赤ちゃん連れでの冬場の外出!寒さ対策や出かける時間帯とは
赤ちゃんを連れて、寒い冬の外出はなにかと不安な点があるのではないでしょうか。ここでは、ママの不安を解消し、赤ちゃんと外出するためのポイントを紹介します。寒い冬でも外の空気に触れ、太陽の光を浴びることは赤ちゃんやママの健康にもよいといわれているんですよ。準備を万端にして、お出かけを楽しみましょう。
赤ちゃんの冬場のお出かけのメリットは?
免疫をつけて元気な体をつくろう
冷たく乾燥した空気は、皮膚や粘膜の防御力を高めます。皮膚・粘膜から情報を受け取って、体温を一定に保つように自律神経が作動するのです。そのため低体温になりにくく、ウイルスや細菌に負けにくい体になっていくといわれています。
また、日光に当たると体内でビタミンDが作られます。ビタミンDが足りないと、カルシウムが十分に吸収されないため、成長によくありません。赤ちゃんがある程度の月齢になったら、短い時間でもよいので、積極的に日光浴をしてみてくださいね。
季節の変化を肌で感じることができる
生後2~3カ月頃からは、昼夜の区別がつくように生活リズムを整えるのも大切です。ずっと暖かい室内にいると、外との気温差や昼夜のメリハリがわかりにくくなってしまいます。日差しが弱く日照時間も短い冬だからこそ、外に出て生活リズムを整えることを意識しましょう。
寒い冬でも、外に出ることは赤ちゃんにとっては貴重な経験の一つです。冬の紫外線量は夏の1/3以下なので、紫外線の心配はいりません。
ママの気分転換にもなる
外で元気に体・手足を動かせば、血流もよくなって、体もぽかぽか温まってくるはず。冬のパリッと澄んだ空気の中を歩くこと、目に入る風景、木や自然、体で感じる風、匂い、音…。外界のあらゆるものが刺激になり、脳を覚醒させてくれます。五感をフルに活用して刺激を受けることは、ストレス発散にもなります。
散歩は、体とともに脳を刺激する運動でもあります。赤ちゃんも、ママもパパも、外をお散歩してリフレッシュしてみてくださいね。
冬場のお出かけの時間帯やタイミングは?
出かけるなら10~15時の間がおすすめ
お昼すぎの午後1~3時頃は、暖かくなりやすい時間帯です。ただ、ここで紹介する時間帯はあくまで目安。「この時間帯に行かなきゃ!」と無理に散歩や外出をするのは、控えましょう。その日の気候、赤ちゃんの体調などを考えて、授乳やお昼寝の時間を考慮しながら、適切な判断をしていってくださいね。
また、1回の散歩の時間を短めにして、午前と午後の2回に分けたりするのもよいですね。
授乳が終わってご機嫌なタイミングで
よいお出かけになるかどうかは、赤ちゃんの機嫌が左右するといっても、過言ではないでしょう。実際、赤ちゃんが機嫌のよいときに外出したい!と思っているママは多いですよね。授乳が済んだ後は、赤ちゃんは機嫌がよいことが多いはず。赤ちゃんがご機嫌であれば、ママもご機嫌で気持ちよく散歩ができますよね。
外出中は授乳できる場所を探すのが難しい場合があります。「散歩中にお腹がすいて、泣かれたらどうしよう」と心配しながら外出するよりも、授乳を済ませてからお出かけしたほうが、ママの気持ちも楽ですよね。
気持ちよくニコニコでお出かけできるように、授乳タイミングも意識してみてくださいね。
毎日必ず出かけなくても大丈夫
いざ外に出かけようとしたら雪が降ってきた…風が強くなってきた…なんてこともよくあります。ベビーカーで雪の中を移動するのは大変で危険ですし、抱っこひもなどを使っている場合は足元が見えにくく、滑りやすいので危ないです。
悪天候の中、無理に外に連れ出す必要はありません。ベランダや窓際で日光浴や外気浴をするだけでも、温度差を肌で感じられたり刺激になります。ドアを開けて外の空気を吸うだけでもよいのです。
「散歩は毎日しないと…」などと思い詰めるのは、ママの精神上よくありません。気負いすぎず、ママと赤ちゃんの負担にならない範囲で、楽しく散歩をしてくださいね。
赤ちゃんの防寒対策はどうする?
薄着の重ね着をして寒さ対策を
シンプルな方法ですが、インナー・肌着を着るだけで防寒対策になります。小さな赤ちゃんは、動くとすぐに体が温まります。短肌着+コンビ肌着+カバーオールなど、薄着の重ね着で対応しましょう。汗が乾くと体が冷えるので、背中にガーゼを入れておき、動いた後などに汗を抜き取ることをおすすめします。足周りは、レッグウォーマーやスパッツで調節できますよ。
あんよができる赤ちゃんは、薄手のシャツの重ね着がおすすめです。温度調節や着替えがしやすく、動きやすいです。中は薄手の重ね着をして、アウターは風を通さない薄手のものがよいでしょう。