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育児と介護の両立がママの負担に!把握したい規定や対策と子へのケア

育児と介護の両立がママの負担に!把握したい規定や対策と子へのケア

育児のサポートサービスを利用する

家族以外で育児のサポートをしてくれるものには、保育園、幼稚園、ベビーシッター、ファミリーサポートなどがあげられますね。

保育園には、共働きなどで育児ができない家庭に対して支援する保育と一時預かり制度があります。共働きではなく介護が必要な人がいる家庭でも申請できますよ。一時預かりは1日単位で預けられるもので、利用料は2,000~3,000円くらいです。

ほかには、ファミリーサポートとベビーシッターもありますよ。ファミリーサポートは主に自治体が運営し、市民などが登録して、支援する側と受ける側としてお互いに協力し合うものです。

一方、ベビーシッターは民間が経営しており、自宅での保育を担当してもらいます。料金は、運営会社により異なるでしょう。

介護サービスの利用ができるか確認を

介護サービスは、居宅サービスと施設サービスに分けることができます。ここでは、主な居宅サービスをご紹介します。

・訪問介護
ホームヘルパーが自宅訪問し、身体介護及び生活援助を行う
対象:要介護1~5

・訪問看護
看護師や保健師を中心に医療従事者が医師の指示のもと、自宅訪問する
対象:要介護1~5、要支援1、2

・通所介護
デイサービスセンターに日帰りで通い、食事や入浴、介護、レクリエーションなどのサービスを受ける
対象:要介護1~5

・短期入所
特別養護老人ホームや介護老人保健施設への短期入所(数日~1週間程度)ができる
対象:要介護1~5、要支援1、2

このほかにも、多種の居宅サービスと老人ホームなどの施設サービスがありますよ。

育児や介護にかかる費用はどうする?

育児費用はおおよその金額を把握し貯蓄を

小学校から大学卒業までを公立で通したとしても、子ども1人あたり1,000万円かかるといわれていますね。しかしこれは、教育費だけであって養育費は含まれていません。

教育費は学費、塾や習い事、受験費用などです。一方、養育費は食費や衣服費、医療費、おこづかい、レジャー費など子どもにかかる残りの費用が含まれます。

それでは、大学卒業までの22年間の費用の平均額を見てみましょう。
1.すべて公立校への進学
教育費1,043万円+養育費1,640万円=2,683万円
2.すべて私立(大学は文系)への進学
教育費2,508万円+養育費1,640万円=4,148万円
3.すべて私立(大学は理系)への進学
教育費2,578万円+養育費1,640万円=4,218万円

介護費用は親の資産で足りるかチェックする

両親に、どの程度の資産や年金収入があるかを把握している人は少ないのではないでしょうか?親に「どのくらいの年金や預貯金があるの?」とはなかなか聞けないものですね。

しかし、知らずにいると親の生活だけでなく自分の世帯の生活まで脅かされる可能性もあります。そのため、両親が介護状態や痴呆症状が出る前の元気なうちに確認や話し合いをしておくようにしましょう。

国民年金の満額は月65,000円ですが、平均は55,000円ほどになります。一方、厚生年金は月平均150,000円です。

介護期間は、平均で5~10年といわれています。介護費用を月80,000円と考えると、トータルで480~960万円は必要ということになるでしょう。

申請して受け取れるお金について調べる

公的なもので、申請すると受け取れるものには「高額療養費」と「高額介護サービス費」があります。どちらも一定額を超えたことを申請するとお金が返ってきますよ。

民間の介護保険に加入している場合も申請が必要です。事前にどの保険に加入し、保険証券がどこにあるのか、なども聞いておきましょう。

次に児童手当は、居住地の自治体に現況届を提出することで支給されます。ただし、子どもの年齢により支給額が変わってきますよ。2019年10月から始まる「幼児教育・保育無償化」も各自治体への申請が必要になる予定です。

出産手当金・出産育児一時金は、健康保険組合へ申請することで受け取ることができます。出産育児一時金については、医療機関への直接払いもされていますよ。

ママは忙しくても子どもとの時間を大切に!

寂しいことをママに言えない子もいる

家事・育児・介護それに仕事が重なれば、ママに余裕がなくなるのも当然のことでしょう。余裕がなくなった結果、どこかにしわ寄せがきますね。そのなかに子どもへの接し方も入ってくるでしょう。

本当はママの愛情が減ったわけではありません。しかし、子どもはその違いをママの関心や愛情がなくなったためだと感じてしまうようですよ。

抱っこを求めて甘えたり「◯◯ちゃんはいいなあ」とお友だちを羨ましがったりします。ほかには、お友だちに意地悪をしたり、自分を傷つけたりする子どももいるでしょう。

子どもは言葉でうまく表現できない分、寂しさのサインを態度で出しています。どんなに疲れていても、その合図に気づけるくらいのコミュニケーションは必要だということでしょう。

短時間でも親子でスキンシップを

ママも本当は子どもとの時間を大切にしたいと望んでいるでしょう。しかし、ダブルワークになることで余裕がなくなり、時間がとれなくなることも現実としてありますね。それでは、どのようにして親子の時間をとり、子どもの心を安定させればよいのでしょうか?

子どもはママに抱っこされたり、ギュッとされたりするだけで嬉しそうな顔をしますね。この時間はたとえ短くても大変貴重なものとなります。

抱っこだけでなく、触れることが大切なのです。短時間でもよいので、目を見て話を聞いて褒めてくださいね。また、叱るときも目を見て触れて、優しい口調を心掛けましょう。

これは、介護が重なったときだけでなく弟や妹が生まれてママをとられたと感じ、不安定になった子どもにも有効ですよ。

ママが大変なときはパパにも協力してもらう

ママがひとりで家事も育児も介護も背負ってしまっては、辛くなるばかりです。辛さを軽減するためには、パパの協力が不可欠となるでしょう。

帰りが遅いパパには、保育園への送りをお願いするのもよいですね。朝の送りがないだけでも時間に余裕ができるでしょう。時間が合えば、お風呂と寝かしつけもしてもらいます。

また、介護もママが一手に引き受けるのではなく、できることはパパにも担当してもらうことが大切です。介護の育児とは違う大変さを知ってもらうことで、ママが毎日どんな思いになるのか分かってもらえるチャンスですよ。

パパは、言われなければどんな家事をすればよいのか分からない人も多いようです。お願いしたい家事をリストにして頼んでおくのも一つの方法ですね。
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