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【第1回】身近なモノで音遊び!子どもと一緒に音のワークショップ

【第1回】身近なモノで音遊び!子どもと一緒に音のワークショップ

風の音、雨の音、音楽、人の声と子どもを取り巻く環境の中にはいろいろな「音」があります。今月は「音」をテーマに様々な方にお話を伺います。第1回は「すべての人にアートを」をスローガンにワークショップや舞台公演を行う「すんぷちょ」さんでお話を伺いました。

「音」を楽しむってどういうこと

「すんぷちょ」のアートワークショップ

「NPO法人アートワークショップ すんぷちょ」では、芸術を通して子どもから大人まで、障害の有無にかかわらず色々な人が交流をすること、誰でもが身近に芸術にふれることができる、そうしたアーティストの出会いが身近にあることが大切だ、との思いから、理念に共感してくれる芸術家を招き、参加型のワークショップや公演活動を行っています。

年齢や障害の有無に限らず、誰でも参加できるワークショップは、音に合わせて体を動かす演劇的ワークショップをはじめ、手作り楽器を作るもの、身の回りの音がでるものを使った活動などを行っています。活動を通じて、それぞれ何か自分の中にあるものを表現する機会を多く作っています。

ワークショップで大切なのは

「個人の意思や個性を尊重し、個々の感性を生かす」ことを意識し、すんぷちょでは子どもたちのやりたいという気持ちを尊重して活動しています。

「よくワークショップをしていて、ママが子どもの手を持ってハイタッチをさせてようとする場面があるのですが、こういう時は10秒とか30秒ほど、子どもから意思を持ってハイタッチしてくれるのを待ちます。見るという参加方法もあるので、しなかったらまた次やりたくなったら、となります。」

どんな表情で、どんなタイミングでハイタッチをするのか子どもを見ながら、自分から自己表現しようとしてくれる気持ちになることを第一にしているそうです。

音と触れ合う楽しみ!

楽器を作るワークショップも行っていますが、すんぷちょで「音」と触れ合うワークショップは、舞台公演やダンスの演出としての楽器などがあります。

本格的な楽器を時間をかけて用意するのもひとつですが、生活の中にある身近なものを使って音を楽しむこともできます。

「ボウルであれば、いろんなところを叩けばいろんな音が出ます。また、内側に自分の顔が見えたり、頭にかぶって声を出すだけで、声が反響して聞こえたりするのでいろいろ楽しめます。」

身近にあるものでも、叩き方や持つ場所を変えるだけでも音の変化がうまれます。そのことを知ることや発見することは、子どもの好奇心を刺激し、音に興味を持つきっかけにもなります。

家で楽しめる音遊びを教えて!

どんな遊びがいいのか?

子どもとの音遊びといっても手作りの楽器を作ってみたり、音に合わせて身体を動かしたりと年齢によっても遊び方もいろいろ。基本的に音があると子どもは、何か始まるんじゃないかという期待感が増すので、子どもとの遊びの中で、トーントーントーンとシンプルなリズムを取り入れるだけでも効果的です。

また、年齢が上がれば「楽器を作る」「音を鳴らす」などプラスαのモノを意識することでより音楽を楽しむことができます。

0〜1歳はわらべ歌と五感で音遊び

この年齢はママの声を使った「わらべ歌」がおすすめです。わらべ歌には、音楽的な要素とリズムが入っていおり、シンプルなリズムは赤ちゃんを安心させることができます。

また、耳で聞くということだけでなく、くすぐったり、なでるなど振動やいろんな刺激を与えることで、赤ちゃん自身が脳で体のサイズや形を認識することもでき、寝返りや座るなどもスムーズに覚えていきます。

ほかに卵のパックにボタンやビーズを入れるだけの簡易的なおもちゃもおすすめ。凸凹しているので掴みやすく、凸凹のところを握っても音がなるので赤ちゃんも楽しめます。

両隅をテープで止めるだけなので、作る作業をお兄ちゃんやお姉ちゃんが担当することもでき、きょうだいで遊ぶこともできます。

3歳は音探し、4歳は手作り楽器

3歳くらいの子どもなら、どんなものを叩くとどんな音がでるのか?ビニール袋をこする音や水の入っているペットボトルやコップを叩くとどんな音がなるなど、家の中や公園などで、集めてみたりとかするのも楽しいです。その音をママやパパと一緒になって鳴らすことでちょっとした演奏会として遊ぶこともできます。

4歳からは簡単な楽器づくり。

手先が器用になってくる年齢のため、自分で作ったものを鳴らしたり飾りつけしたりして楽しめます。スポンジにスプーンやフォークなどを並べて菜箸で叩くだけでも簡易的な鉄琴としても遊べます。
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