無認可保育園のメリットについて。園による違いは見学などで確認を
認可保育園に入れないケースも多く、無認可保育園を検討しているママもいるのではないでしょうか。無認可保育園は大丈夫なの?という声も聞かれますが、しっかりとした保育をし、色々な面で心強いサポートを提供している園もたくさんありますよ。今回は無認可保育園のメリットや、選ぶポイントなどをご紹介します。
無認可保育園を利用する三つのメリット
空きがあれば就労証明がなくても入園できる
無認可保育園は園と直接契約するので、空きがあれば入園が許可されることがほとんどです。入園希望の理由も関係なく、認可保育園では落ちてしまうことが多い休業中や求職中のママでも大丈夫ですよ。
また、無認可保育園なら住んでいる地域の保育園から選ぶ必要はなく、好きな園を選べます。そのため、気に入ったカリキュラムを提供している、空きがあり今すぐ入れる、ママの仕事場の近くがよいなど、家庭環境に合った保育園の選択肢が広がりますね。
早朝深夜預かりも柔軟に対応してくれる
働くママの中には、早朝や深夜のシフト、残業や休日出勤が多い方もいるのではないでしょうか。
仕事のスケジュールに合わせた預かり方が可能かどうか、あらかじめ相談しましょう。
また、専用のバスやバンを所有し、送迎を頼めるところもあります。通常の時間は認可保育園や幼稚園で過ごし、降園時に子どもを迎えに行き無認可保育園まで連れてきてくれます。
預かり時間を柔軟に対応してくれる無認可保育園は、不規則なスケジュールで働くママたちが多く利用しているようです。
事業目的が自由なのでカリキュラムが特徴的
園の母体や園長の方針によって、独特なカリキュラムを導入している園が多く見られます。子どもの個性や才能を伸ばせるよう、リトミックやスポーツを取り入れたり、読み書きや数字の勉強に力を入れたりしている園もあります。
インターナショナルスクールが母体の園では、英語教育をはじめとする多文化に触れる活動が行われています。認可保育園にはない特徴的なカリキュラムが受けられるように、あえて無認可保育園を選ぶ親もいるようです。
デメリットもあるがメリットになる要素も
保育料が割高でも補助制度や無償化対象
また、2019年10月からスタートした幼児教育無償化は、無認可保育園も対象になります。ただし「標準的な保育園の利用料が減額」と設定されているので、保育料が高い場合は全額カバーできないでしょう。
さらに、子どもの年齢や人数によって減額金額が異なり、給食費や送迎代、延長保育などカバーされないものもあります。無償化の対象になるには、住んでいる市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
園に直接申し込みだが先着順受付の園もある
選考の基準は園によって異なりますが、受付順に入園が決まる場合もあります。保育園の入園激戦区は認可保育園だけではなく、無認可保育園でも入園できない可能性もあるので、早めに申し込むことがポイントです。
かなり前から申し込みと入園の予約を受けつけてくれる園もあるので、気になる無認可保育園に確認しましょう。出産後の仕事復帰が決まっている場合や、育休の延長ができないママは、妊娠中から無認可保育園を探し、早めに予約を入れておくと、認可保育園に入れなかった場合でも慌てずに済みますよ。
園庭で外遊びができなくても園外でカバー
しかし園庭が無い分、お散歩の時間を長く設けていたり、近所の公園に行って遊んだりする園が多いですよ。園外に出ると、気分転換になったり、季節を感じたくさんの刺激を受けたりできます。また、外を歩く際に気をつけることや交通安全の意識が自然に身につくでしょう。
いつも同じ園庭で遊ぶより、様々な場所へ出かけることで新しい発見や学ぶことも多くなります。園庭がなくてもネガティブな部分ばかりに注目せず、視点を変えてみると色々な方法でネガティブな部分をカバーできることに気がつくはずです。
無認可保育園で気になる点は見学で確認を
保育士の数や保育の様子
おむつが重たそうな子や鼻水を拭いてもらっていないような様子が見られたら、保育士の手が足りていないのかもしれません。免疫力の低い子どもたちの感染症のリスクが高くなるので、衛生面に注意してくださいね。
また、保育の様子も気になりますね。1日の活動の流れを簡単に説明してもらいましょう。テレビの時間や自由遊びの時間の長さなども確認ポイントですよ。
保育士の数が足りていても、保育士の印象も大切にしてください。子どものことを気軽に相談できるようなよい関係が築けるかどうかで、保育園生活が大きく変わってきますよ。