父子家庭も手当で安心の子育てを！シングルパパが受けられる支援制度

2019,2,1 更新

公共交通機関の割引制度もある

各自治体が行っている、児童扶養手当の受給者およびその方の同一世帯員を対象にした、電車やバスの割引制度があります。

中でもJR通勤定期割引制度では、JR通勤定期乗車券を3割引に設定している自治体が多くあります。交通費が3割もお安くなるとずいぶんな節約になりますよね。ただし、同じ定期でも、通学定期にはこの制度を利用することはできませんのでご注意ください。そして、東京都内在住で児童扶養手当を受けている方（1世帯1名に限る）には、「都営交通無料乗車券」が発行されます。これは助かりますね。

割引を受けるには事前に手続きが必要になりますので、詳しい手続き方法等についてはお住まいの市区町村の福祉事務所などに問い合わせてみましょう。

国が行う貸付金制度も上手に利用しよう

20歳未満の子どもを扶養しているひとり親（母子または父子）家庭向けに、国が無利子または低利で資金の貸付けを行っています。

「母子父子寡婦福祉資金」という制度で、該当となる資金の種類としては修学資金、就学支度資金、修業資金、技能習得資金、生活資金、医療介護資金、住宅資金、転宅資金、就職支度資金、事業開始資金、事業継続資金、結婚資金と全部で12種類あります。ただし、貸付けには審査があり、申請されても貸付けできない場合がありますのでご注意ください。

人生の様々な場面において必要となる資金を、国から無利子または低利で安心して借りることができるのはとてもありがたい制度ですね。償還方法も月賦、半年賦償還などありますので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

少し前までは父子家庭は母子家庭に比べて世帯数が少なく、平均的に収入が多いため、得られる情報や受けられる支援が限られていた時代もありましたが、現代の世の中では「ひとり親家庭」として母子・父子問わずに様々な支援制度が受けられるようになりました。

子どもを育てるのは楽しいこともたくさんありますが、大変なこともたくさんありますね。親子で心身ともに健やかに、笑顔いっぱいで生活できるよう、受けられる限りの支援を上手に活用していきましょう。