就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

3歳になってもスプーンが下手!手先を器用にする練習やポイント

3歳になってもスプーンが下手!手先を器用にする練習やポイント

3歳になってもスプーンが上手に使えないと、ママとしては幼稚園や保育園に入園してからお弁当を一人で食べられないのではと心配になりますよね。そこで今回は3歳児の体や指先の発達を知り、無理なく楽しんでスプーンが上達する方法や子どもへの接し方についてご紹介します。子どものスプーン上達にお役立てくださいね。

3歳児の発達について知っておこう

3歳児の平均的な体の発達

3歳11カ月の男の子は平均身長が99.7cm、女の子は98.9cmで男女とも1年間で約7.1cm伸びます。4歳に近くなると100cm前後になるのです。

男の子の平均体重は3歳前半の3歳0カ月~3歳6カ月では14.13kg、後半の3歳7カ月~3歳12カ月では15.15kgです。女の子は3歳前半で13.62kg、後半では14.63kgくらいとなります。生まれたときの約4倍にもなりますね。

この頃は体のバランスがよくなり筋肉もついてきます。運動能力も発達していろいろな動きがスムーズになってきます。

また、生まれて間もない赤ちゃんの背筋がCカーブなのに対して、この頃は背筋がS字カーブになってきます。歩き方や立ち方などもお兄さんお姉さんらしくなるのです。

徐々に細かい作業ができるようになる

手で物を持つには、脳が手で触れた物の形状や感触などを感知してふさわしい力や動きで握るよう筋肉に指令する必要があります。子どもは手を使った遊びなどを通して、成長とともに細かい作業ができるようになるのです。

3歳くらいでは手先が器用になり、靴が一人で履けるようになったり大きなボタンの服を脱ぎ着できたりして身辺自立が少しずつできてきます。クレヨンで丸や四角などを描けお絵かきが上手になる子もいます。

スプーンなどの使い方も上手になり、食事中にこぼすことが減る場合も多いです。けれども、できるようになる時期には個人差があります。また、幼稚園では使うのに家ではママに食べさせてもらいたがる子もいて、保育士さんとママで感じ方が違う場合もあるようです。

どうしても発達が心配なら健診時に相談を

不器用さは発達障害の特徴の一つではありますが、発達障害は不器用さのほかにこだわりやコミュニケーションのしかたなど気になる点が多くあるようです。自己判断は避けて専門家の意見を聞くことをおすすめします。

3歳になるとちょうど3歳児健診がありますよね。健診では体だけでなく精神発達についても検査します。手先の発達と関係する積み木の検査や子どものコミュニケーションのしかたなど、多方面から診てもらえるのです。

ですから、スプーンの使い方だけでなく日頃の子どもの様子で心配なことを相談するのに3歳児健診はよい機会です。ママの相談に対して発達を促す関わり方など日常生活でできることを教えてくれたり、場合によっては定期的に相談に乗ってくれたりしますよ。

年齢に関係なくそれぞれ成長スピードは違う

ママは焦らずに見守ることが大切

子どもは生まれ持った気質や興味の対象が異なり、成長のスピードも違います。スプーン一つとってもママの言うことを素直に聞いて上達する子もいれば、マイペースを貫きママをやきもきさせる子もいます。

周りの子が上手にできていると、ママはできている子と比較してわが子を心配しがちです。けれどもママが焦るとその気持ちが子どもに伝わり、食事が険悪なムードになりやすいです。すると子どもはスプーンを嫌いになりかねません。

大人でスプーンを使えない人はいませんよね。なるべく大らかな気持ちで子どもの成長を見守れるとよいですね。

ただ、ルールができるようになるこの時期からは、食器や食べ物で遊んだり食事中に歩いたりしないなどのマナーを少しずつ教えていきましょう。

持ち方は子どもの発達に合わせて変えていく

個人差がありますが、およそ三つの段階を経て正しい持ち方になっていくのが一般的なようです。以下を参考に、お子さまが今どの段階かを確認してみてくださいね。

1.上握り:スプーンの持ち手を上から、てのひら全体で握る持ち方
2.指握り:持ち手を上から、てのひらではなく指先で握る持ち方
3.鉛筆握り:中指でスプーンを支えながら親指人差し指でつかむ持ち方

スプーンで上手に食べられるようになるには、手や指、腕、肩などの発達が関わってくるといわれます。スプーンを動かすときは最初の上握りの時は腕を使いますが、だんだんと手首を使うようになります。

手首を使うようになったら指握り、指握りに慣れてきたら鉛筆握りと、一つ一つ焦らずゆっくり段階を踏んでいきましょう。

子どもが食べこぼしても叱らない

食べこぼしを叱ると子どもは食事の時間が嫌になってしまう可能性があります。わざとこぼす場合はしてはいけないことを言い聞かせる必要がありますが、上手に食べられずにこぼしているのなら叱らない方がよいかもしれません。

そして、なるべく子どもがスプーンを使いやすい環境を整えられるとよいですね。たとえばテレビを観ながら食べてこぼすときは、テレビを消して家族で楽しく団らんしながら食事をしましょう。

子どものお皿は、すくいやすいようにふちが立っているものがおすすめですよ。食材はスプーンに乗りやすい大きさにしたり、ぽろぽろしないようなメニューにしたりする工夫も必要かもしれません。

ママは子どもができたことを褒めて、自信がつく言葉をかけられるとよいですね。
28 件

関連記事

この記事のキーワード



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND