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DINKs向けマンションとは?購入と賃貸のメリットについて

DINKs向けマンションとは?購入と賃貸のメリットについて

子育てを想定した家は、自然があり車の通りが激しくなく、近くに学校があるなど、子どものことを考えて選ぶ場合が多いですよね。けれども夫婦2人のDINKsの場合、学校について考える必要はなく自然の有無もその夫婦の考え方によります。今回はDINKs向けマンションの購入と賃貸の両方のメリットについて考えてみます。

DINKS向けマンションの特徴とは?

主な物件は都心部や駅前に集まる傾向に

夫婦共働きのDINKsに魅力的な物件は、駅直結のマンションなど、通勤に便利な駅から近いことです。また、近くに深夜営業のスーパーや飲食店があり、買い物が便利なことも大切です。

そう考えると、駅周辺の商業地域が生活しやすいといえますが、ビルが立ち並ぶ商業地に、日当たりや自然環境を求めるのは難しいですよね。けれども日中は家にいないDINKsの場合、日当たりや自然環境の優先順位は低いといわれます。

首都圏では、このような物件の約3割は東京23区内にあり、ほかには横浜や川崎の主要駅に多いです。国も職住近接を推進しており、都市再開発の際、マンションとともにオフィスビル、ショッピングモール、公園を一緒に作るなど、快適な都市生活のための環境整備をしています。

広さも間取りも2人で暮らすのに丁度よい

DINKs向けのマンションは夫婦2人暮らしに丁度よい広さから、少し余裕があると感じる40~60㎡程度の物件が多く、70㎡以上ではファミリー向けが多いです。主要駅近くの広いマンションは高額で、広いと掃除が大変と思う人もいるからです。

また、ファミリー向けマンションはキッチンが充実し、子ども向けの共用施設があることが多いです。そこまで料理をせず、子どもを持たないと決めているDINKsには無駄と感じることも。

間取りは1~2LDKが多いです。仕事で就寝時間が違ったり自分の時間を大切にしたりする夫婦は2LDKを選び、寝室を分けることもあります。

購入する場合、50㎡台くらいで3LDKの中古マンションを、1~2LDKにリノベーションする人たちもいます。

立地条件がよく家賃は割高の傾向に

DINKsは駅から近いマンションを選ぶことが多いです。しかし、よい立地条件の物件は人気が高く家賃が割高な傾向があります。

けれども、もし駅から遠いマンションを選んだ場合、毎日の通勤が大変になるだけではありません。終電を逃せばタクシーを使う必要があり、ゲリラ豪雨にあえば、家までびしょ濡れで歩くことになります。

休日に身軽に遠出しにくく、駅のデパートや付近の商業施設で買い物をすると、持って帰るのが大変です。不便さを感じて引っ越したり予定外の自家用車が必要になったりして、かえって出費が増えるかもしれません。

夫婦でフルに働くDINKsは、快適に仕事をするために、多少値段が高くても、プライベートも充実する立地条件のよい物件を選ぶことが多いのです。

DINKs向けマンション購入のメリット

ローンを払いながら資産形成も同時に

DINKs向けのマンションは、売るときに値段が下がりにくい傾向があります。まず駅から近いというのはマンション売却の際には大きな強みです。首都、中部、近畿圏の調査で、駅から10分以内の築10年のマンションは、新築時の1割ほどしか値下がりしなかったという結果もあります。

DINKs向けのマンションは売りやすい平米数ともいわれます。特に50㎡以上では住宅ローン控除対象なので買いやすく、一戸建てが広くなったシニア夫婦の住み替えにもよい広さです。

ですから、そのときの不動産価格の動向にもよりますが、駅から近いDINKs向けのマンションは資産価値が下がりにくいといえます。もちろん、ローン完済後は資産として残るので、老後は家賃なしで暮らせる利点もありますね。

購入したほうが月々の家賃が安くなる

東京都目黒区のある駅から徒歩10分にある新築マンションを例にあげてみます。この物件は約34㎡で1LDK、4,100万円です。支払いは頭金なし35年ローン、金利0.525%でボーナス払いなしの均等払いとして、毎月106,883円かかります。

近隣駅から徒歩6分の同じ1LDK、約34㎡の家賃163,000円の賃貸と比較してみると、1カ月の支払いは56,117円購入したほうが安くなります。35年後には1,418万円の差額が生まれます。

とはいえマンションを購入すれば、固定資産税や修繕積立金、管理費、室内のリフォームなどが必要です。それが500万円ほどかかったとしても賃貸より安いという結果になるのです。

ローン完済後は資産になることもメリットですね。

住まなくなったら賃貸経営に切り替える

DINKs向けの30~50㎡くらいのマンションをコンパクトマンションと呼びますが、コンパクトマンションは賃貸がしやすいといえます。単身者やDINKsはファミリー世帯よりも、家を購入する割合が少ないからです。

東京都政策企画局では2020年以降、東京都のシングルやDINKsは減らないと推測しています。今コンパクトマンションを購入し、数年住んだ後、子どもができたり転勤になったりしたときに、マンションを貸した家賃で、ほかの家に住むことも可能です。

あるDINKsは予想外の夫の海外転勤で、駅近のコンパクトマンションを賃貸に出したところ、10年以上途切れることなく貸し出せているそうです。その賃料で、妻が退職していてもローンが返済できそうだといいます。

DINKs向けマンション賃貸のメリット

急に転勤になってもすぐに対処できる

転勤で購入したマンションを賃貸に出す場合、契約期間を決めた定期借家契約で借主を探すことがほとんどです。この契約では借主は決まった期間しか借りられないため、賃料が安く設定されます。それでも、期間が短く立地があまりよくないと、借り手が見つかりにくいといわれます。

しかし、転勤先の家賃を会社が負担するならば問題はありません。けれども会社の家賃負担がなく賃料も入らないときは、住宅ローンと転勤先の家賃で出費がかさみます。

賃貸であれば、残した家の心配をする必要がありません。急に転勤になっても引っ越すだけですみ、会社の家賃補助がなくても困ることはないのです。

転勤の可能性がある場合、住宅ローンのリスクがない賃貸で様子を見たほうが安心かもしれませんね。
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