6歳児の中間反抗期って何?特徴や原因と接し方のポイント
子どもが6歳になって少し反抗的な態度をとるようになったと感じることはありませんか?6歳児は中間反抗期があるといわれていますが、一体どのような特徴のある反抗期なのでしょうか。中間反抗期の特徴や原因、どのように接したらよいのかのポイントをご紹介します。ママもストレスを溜めずに対応できるとよいですね。
6歳児の中間反抗期の特徴を知ろう
そもそも中間反抗期って何?
中間反抗期にある子どもは親に何かと口答えをしたり、今まで素直にしてきたことを嫌がってしなくなったりします。ママに叱られても無視したり、些細なことでもすぐに怒ったりすることでしょう。そうした反抗的な態度をとりつつも、ママに甘えたい気持ちが強いのも中間反抗期の特徴です。
子どもの自我が育ち、自分で考えて行動しようとする気持ちが強くなり、親の言うとおりにすることを嫌がるようになるのですね。子どもが成長しているからこそ見られる言動なのです。
男の子は言葉にできず手が出てしまう
思うように相手に自分の気持ちを伝えることができなくてイライラして、つい手が出てしまうのです。人に対して乱暴な言動をするだけではなく、物に当たって物を投げたり乱暴に扱ったりすることもあるでしょう。
「うるせぇなぁ」などと今まで言ったことのない乱暴な言葉も言うようになるかもしれません。少し大人になった気持ちで格好をつけて言うのでしょう。
ママが「ご飯食べよう」「寝よう」などと言ったら、「イヤ」などと否定することも多くなります。いちいち指示されるのが嫌だという子も多いようです。
女の子は話し掛けても無視をする
この時期の女の子は自分はなんでもできると思っているのに、ママやパパに注意されたら自分を否定されたと怒って無視をするのでしょう。指示されるのも嫌がりますから、単純に機嫌が悪くなって無視することもあるでしょう。
また、女の子は男の子よりも口がたちますから、ママが言ったことに対して言葉で言い返してくるケースもあります。自分は成長していると背伸びしたい年ごろですし、ママをライバル視することや見下すような話し方をすることもあるかもしれません。
6歳児の中間反抗期の原因は何?
友だち中心の生活で影響や刺激を受ける
ママが関わることが急に少なくなる小学校生活は、様々な友だちや先生などと関わることが多くなります。幼稚園や保育園よりももっと色々な環境で育ってきた友だちが増えるわけです。
今までとは違って友だち中心の生活になり、影響や刺激を受けて新しいことに興味を持ちながら子どもは自立していきます。その過程では他者に気を遣うことが増え、我慢してしなくてはいけないことも増えますから、安心できるママやパパに反抗するのかもしれませんね。
自分と周りを比べて劣等感を抱く
それに加えて新しいことに挑戦することも増えますから、今までよりも失敗することが増えるでしょう。失敗をすることで劣等感を抱き、自信を無くす場面も増えますね。
自信を無くしてコントロールできない気持ちを、一番甘えられる存在であるママに反抗的な態度でぶつけているのでしょう。外ではよい子に見られたいという想いも強いですから、外では普通なのにママやパパに対しては反抗的な態度をとるのですね。ママやパパに甘えているのです。
ママやパパとのコミュニケーション不足
子どもはママやパパとの関わりから人との関わり方を学んでいきます。ママやパパとコミュニケーション不足であれば、気持ちを言葉で表現する仕方や相手の思いをくみ取ることを学ぶことができなくなってしまいます。
自分の気持ちをうまく表現できないイライラから、反抗的な態度をとることもあるのです。それに、話し掛けても無視をされたら反抗的な態度もとりたくなりますよね。まずは、ママとパパが積極的に子どもに話し掛けて、コミュニケーションを図っていくことが大切です。
中間反抗期の6歳児への接し方について
子どもの話は落ち着いて最後まで聞こう
反抗的な態度をとったとしてもまだまだ未熟な子どもです。使える言葉の数も少ないですし、自分の気持ちを的確に言葉にするのもまだ難しいでしょう。
態度や口調が反抗的でも、子どもが話をしてきたら落ち着いて最後まで話を聞きましょう。言葉につまったらママが助け舟を出してあげてもよいですね。
子どもが話したいことをママがきちんと汲み取り聴くようにすれば、子どもは次第に落ち着いてくることでしょう。子どもは、ママが自分を受け止めてくれていると感じることができれば安心するものです。