夫婦の性の価値観は違う?スキンシップでもっと相手のことを知ろう
性生活は夫婦により、またライフステージにより、様々な形がありますね。疲れて積極的になれない夫婦、産後にレスになってしまった夫婦、新婚当時と変わらず楽しんでいる夫婦など、子育て世代も様々です。今回は夫婦の性生活についての価値観や、夫婦の時間を楽しむ方法などをご紹介します。
子育ての今、性について夫婦で話してみよう
頻度も差があるリアルな夫婦の性事情
アンケート調査の対象は夫婦で、直近1カ月の性行為の回数を調べました。すると2004年の調査で「ゼロ」と回答した夫婦は全体の31.9%だったのに対し、2016年の調査で「ゼロ」回答は47.2%と増えていたのです。
つまり1カ月以上性行為をしていない夫婦は以前より増え、近年では半数がしていないことがわかりました。これは世界的に見ても高い割合です。
反対に性行為を定期的にしている夫婦に頻度を聞いたところ、「週1回」という答えが多かったようです。なかには「毎日」という回答もあり、夫婦によって大きく差があることがわかりました。
男と女、年代でも違う夫婦生活の悩み
女性も出産がきっかけになりやすく、「子育てや仕事で疲れてする気が起こらない」「産後、行為に痛みを感じるように」という声が多く聞かれました。
また夫婦間の迷いや不満も原因の一つです。年代で違い、20代では「もっとよい人がいたのかも」という迷い、30代では仕事や子育ての忙しさで抱えてしまう不満が多くなります。
また40~50代は子育てのあとの2人の生活を考えて「このままこの人と生きていくのか」という迷いが生じてしまうようです。
気になるのは隣で寝ている子どもの存在
もちろん子どもがいても気にしない夫婦もいます。しかしもともと積極的でないなら、子どもの存在は「しない理由」になります。また、たとえ行為に及んでも、子どもが気になって短時間で済ませてしまい、愛情を感じにくくなってしまいます。
子どもだけでなく両親と同居していれば、そちらの存在も気になりますね。愛情を確かめるために大切なスキンシップですが、家族が多ければ日常のスキンシップも少なくなる傾向があり、触れ合えないことが長く続けばセックスレスになりやすくなるのです。
恥ずかしがらないで!スキンシップを大切に
マンネリを解消して幸せを感じる方法
マンネリを感じると、たとえ相手のことを大切に想っていても積極的な気持ちは薄らいでしまうようです。性行為が子作りの手段ということになれば、産後はレスになる恐れさえあります。
マンネリを解消するには、まず男性が積極的に行動してください。女性は多少強引なリードの方がときめく傾向があります。
またママの性欲も大切です。たまにはアダルトビデオを鑑賞して、気持ちに刺激を与えてみてはいかがでしょうか。ママの性欲が高まればパパが何気なく触れたとき、いつもと違う幸福感を感じることができるかもしれません。
たまには大胆に楽しく感じてみよう
試してほしいのが、目隠し。ハンカチなどでパパかママの視界を遮ります。人は視界が遮られると五感が研ぎ澄まされて感覚が敏感になるので、気持ちよくなりやすいそうです。目隠しをしていないほうは支配欲が高まり、いつもより興奮した感覚が楽しめます。
体位もこれまでしたことのない形で挑戦してみると、違った刺激を受けることができるかもしれません。ママが立った姿勢で足を大きく広げたり、体を密着させたり、ママがリードしたりするなど、密度の濃い2人の時間を味わいましょう。
価値観を共有してお互いに満足する性生活を
気持ちの通じ合わない日々が長く続くと、小さな溝が大きくなりかねません。具体的に家事について、子育てについて、お金について、性生活についてなど、伝えあって解決するよう努力しましょう。
気持ちが伝わりあって価値観が共有できれば、お互いの気持ちも変わっていきます。お互いを大切に想ったり感謝したりする気持ちが加わることで、スキンシップにも満足できるようになりますよ。
夫婦満足のいく形を見つけることが大切
お疲れママには夫婦生活が苦痛になることも
最近は働くママも珍しくありません。仕事をして家に帰り、子どもの相手をしながら夕飯の支度をし、食べたら子どもとお風呂に入って寝かしつけ、そのあとはキッチンの片づけ…。落ち着く暇がなければ、疲れだって溜まっていきます。
そんな中、パパが家事や育児を手伝うわけでもなく、ただママに夫婦生活を望むだけであれば、ママが苦痛を感じてしまうのも無理はありません。ママは無理をせず、置かれている状態を理解してもらうよう話し合いましょう。「疲れてしんどい」と正直に伝えることも大切です。