マタニティ期でも着物は着られる!着つけのポイントと洗える着物
「結婚式に招待されたけど、マタニティ期の着物は大丈夫かな?」「上の子の七五三に着物を着たい」など、妊娠中も着物を楽しみたいママもいますよね。今回は、着つけのポイントやマタニティ期のママに嬉しい洗える着物などをご紹介します。ぜひ、マタニティ期も着物ライフを満喫しましょう。
目次
マタニティ期に着物を着るシーンとは
結婚式や披露宴に出席するとき
マタニティ期に着物を着るシーンは、いくつか考えられます。
たとえば、親戚や知人の結婚式や披露宴に出席する際に着物を着ることがあるかもしれません。着物には、一般的なお呼ばれ用の洋服とは、また違った華やかさや魅力があり素敵ですね。
しかし、結婚式や披露宴は短時間では終わりません。妊娠中のママが、着物を着て長い時間座っていたり同じ姿勢でいたりすると、具合が悪くなる可能性があります。苦しいと感じたら席を離れて休憩したり、着替えるための洋服を持参したりするようにしましょう。
上の子の行事やイベントに合わせて
あるママは、上の子の七五三の際に着物かワンピースのどちらを着るか悩んだそうです。せっかくなので、着物を着たいというママの気持ちも分かりますね。
悩んだ結果、七五三の写真の前撮りでは着物を、当日のお詣りではワンピースを着たそうです。前撮りでは、ある程度ママのペースに合わせることができ、撮影が終わるとすぐに着替えられます。当日は前撮りのときよりもお腹が大きくなっているでしょうから、負担が少ないワンピースだと安心ですね。
入園式や卒園式などで着物を着る際も、ママやお腹の赤ちゃんの負担にならないようにしましょう。
着物を着る際は妊娠周期も考えて
また、見た目の変化とともに、つわりや貧血などに悩むなどママの体調も妊娠週数によって変わります。ですから、着物を着る際は妊娠周期も考えるようにしましょう。
たとえば、つわりの時期は、普段着る洋服でさえ窮屈に感じるママもいます。そのため、着物を着ると胸元を締めつけられるように感じて、苦しくなったり吐き気を感じたりする可能性があります。
妊娠中のママの体に負担が掛かることは避けたいですよね。着物に着替える際は現地で着つけをするようにしたり、体調がすぐれないときのために洋服を持参したりするなどの準備をしましょう。
マタニティ期に着物を着るメリットや注意点
お腹周りが冷えないので安心できる
まず、着物は「体(とくにお腹周り)を冷やさない」というメリットがあります。
着物を着るときは何枚もの生地を重ねていきます。とくに、お腹の部分は着物のほかにも下着や襦袢、帯などが当たるので、お腹をしっかりとガードして保温してくれるのです。
お腹が大きいとワンピースやドレスといった洋服の方がよいという考えも多いでしょう。しかし、寒い冬などは、冷たい風が足下から入ってくるので、体を冷やしてしまう可能性が高くなります。ですので、寒い時期はかえって着物の方が安心かもしれませんね。
どんどん変化する体型にも対応できる
妊娠初期だと、帯を締めることでお腹の中の赤ちゃんが圧迫されないか心配かもしれません。しかし、妊娠するとママのお腹まわりには脂肪がつき、赤ちゃんを守るための胎盤も作られるので、外からの圧迫にはとても強いそうですよ。
ただ、妊娠後期にもなると、お腹の大きさで着物の身幅や、帯の長さが足りなくなるなどの不具合も出てきます。もし、お腹が大きい妊娠後期にどうしても着物を着なければならないのであれば、一度サイズを確認しておくと安心ですよ。
草履を履き慣れてないと転倒が心配
ただでさえ、大きなお腹で足下が見えづらくなっているのに加え、脱げやすい草履で歩くと転倒してしまう可能性があります。また、草履には足袋を合わせるので、さらに滑りやすく足下が安定しません。
妊娠中は、少し転んだだけでもお腹に大きな負担が掛かります。ですので、草履はなるべく高さの低いものを用意し、段差などがある場所では足下に十分注意して歩きましょう。
また、妊娠中は足がむくみやすくなっています。足袋も伸縮性のある素材や、足裏に滑り止めが施されているものを選ぶとよいでしょう。
マタニティ期に着つけをする際のポイント
着つけはプロの着つけ師さんに頼もう
しかし、あまりお腹を締めすぎるのも赤ちゃんにはよくありませんし、ママの具合が悪くなりかねません。ですから、妊娠中に着物を着る際は、予約の時点で妊娠していることをしっかりと伝えておきましょう。
また、妊婦さんの対応に慣れているプロの着つけ師さんに頼んでおくと安心です。体型に合わせて着つけをしてくれるので、着崩れることが少なくなります。妊娠中に必要な着つけ道具なども聞いておけば、あらかじめ準備しておくこともできますね。
途中で苦しくなった場合などの対処方も聞いておきましょう。