就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

幼児期に色々なことに興味を持ってほしい。視野を広げる育児法

幼児期に色々なことに興味を持ってほしい。視野を広げる育児法

幼児期のうちから色々なものに興味を持つことは、子どもの心の発達においてとても大切だといわれています。子どもを好奇心のある子に育てたいと考えるパパやママもきっと多いでしょう。今回は、子どもが物事に興味を持つことの重要性や、子どもの視野を広げるための育児法などをご紹介いたします。

物事に興味が持てる子のメリットは?

学びたい欲求が強く、学習効果が高い

2~6歳くらいの子どもは、ある時期に入ると「なぜ?」「どうして?」などと質問を繰り返すようになります。いわゆるなぜなぜ期と呼ばれるものですが、この時期は子どもが質問ばかりしてくるので、対応するのが大変だと感じるママも多いようですね。

しかし、子どもが物事に対して疑問や興味を抱くのは、学びたい欲求が強くなっている現れでもあります。「学びたい!」「知りたい!」という欲求は、子どもの知的好奇心や学習意欲を伸ばす上でもとても重要なものです。

自ら学びたいと思えば、子どもは自主的に学習するようになるでしょう。また学ぶことで疑問を解決しながら、達成感を味わっていきます。未知のことについての学習を繰り返す中で、子どもの視野もどんどん広がってゆくのですね。

将来性があり、心が豊かになる

好奇心旺盛な子は様々なものに興味を示します。そして、色々なものを見たり、触れたりする中で、自分が好きだと思えることをどんどん見つけていきます。

人は自分が好きなことなら、努力を努力とも思わず、夢中になって学び続けられるものです。幼いころから好きなことを見つけ、努力する習慣が身についている子は、学力が高くなりやすいともいわれています。

また好奇心旺盛な子ほど、あきらめない強い心を持っています。困難な壁にぶつかった場合でも、「やってやろう!」という気持ちが強いので、繰り返し挑戦しようとするのです。

そういった経験は、子どもの心を豊かにします。物事をポジティブに捉えられるようになり、実りの多い人生を歩めるでしょう。

人に愛され、空気が読めるようになる

物事に対して興味を持つことができる子は、表情豊かで元気いっぱいな子が多いのが特徴です。なぜなら、常に知的好奇心というアンテナを張り巡らせていて、何かを見て驚いたり、何かを発見できて喜んだりと、子ども自身がいつもワクワクしているからです。

一般的に、表情豊かな人は周囲の人間からも好かれます。笑顔が多く素直な子なら、なおさらたくさんの人たちに愛されるでしょう。

また好奇心旺盛な子は、周りの環境の変化に敏感なのだそうです。日ごろから周囲の人や物事に興味があるので、ちょっとした変化にも気がつきやすいのかもしれませんね。

この能力は、「空気を読む力」となり、子どもが将来人間関係を構築していく上でも、きっと大きく役立つことでしょう。

物事に興味が持てる子に育てるには?

おおらかな気持ちで子どもを見守ろう

2~3歳くらいになると、子どもが自分一人でできることもどんどん増えてきます。親としては、色々挑戦してもらいたいと思いつつも、まだまだ心配なことも多いので、つい手や口を出してしまいがちですよね。

確かに、子どもの安全を守る上では、危険がおよばないように注意をうながしたり、親が止めたりするのも必要なことです。でも、挑戦する前から、親が「あれもダメ、これもダメ」と決めつけていると、子どもは自分自身で考えて行動することができなくなってしまいます。

子どもが何かにチャレンジしようとしたときは、親もおおらかな気持ちで子どもを見守りましょう。「やってみたい」という気持ちに親が応えることで、子どもの好奇心も満足し、次の好奇心へと繋がっていきます。

子どもの質問を聞き、肯定しよう

日ごろ、子どもが好奇心から何かを質問してきたとき、パパやママはどんな風に答えていますか?

もし子どもの質問に「今忙しいから」や「そんなこと考えなくていいの!」というように答えているならば、子どもはだんだん好奇心を抑えるようになってしまうかもしれません。

子どもが質問してきたときは「よく気がついたね」「よい質問だね!」という風に、まずは子どもの質問そのものに感心し、質問してきたことを肯定してください。

親にほめられると子どもは喜びを感じます。そしてその喜びは、さらなる好奇心を生み出すことにもつながります。子どもの興味を広げていくためには、親ができるだけ子どもの好奇心を肯定し続けることが大切なのです。

親が楽しんでいる姿を見せよう

子どもはママが大好きです。ママが嬉しそうな表情で好きなことをしていると、必ずと言ってよいほど、子どもも興味を示してきますよね。

人は周囲の人間の行動や、感情に影響されやすいものです。だからママの楽しんでいる姿や、生き生きとした表情を見ることによって、子どもも興味を持つのかもしれませんね。

色々なことに興味が持てる子に育てるためには、まず、親自身が楽しんでいる姿を子どもに見せましょう。親が目を輝かせて何かに夢中になっていれば、子どもも自然と親がしていることに興味を抱くようになります。

また子どもが何か疑問に思っていることがあるときは、答えを伝えるよりも、一緒に調べたり、考えたりしてください。子どもに学ぶ楽しさを伝える絶好のチャンスですよ。

子どもの視野を広げるためのアイデアは?

図鑑を身近な場所に置いてみよう

子どもには、日常で感じる「なんだろう?」「どうしてだろう?」などの気持ちを大切にしながら、自分で物事を考えられる子に育ってほしい、と願うママにおすすめなのが、図鑑です。

図鑑は子どもの知的好奇心を刺激し、学びへの前向きな気持ちを育んでくれます。子どもでも手の届く身近な場所に置いておけば、自然と自分で調べる習慣が身につくでしょう。

図鑑と聞くと、昆虫や動物がたくさん載っているものを想像しがちですが、子ども用の図鑑はお話のない絵本のようなものです。しかけがあるものも多く、色々と工夫されていますから、遊びながら楽しく学ぶことができますよ。

購入する際は、小さな子でもページをめくりやすい、ボードブックタイプ(ページに厚みがありつくりがしっかりしているもの)を選ぶとよいでしょう。

博物館や美術館に行って本物に触れよう

子どもの視野を広げるために、本の読み聞かせをしたり、子どもの好奇心を見守ったりと、親が子どもにしてあげられることはたくさんありますね。ただ、日常生活では、子どもが経験できることも限られてしまいがちです。

そこでおすすめなのが、博物館や美術館などに行き「本物」に触れる機会をつくることです。色々なものを見て触れることで、子どもの五感は刺激を受け、脳も発達します。

もし、子どもが興味を示さなかったとしても、それはそれでよいのです。「興味が湧かなかった」ということでさえ、一つの経験であり財産になります。

子どもが何に興味を示すかは、実際に触れてみなければわかりません。色々な場所へ連れて行き、できるだけ多くのことを体験できるとよいですね。

外遊びをし、いろんな発見を見守ろう

外遊びは子どもの好奇心を育むのに最適な環境です。なぜなら、外の世界は子どもにとって未知のものばかりだからです。例えば、落ちている木の実、見たこともない虫など、家の中では発見できないものがたくさんありますよね。

好奇心旺盛な子どもは、これら一つ一つに興味を持ち、立ち止まります。そんなときは、ママも面倒がらずに、できるだけ子どもにつき合いましょう。一つ一つの発見が子どもの好奇心や、探究心をさらに育てます。

また子どもが高い場所などで遊ぼうとしているときに、はじめから「やめなさい!」と親が止めると、せっかくの好奇心が抑えられてしまいます。成長のためには、危なくない程度にチャレンジすることも大切ですから、親はそばで手助けをしながら、子どもの好奇心を見守りましょう。
36 件

関連記事

この記事のキーワード



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND