子どもが口癖を真似して困る！環境が子どもに与える影響や対応策

2019,7,21 更新

言葉の意味を認識するよう促そう

子どもは「大好きなお兄ちゃんが使っていたから」「好きなアニメのキャラが使っていたから」などの理由で言葉を使うことがあります。言葉の意味が分かっていないときは意味や適切な言い換え方を伝えましょう。

例えば、意味もなく「だりー」という言葉を使う場合は「どうしたの？具合が悪いの？」などと質問し、「だるい」は体調がよくないときなどに使う言葉であることを伝えるとよいでしょう。

また、様々なニュアンスで使われる「ヤバい」は、「そうだね、危ないね」など子どもの意見に共感しながら適切な言葉で返していくとよいですね。

テレビなどで覚えた乱暴な言葉や汚い言葉の意味を知らずに使っているときは、よくない言葉であることを説明しましょう。

なぜ使ってはいけないのか一緒に考えよう

「バカ」「死ね」「ウザい」などの言葉をよくない言葉だと意味を理解しながら使っているときは、「よくない言葉であること」を伝えると同時に「なぜ使ってはいけないのか」を一緒に考えるとよいでしょう。

「死ね」や「殺す」などの言葉を使う場合は「死ぬとはどういうことか」「死ねと言われた相手が本当に死んだらどう思うか」などを話し合ってください。「あなたが死んだらママは悲しい」という気持ちを伝えるとよいですよ。

また、「デブ」「ブス」「キモい」「ウザい」「バカ」などの悪口は、「自分が言われたときどんな気分になるか」を考えると「使ってはいけないな」と実感しやすくなります。

頭ごなしに禁止するのではなく、使ってはいけない理由を知って納得してもらうとよいでしょう。

まとめ

子どもの言葉が成長するのは嬉しいことですが乱暴な言葉や汚い言葉が増えるのは困りものです。

よくない言葉が多くなったなと感じたときは、子どもの周りでどのような言葉が使われているかを確認してみましょう。使っている言葉の意味や、使ってもよい言葉かどうかを子ども自身に考えてもらうのもよいですよ。

パパやママがよくない言葉を使っているときは、使わないよう意識したり、ほかの言葉に言い換えたりしましょう。よい言葉や正しい言葉づかいを真似してもらえるとよいですね。