就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

新生児がのけぞるのはなぜ?のけぞるそのわけと気になる病気

新生児がのけぞるのはなぜ?のけぞるそのわけと気になる病気

赤ちゃんを抱っこしていたら、急にのけぞられて驚いたことがあるママも少なくないでしょう。頻繁にのけぞると「どうしてこんなにのけぞるの?」「もしかして病気じゃないかしら」と心配することも。ここでは新生児がのけぞる理由と対処法を知り、脳性まひなどの病気との関係を見ていきましょう。

のけぞって泣く赤ちゃん、その理由

緊張している体をほぐすストレッチ

赤ちゃんは日々成長し、生後1カ月で体重は1kgくらい、身長は5cmくらい伸びています。生まれたときは体重3kgくらい、身長50cmくらいですから、成長の割合はとても大きいですね。

赤ちゃんの体は大きくなるだけでなく、神経も発達していきます。神経は体の中心部から末端部に向けて発達していくので、手や足といった末端部分よりも、背中などの中心部分の方が、早く動かすことができるようになります。のけぞりは、新生児が比較的早くできるようになる動きの一つでもあるのですね。

急速に体が成長する中、赤ちゃんは動き始めたばかりの筋肉や関節を、できるだけ動かそうとがんばっているでしょう。のけぞりは、そんな中で見られる赤ちゃんのストレッチ運動とも考えられますよね。

眠りたいのに眠れない 

生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳の時間以外はほとんど寝ています。まだ体力がないので疲れやすく、たくさんの睡眠が必要なのです。目もよく見えませんし、なにかを見て楽しむほど知力も成長していません。寝るのが一番で、寝ることで安心を感じているようですね。

そんな赤ちゃんなので、眠れないと不安になって泣きだします。お腹が空いたり、暑すぎたり、眠れない原因はそのときどきですが、言葉で伝えることができない赤ちゃんは、大きな声で泣いたり体を動かしたりして、ときにはのけぞってママに伝えようとします。

のけぞりは、まだあまり体を動かすことができない赤ちゃんにとって、精いっぱいの自己表現なのでしょう。できるかぎりの動きで、ママに「眠りたい」と伝えているのです。

外からの刺激への反射のことも

ママが抱っこしてあげたり、ベッドに寝かせてあげたりすると、赤ちゃんがのけぞることがあります。これは赤ちゃんが意識的にしているだけではなく、反射的にのけぞりがおきていることもあると考えられています。

赤ちゃんの体の筋肉も、それを動かす神経もまだ発達の途中です。急になにかに触れられたり、姿勢が変わったりしたとき、赤ちゃんの感情とは別に反射的に筋肉が動くこともあるでしょう。のけぞりも、そんな動きの一つだといわれています。

新生児にみられる反射的な動きは、成長とともになくなっていきますので心配しなくても大丈夫です。赤ちゃんがパッと両腕を広げる「モロー反射」は代表的な反射ですが、これも成長とともになくなりますよね。

寝ているときにのけぞるのはなぜ?

寝返りの練習をしている

筋肉や関節、神経が発達し、赤ちゃんの体は徐々にいろいろな動きができるようになります。生後5~7カ月になると寝返りをうつようになる赤ちゃんも多くなってきますよね。

寝返りをうつには、赤ちゃんはまず腰の下の部分を回そうとします。足を振り下ろしてみたり、床を足で押して腰を上げたりしながら、赤ちゃんは寝返ろうとするので、このときにのけぞることもあります。

寝返りをマスターするのは簡単ではなく、赤ちゃんはなんども挑戦します。「天井ばかりではなく、ほかの景色も見たい」「ママの方を見たい」などという思いが強い子ほど、寝返ろうとする傾向にあります。練習熱心の赤ちゃんのママほど、赤ちゃんがのけぞっているのをよく見かけるのかもしれませんね。

なにかをママに伝えたい

先にも書きましたが、のけぞりは赤ちゃんができる最大の自己表現といえるでしょう。新生児にできることは限られていて、のけぞって泣くのが精いっぱいなのです。大泣きしながら、体中の筋肉を力ませてのけぞり、ママになにかを伝えようとしているのです。

赤ちゃんが泣いてのけぞっていたら、どうして泣いているのか調べてみましょう。赤ちゃんが泣くには理由があります。お腹が空いていないか、おむつが汚れていないか、暑くないか、思いつくことを全部確認してみましょう。

それでも泣き止まないことはよくあります。一度泣きだしたら、原因が取り去られても悲しい気持ちがおさまらないこともあるのでしょう。抱っこして、優しく話しかけて、赤ちゃんが安心するまでただ一緒にいてあげたいですね。

見たいものがそちらにある

生まれてすぐの赤ちゃんの視力は0.01~0.02で、見える距離は30cmくらい、周りはぼんやりとかすんで見えています。まだ色を見分けることはできず、白黒の物の方がよく見えるそうです。

少しずつ遠くの物や色が識別できるようになると、赤ちゃんは周りの物に興味を持ち始めます。気になる物を見つけたら、そちらを見ようと顔を向けます。顔を向けただけでは見えないときは、体をねじってみたり、のけぞったりして見ようとすることもあります。

好奇心が強い赤ちゃんほど、のけぞることも多いようです。赤ちゃんがのけぞってばかりで心配だというママも「この子は好奇心が強いのだ」と思えば安心できますね。好奇心は体を動かす大事な原動力です。温かく見守ってあげましょうね。

抱っこがいや?抱っこでのけぞる理由

その日の気分で好きな抱っこの仕方が変わる

抱かれ心地がよくないと、赤ちゃんがのけぞることもあります。いつもはのけぞらないのに、急にその日だけのけぞることもありますから、赤ちゃんの好きな抱かれ方は、その日の気分によって変わるようです。

赤ちゃんがのけぞって泣いたら、抱き方を変えてみましょう。角度を変えたり、縦抱きしてみたり、いろいろな抱き方を試してみましょう。

ママではない人が抱っこすると、違いを敏感に感じて泣く子もいます。大泣きされてガックリしたことのあるパパもいるでしょう。でも「もう抱っこしてはいけない」と思わないでくださいね。赤ちゃんはその日の気分によって、泣きやすかったり泣きにくかったりもするのです。もしかしたら次は泣かないかもしれませんよ。

抱っこで暑くなったのがいや

抱っこすると、ママの体温で赤ちゃんは温かくなります。首がすわっていない新生児を抱くには、頭を包み込むように抱きますから、特に体温は上がりやすくなります。抱っこ中に赤ちゃんがのけぞったときは、暑いことをママに伝えようとしている場合もあるので、注意してあげましょう。

抱っこしていると赤ちゃんの体温がママにも伝わってきます。ママが暑いなと思ったら、抱っこをやめて赤ちゃんをベッドに寝かせるなどして、熱を逃がしましょう。

夏は暑くなりやすいので、通気性のよいガーゼタオルをママと赤ちゃんの間に挟むなどして、熱気がこもらないようにするとよいですよ。汗をかいて服が濡れたら、お着替えをして、気持ちよく抱っこできるようにしましょうね。

そもそも抱っこされるのが怖いのかも

抱っこはベッドで寝ている状態と違い、体が傾いたり、揺れたりします。頭と背中を支えてもらっていても、全身を均等に支えられているわけではないので、不安定な状態に、安心できず泣く子もいるでしょう。

こういう場合は、おくるみや大きめのタオルで体を包んでから抱っこしてみましょう。包み込まれている状態は安定感があって、ママのお腹の中にも似ているので安心する子もいます。

また抱っこされている胸の中では、ママの声や心臓の音がよく聞こえ、敏感な子はママのちょっとした感情の変化も感じ取ります。ママが怒ったり悲しんだりしていると泣く子もいますよね。

赤ちゃんがゆったりとした気分で安心していられるように、ママもできるだけゆったりとした気分で抱っこしましょうね。

のけぞりだけでは判断できない病気

複数の原因でおこる「脳性まひ」

のけぞりが症状として出る病気の一つに「脳性まひ」があります。脳性まひは、赤ちゃんが胎内にいるときから生後4週間の間に、なんらかの原因で脳に損傷がおき、その後の成長に遅れが出る病気です。

ママが妊娠高血圧症候群であったり、赤ちゃんがトキソプラズマなどの先天性感染症にかかっていたり、引き金になるといわれている原因はいくつかあって、複数の原因が重なって脳性まひはおきるといわれています。

のけぞり方が普通とは違うので、医師が見れば脳性まひなのかどうかは判断できるそうです。ほかにも、「ミルクや母乳がうまく飲めない」「首がなかなかすわらない」など発達の遅れもみられます。のけぞりが多いだけでほかの症状がないなら、脳性まひの心配はまずいらないとのことです。

大きくなるまで判断が難しい「自閉症」

「自閉症」は先天的な脳の障害で、原因は分かっていません。自閉症という文字から、心を閉ざしてしまう、育つ過程に原因がある病と思われがちですが、生まれたときから持っている、心ではなく脳の障害なのです。

症状としては「ママと目が合わない」「抱っこを嫌がる」「笑わない」などがみられます。ただ自閉症の判断基準は、コミュニケーションに関するものが多く、その子の個性としてとらえることもできます。もっと大きくなって、はっきりした症状が現れるまでは判断できないのが現状です。

毎日のようにのけぞって抱っこを拒否されると、それだけでママはショックなのですが、さらに病気ではないかと心配もしてしまいます。でも判断はまだ待って、医師と相談しながら様子を見守りましょうね。

傷から菌が入って発症する「破傷風」

「破傷風」は破傷風菌が作る毒素によって、けいれんなどを引きおこす感染症です。大人もかかる病気ですが、新生児がかかるものは「新生児破傷風」といわれています。主に不衛生な状態で出産し、へその緒の切断時に破傷風菌が入ることが原因で発症します。

症状としては「ミルクを飲む力が弱い」「けいれんする」などがあり、けいれんしてのけぞった状態になることがあります。潜伏期間は1~2週間で、発症すると高い確率で10日以内に命を落とします。先進国ではほとんど見られなくなりましたが、発展途上国ではいまだに多くの新生児が発症しています。

脳性まひや自閉症とくらべて、破傷風は症状がはっきりあらわれ、命に関わる恐ろしい病です。異常を感じたらすぐに医師の診察を受けましょう。

赤ちゃんがのけぞるときの対処法

どんなのけぞりなのか観察してみよう

赤ちゃんののけぞりについて見てきましたが、のけぞりは大きく分けて「赤ちゃんが運動している」「なにかママに伝えようとしている」「病気」の場合が考えられるでしょう。

のけぞりが多くて、赤ちゃんが病気ではないかと心配するママもいますが、病気が原因ののけぞりはごくわずかです。赤ちゃんののけぞりをよく観察してみると、ほとんどが運動したり遊んだりしているだけなのです。泣いてのけぞっているなら、それはママになにか伝えたいのであって、病気ではないでしょう。

性格によって、単にのけぞるのが好きな子もいますし、嫌なことがあるとなんでものけぞってしまう子もいます。のけぞりもその子の個性だと思って、うまく付き合うようにしたいですね。

抱っこやお世話のやり方を変えてみよう

抱っこが気に入らなくてのけぞっている場合は、抱っこの仕方を変えてみましょう。縦抱きにしてみたり、足が曲がるように抱きかかえてあげたり。大きなタオルでくるんでから抱っこすると安心する赤ちゃんもいますよ。

のけぞりが危険なのは、赤ちゃんが落ちてしまうからです。よくのけぞる赤ちゃんは、座って膝の上に乗せるように抱っこしてあげたり、スリングなどを利用して落ちないように抱いてあげたりしましょう。

片手で赤ちゃんを抱きながら、もう片方の手でほかの用事をすると、赤ちゃんがのけぞったとき、とっさにママが赤ちゃんを守れないこともあるので極力やめましょうね。ほかにもおむつ替えの台の上や、ベッドに寝かせるときは、のけぞることを考えて端には寝かせないようにしましょう。

不安なときはお医者さんに相談しよう

子育てで不安なときは、医師に相談してアドバイスをもらいましょう。話をすると安心できることも多いですよ。のけぞり以外にも、病気かもしれないと思う特徴的な赤ちゃんの行動があるなら、それも医師に伝えましょう。

自閉症など、赤ちゃんが大きくならないと医師でも病気の判断をしかねるものもあります。「うちの子は病気かもしれない」と心配してママが暗い顔をしているよりも、「これがこの子の個性なのだ」と思って明るく対応できるとよいですね。

のけぞりを心配していた先輩ママに聞くと「今は元気に育っているし、心配はいらなかった」「のけぞりは元気のしるしだった」という声が。のけぞりが多いと心配してしまいますが、一時的なものであるケースも多いようです。

まとめ

赤ちゃんののけぞりのほとんどが「運動、自己表現」であり、病気であることは少ないです。のけぞりが好きでよくする子もいますし、性格も関係しています。

病気である場合は、のけぞり以外にも特徴的な症状があります。のけぞるというだけで病気の心配はしなくても大丈夫ですが、心配なときは遠慮なく医師に相談しましょうね。

成長すると赤ちゃんはのけぞらなくなります。毎日のけぞって泣かれて困っているママも「小さな体で必死にのけぞっているのも今だけ」と思うと、ちょっと優しい気持ちになれますね。

ライター紹介

teniteo WEB編集部

関連記事

この記事のキーワード

  • フリーペーパーテニテオ愛知・宮城版
  • teniteoHOME
  • teniteoWEAR
  • teniteoSHOP
  • テニ-とテーオ
  • teo's
  • ハハノワ2019
  • クリスマスプロジェクト2018
  • teniteoSNAP
  • teniteoSEMINAR