体力をつけたい兼業主婦のママへ。効果的な運動と食事で体力アップ
年齢とともに体力は徐々に低下していくものですが、出産育児を経て急速な体力の低下を感じているママは少なくないでしょう。とはいえ、仕事に家事に子育てにと「ママ業」は体力なしでは乗り越えられませんよね。今回は、体力アップを目指すママのために、効果的な運動や食事の摂り方をご紹介していきます。
兼業主婦のママに体力が必要な理由
そもそも体力ってなに?
力を出すためには筋肉を持久的に動かす必要があり、そのためには心肺機能が効率的に働きたくさんの酸素を取り込まねばなりません。さらに、筋肉が適度に柔軟性を持つことで、回復力が高まります。筋力、心肺持久力、筋肉の柔軟性、これらのどれかが欠けても体力を維持できません。
体力というのは、基本的な身体能力として体を動かすために必要ですが、一方で、毎日を健康に生活するため、感染症などの病気に抵抗するための力としても不可欠なものなのです。
仕事と家事育児の両立には欠かせない
仕事の重責を担いながら、家では家事も育児もママが中心となっている家庭は少なくありません。家のことはもちろん、子どもの遊び相手となり、ときには散歩や公園など外へ連れ出し子どもの遊びにつき合います。
子どもが風邪をひいて熱を出せば、看病もママがメインとなって取り組みます。もちろん、一番辛いのは病気の子ども自身ですが、家事や仕事をこなしながら看病するママだって辛いというのが正直なところでしょう。やることが多い兼業主婦にとって、十分な体力は欠かせません。
ママの体力不足は子どもに影響する可能性も
とはいえ、走り回ったり、泥だらけになったりして遊ぶ子どもの相手をするのは、非常に疲れますし大変なことですね。ママの体力不足で、思うように子どもと一緒に遊べないということもあるでしょう。
しかし、親が積極的に関わり、一緒に遊ぶようなことがなければ子どもの体力向上は促せません。ママの体力不足によって、十分に体を動かす遊びができないということは、子どもの成長に影響が出てしまう可能性もあるのです。
忙しいママでもできる簡単な運動
すきま時間でできて効果的なスクワット
そこで、おすすめは「スクワット」です。スクワットは、体の約7割の筋肉が詰まっている下半身を効率よく鍛えられます。子どもとテレビを観ながら、歯磨きをしながらといったすきまの時間にできるので、気軽に取り組めますよ。
骨盤を立たせるよう真っ直ぐ腰を下ろし、腰を下ろすときに息を吸い、上げるときに吐くのがポイントです。動作をゆっくり行うと、より効果的ですよ。最初は10回を3セット程度から始めて、慣れてきたら少しずつ回数を増やしていきましょう。
通勤時や仕事中にこっそり「ながら筋トレ」
例えば電車通勤なら、硬くなりがちなふくらはぎの筋肉を鍛えるために、車内で吊革につかまりながら8秒間つま先立ちをする、駅構内はエスカレーターではなく階段を選ぶなど、これだけでも筋肉が鍛えられます。
勤務している仕事の内容によっては、一日中デスクに座りっぱなしというママもいるでしょう。そういうときは、座りながらの筋トレがおすすめです。
椅子に浅く腰かけて、片足を床と平行になるように上げます。次にその足を、そのまま床につくギリギリまで下ろして数秒キープするというのを左右交互に行いましょう。これらは、毎日少しずつでも継続することが大切です。
子どもと一緒にできる朝ダンスや体操
ダンスといっても決められた踊りを踊るのではなく、ママの好きな音楽を流してリズムに乗って適当に体を揺らすだけで効果は十分です。音楽に合わせて自由に体を動かしましょう。
もう少ししっかり体を動かしたいママには、毎朝放送されるラジオ体操やテレビ体操がおすすめです。早起きをすると、朝の支度の時間にも余裕が生まれますし、子どもの生活リズムも整ってよいことずくめでしょう。
体力作りだからといって、まじめに筋トレばかりをしなくてはいけないわけではありません。楽しみながら取り組みたいですね。