1歳児がスプーンを使えないのが心配!考えられる理由や上手な対応法
わが子1歳になるというのに、なかなか上手にスプーンを使えず困っているというママがいるかもしれません。そこで今回は、スプーンが使えない1歳児をもつママの悩みと1歳児がうまくスプーンを使えない理由、スプーンの使い方が上達するためのコツなどについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
スプーンが使えない1歳児をもつママの悩み
ママに甘えて自分で食べようとしない
お腹が空いていないのならまだしも、お腹が空いているのに自力で食べてくれない場合、ママも困ってしまいますよね。隣にずっとつき添って、子どもの口まで食べ物を運ぶのも疲れてしまいます。子どもと一緒に食事をしたくても、子どもの世話をしているとママ自身が食事をすることができません。
ママに甘えているから、自分で食べようとしてくれないのかと悩んでいるママも多いことでしょう。
上手にスプーンが使えず癇癪をおこす
お腹が空いていて、早く食べ物を口にしたいのに、スプーンが上手に使えなくて食べ物が口に入らないとなると、確かに子どもが癇癪をおこすのも仕方がないかもしれませんね。
ときにはスプーンを投げて、手づかみで食べようとする子どももいるようです。こうなると、「どうしてうちの子はスプーンが上手に使えないの?」とママも頭を抱え込んでしまいます。
食べこぼしが多くてママにとってストレス
しかし、1歳の子どもに「食べこぼしをせずにきれいに食べて」というほうが難しいかもしれません。解決策として、後片付けがラクになるよう工夫をしてみるのもよいでしょう。
たとえば、ベビーチェアの下に新聞紙を敷いておくと、食後は新聞紙を丸めて捨てるだけで済みますよ。また、手前にポケットが付いているタイプのランチョンマットを使うと、床に落ちる食べこぼしの量を減らすことができます。
1歳児がうまくスプーンを使えない理由とは
手づかみ食べの経験を十分にしていない
子どもは手づかみで食べることにより、食べ物の質感や温度を確認しています。さらに手で口まで食べ物を運ぶ動作を繰り返すことにより、手で食べ物をつかみ口に運ぶという食事の流れを学んでいるのです。
また、手づかみ食べにより、どれぐらいの量の食べ物が口に入るのかを知ることができます。
手づかみ食べの経験が不足している状態でスプーンでのトレーニングを始めると、一度にたくさんの量を口に入れすぎてしまい、のどに詰まらせたり吐き出してしまったりする原因にもなります。
スプーンの大きさや形状が子どもに合わない
まだ上手にスプーンを使えないからといって、子ども用のスプーンではなくとりあえず家にある大人用のスプーンを使わせていませんか?
大人用のスプーンはスプーンのくぼみが浅いため、食べ物をすくってもすぐに落ちてしまいます。スプーンを口に入れようとしても、スプーンの先が大きすぎると、上手に口の中まで食べ物を運ぶことができません。
さらに大人用のスプーンは、持ち手部分がつるりとしていて滑り止め加工がされていないため、滑りやすく、まだ手に力のない子どもには持ちにくいことでしょう。
子ども向けのスプーンを揃えるようにしたいですね。
スプーンで食べにくい食事のメニュー
スプーンですくっても、つるりと滑り落ちてしまうような麺類は避けるようにしたいですね。麺を小さくカットすると、一応スプーンの上に乗せることはできますが、するりと落ちやすく子どもが苛立ってしまうかもしれません。
一見スプーンですくいやすそうなチャーハンも、実はスプーンで食べにくいメニューの一つです。お米がパラパラとしているので、スプーンですくいにくい上に、お皿の周りにぱらぱらと散らばりやすいので、ママの後片付けも大変になってしまいます。
スプーンの使い方が上達するためのコツ
子どもが使いやすいスプーンを選ぼう
まず、子どもの口に入れやすいサイズであることが大切です。あまり大きすぎると、口に入れたときに、おえっと吐き出してしまうので要注意です。スプーンの中央のくぼみが少し深いものを選ぶと、食べ物が落ちにくく、上手にすくうことができますよ。
1歳児はまだ大人のようにスプーンを持って支えることができないので、持ち手部分に滑りにくい加工がしてあり、子どもの小さな手でもしっかりと握れるようなデザインのものがおすすめです。
スプーンの素材は、木製、シリコンもしくはプラスチック製のものがよいでしょう。これらの素材は口当たりが優しいので、スプーンに慣れない子どもでもスムーズに口に入れることができます。