夫婦でクラシックコンサート鑑賞!妊娠中も産後も音楽でリラックス
ゆったりとした気分になれるクラシック音楽は、お腹の赤ちゃんにもよいとされています。今回は、出産前にクラシックコンサート鑑賞を考えているママとパパに向けて、コンサートへ行くときの注意点などをご紹介します。産後に赤ちゃんも一緒に行けるコンサートもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
胎教にもなりママにも優しいクラシック音楽
クラシックに癒し効果が高い理由
また、クラシック音楽を聴くと、想像力や発想力を司る右脳が刺激されます。人間は、日常生活では左脳を働かせる機会が多いのですが、右脳が働いている間は普段忙しく働いている左脳を休ませることができます。それが、心身のリラックスへと繋がるのですね。
さらに、クラシック音楽を聴くと、脳内麻薬といわれる「エンドルフィン」の分泌が促されます。エンドルフィンによって、気分が高揚し多幸感を得ることもできます。
クラシックが赤ちゃんによいって本当?
先ほど、クラシック音楽にはリラックス効果があるとご紹介したとおり、クラシック音楽を聴くと穏やかな気持ちになって眠たくなるというママは多いでしょう。
「1/fゆらぎ」による心地よさが自然と眠りに向かわせるのですが、この眠くなるようなリラックス状態が、赤ちゃんにとってもよい状態といえます。
ママがリラックスすることで「α波」という脳波が出ます。これが、お腹の赤ちゃんの脳波と共鳴し、胎児の成長、脳の発達に望ましい環境を作ることに繋がると考えられているのです。
夫婦でリラックスしたデートを楽しめる
とはいえ、やはりコンサートホールの空間は非日常の雰囲気があって、生の演奏を聴きに行くのは高揚感もあるでしょう。だからこそ、いつもよりおしゃれに気合が入りますし、華やかな気持ちに浸れそうです。
クラシック音楽自体には癒しの効果があるので、パパとリラックスしたデートを楽しめるのではないでしょうか?「胎教の一環として」「我が子の教育のため」と意気込み過ぎず、お腹の赤ちゃんとの時間を大切にしながら、日常では味わえない感動を夫婦で共有することに重きを置いて、夫婦の絆を深められたら素敵ですね。
クラシックコンサートに行きたくなったら
コンサートに行く前に知っておきたいこと
多彩な楽器で構成されているので飽きにくく、演奏時間が3~6時間と長いオペラに比べて、オーケストラは2時間程度です。さらに間に15分の休憩が入るものが多いため、疲れやすいマタニティ期のママにも聴きやすいですよ。
ちなみに、演奏が始まったら周囲の迷惑にならないように、会話をしないことはもちろん、バッグのファスナーの開閉音や携帯電話の着信音などにも注意したいですね。
また、座席の邪魔にならないよう、上着や大きな荷物はクロークに預けるとスマートでしょう。開園時刻には余裕をもって到着するよう心掛けてくださいね。
クラシックコンサートへ行く妊婦の服装
とはいえ、カジュアル過ぎる服装では場の雰囲気になじみにくいので、少しだけフォーマルを意識した服装にするとよいでしょう。
例えば、ママの場合は、お腹周りを締めつけないような膝丈のワンピースにアクセサリーで華やかさをプラス、パパの場合は綺麗めなパンツにジャケットをオンしたセミフォーマルスタイルがおすすめです。
普段、着慣れないようなかしこまった服装では、2時間ほどあるコンサートでママが疲れてしまうことも心配です。気張り過ぎない服装で演奏を楽しみましょう。
マタニティ向けのコンサートもある
マタニティ向けのコンサートでは、胎教におすすめのクラシック音楽はもちろんのこと、赤ちゃんが生まれたら親子で一緒に歌いたい童謡や、親子向け映画のテーマ曲など、色々なジャンルの音楽を優しい楽器の音色で楽しむことができます。
なお「マタニティ向け」となっていても「妊婦限定」というわけではないものがほとんどです。まだ妊娠していない女性や、これから子どもを持ちたいと思っている方でも参加可能ですし、パパがママに連れ添って夫婦一緒に、というケースも増えているそうですよ。
出産後赤ちゃんと一緒に行きたいコンサート
まるで絵本みたい「ズーラシアンブラス」
指揮者はオカピ、トランペットはインドライオンやドゥクラングール、ホルンはマレーバク、トロンボーンはスマトラトラ、そしてチューバはホッキョクグマが担当します。絶滅に瀕した希少動物でメンバー構成されているのが特徴です。
演奏する曲は、小さな子どもにもなじみのあるような有名曲やアニメで人気のある曲ばかりなので、飽きることなく楽しめます。コンサート自体は0歳の赤ちゃんから観覧できますので、産後に一度は家族で足を運んでみたいですね。