中の洗濯物や布製品の臭いは布に脱臭機を向けて消臭成分を吹きつけましょう。
【空気清浄機】
リビングでは、全体の空気を吸いやすい中央に置くのがおすすめです。リビングの隅に置くなら扇風機と併用するとよいですよ。夏はエアコンの下、冬はエアコンの対面に置いて空気を循環さるとよいでしょう。
寝室の場合は足元に置きましょう。空気清浄機にホコリや雑菌が集まったり、機械音や風が出たりするので、顔の近くはおすすめできません。
部屋にホコリや花粉を入れたくないならば、玄関に置くと効果的ですよ。