保育園児のコミュニケーション能力とは?気になる幼稚園児との違い
働いているママは子どもを保育園に預けることが多いので「幼稚園のほうがコミュニケーション能力は身につくのかな」と保育園との違いが気になる方もいるでしょう。ここでは、保育園での生活で子どものコミュニケーション能力がどのように育まれていくのかや、会話力を上げるためにできることなどをご紹介します。
乳幼児期のコミュニケーション能力とは
さまざまな年齢の人と関わることで培われる
保育園に入って年上の子どもたちが優しく接してくれることで「年下の子どもには優しく接するんだ」「自分も優しくなろう」などと、思いやりの心が育まれますよね。色々な子どもたちと一緒に長い時間を過ごすことで、社会性を身につけていきますよ。
保育園に入園したてのころはママと離れるのを泣いて嫌がる子が多いですが、慣れてくると保育園で過ごすことが大好きになるので、たくさんの友だちと楽しめるようになることを見守りましょう。
園での手遊びで能力が向上されることも
保育園で手遊び歌をするときは、みんなで呼吸を合わせながら楽しみますよね。「楽しい」「面白い」という気持ちをみんなと共有することで「もっとみんなと楽しみたい」と人とのふれあいに積極的になるでしょう。
保育園では子どもたち同士で交流が持てるような手遊びをたくさんしてくれるので、自然とコミュニケーションを取る楽しさを知ることができますよね。親子のふれあいにも、手遊びはおすすめですよ。
幼保の差ではなく環境や性格の違いが影響
コミュニケーション能力の発達の差も、幼保の差ではなく通っている保育園の環境や子どもの性格によって変わってくるでしょう。子どもが楽しく過ごせるような保育園を選ぶことが大切ですよね。
また、人見知りの性格の子は集団生活に慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、毎日通っていると「保育園が楽しい」と思える日がきっときます。色々な人とふれあう楽しさを学べるように、ママは優しく見守りましょう。
今すぐできるコミュニケーション能力向上法
規則正しい生活習慣から身につけよう
朝から元気いっぱい友だちと遊べるように、日ごろから規則正しい生活を心がけることが大切ですよ。たとえば、早寝早起き、朝ごはんをしっかり食べる、歯磨きをする、お風呂に入るなど、基本的な生活習慣を整えていきましょう。
大人になってから正すのは難しいので、小さなころから生活習慣をパパやママが意識して整えてくださいね。規則正しい生活を送っていると、抵抗力が強くなり毎日元気に遊べますよ。
積極的に運動しながら身につけよう
体を動かすと楽しい気分になれるので、運動を積極的に取り入れながら子どもとコミュニケーションを取りましょう。たとえば、鬼ごっこやかけっこなど、たくさんの人とふれあえる遊びは体を動かしながらコミュニケーションが取れてよいですよね。
みんなで体を動かしながら「どっちが速いか競争だ」「待って~速いね」などと一緒に体を動かすと自然に会話が生まれやすいので、親子でも運動をしながらコミュニケーションを取りましょう。親子で体操をしたり、かくれんぼをしたりなど、運動をすると心のリフレッシュにもなりますよ。
たくさんの大人や園などの友だちと関わろう
小さなときにたくさんの人と交流を持っていると、自然に人とふれあう楽しさや色々な大人に見守られている安心感を学ぶことができます。子どもは安心できる環境にいると自分らしく過ごせるので、子どもが保育園で安心できるようにママも笑顔で保育園の先生たちと交流をしましょう。
また、保育園の友だちなど、友だちとの関わりもコミュニケーション能力の向上には大切です。ときには喧嘩になることもありますが、子どもの成長のためと思って見守ってくださいね。
会話力を上げるために知っておきたいこと
成長段階に合わせたアプローチの仕方を
子どもと会話をするときは、子どもが理解できるように分かりやすく話すことが大切です。難しい単語は使わないようにし、聞き取りやすいようにゆっくり話しかけてくださいね。
会話力がアップしてきたら、成長に合わせて質問の内容などを変えていきましょう。会話力がアップするには「パパやママと話すのが楽しい」「もっと色々話せるようになりたい」と、子どもが話すことに興味を持つことが重要ですよ。