夫婦生活でキッチンは重要なポイント!仲良し夫婦を目指して家事分担
毎日忙しいママとしては、パパにもキッチンに立ってほしいと思いませんか?世の中の男性はどのくらいの頻度でキッチンを利用しているのでしょうか。この記事では、夫婦でキッチンの家事を協力するメリットと、積極的に取り組むためのポイントや方法をご紹介します。
男性のキッチン家事への参加率と内容
30代男性では半数以上が週に数回程度
総合住生活企業の株式会社LIXILが既婚の男女を対象に実施した「キッチンでの夫婦間の役割分担についての意識調査」では、朝晩で半数以上の男性が週に数回程度キッチンを利用していることが分かっています。
朝は3割以上が毎日利用しており、利用が習慣化しているようです。年代別にみると、夜は特に20代や30代の男性の利用率が高く、若い世代が進んで利用していることが分かります。
またオウチーノ総研による「料理に関するアンケート調査」では、一人暮らし経験があったり妻が兼業主婦であったりする男性の方が、料理をする頻度が高いという結果が出ています。
コーヒー淹れや下げ膳、皿洗いが多数
夜は食器の下げ膳がトップとなり、そのほか食後の皿洗い、料理が上位に挙がり、朝よりも手間のかかる家事内容となっています。キッチンを利用している男性は、料理をしたり掃除をしたりと、協力的であることが分かりますね。
最近は、男性がインスタにこだわりの料理をアップしている光景もみかけるようになりました。料理を楽しいと感じている男性も珍しくないようです。このように、家事は女性がするものという、かつての考えは薄らいでいます。
夫婦間の理想の負担の割合は半々
2割ほどの反対理由は「邪魔扱いされる」や「それぞれの領分がある」などが挙がりました。
しかし、男性のキッチンに対する意識が変化しているとはいえ、女性の家事量に比べるとまだ少ないのが現状です。上記の調査による「夫婦間における現在のキッチンの利用の割合」では、夫の利用割合が10%(夫1:妻9)の回答が一番多いことが分かっています。
また「夫婦間の理想の割合」については負担が半々という回答が一番多く、男性の積極的な参加が望まれています。
夫婦でキッチンに立つと仲が深まる?
会話の充実で子育て環境にも好影響
とはいえ、夫婦のコミュニケーションも大切です。そこで、一緒にキッチンに立って家事をしながら会話を楽しむ工夫をしている夫婦が増えています。一緒に作業を共有することで、会話も弾むのだそうですよ。
夫婦の会話の充実は、夫婦円満にもつながります。夫婦円満になると子どもの情緒も安定し、子育てもうまくいきやすいです。
夫婦で家事をうまく分担することができれば、ママの負担も減るうえに家族関係が深まるのですから試してみる価値がありそうですね。
各社が夫婦で作業しやすいキッチンを提案
旭化成ホームズ株式会社が提供する「マルチアイランドキッチン」はキッチンの仕切りをなくして回遊性を持たせることにより、広々と使うことができます。人同士がぶつかることもないので、夫婦で共同作業しやすいのが魅力です。
各社ともゆったりとした作業スペースや大きな引き出し収納など、料理がスムーズにはかどるキッチンを提案しているので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ケンカになるので立たないという意見も
自分のペースで料理をしたい場合や、夫婦間で料理の手順が異なるとストレスになる場合もあります。疲れていたら相手を思いやる余裕がなくて、ひとりでした方が楽だと感じるときがあるかもしれませんね。
家庭によって環境や考え方も違いますので、どうしたらうまくいくか夫婦でよく話し合って決めましょう。一方的ではなく、お互いの意見を取り入れて進めていけるとよいですね。
パパにお願いしたいキッチン作業とポイント
食事後の下げ膳や皿洗いで頼れるパパに
そのため、パパが家事をして子どもに見せることは、家族が協力して助け合う大切さを子どもに行動で教えていることと同じです。積極的に食事後の下げ膳や皿洗いをすると、子どもも真似をするようになりますよ。
反対に、パパが動かないでいくら「お手伝いをしなさい」と言っても、子どもは納得しないし動かないでしょう。
パパが自主的に家事に取り組めるようになるには、ママの対応がカギになります。パパがキッチンに立った際には、料理をほめたり感謝の言葉を述べたりすることで、パパの家事負担も軽減されて、より協力的になりますよ。