血液汚れの洗濯は水の温度に注意！血液をきれいに落とす方法とは

2019,9,22 更新

時間がたった血液汚れには大根おろし

洗剤を使わずに頑固な血液汚れを落とす裏ワザに大根おろしを使う方法があります。大根おろしは少量でよいので、冷蔵庫の中にあったらぜひ試してみましょう。

なぜ大根おろしで血液汚れが落ちるのかというと、大根に含まれる「アミラーゼ」という酵素がタンパク質を分解する働きを持っているからです。では大根おろしをどうやって使うかといえば、ガーゼやハンカチに大根おろしを包んで血液汚れの部分を叩きます。大根の汁がつけばよいので、大根はつぶすだけでもOKです。

数回叩けば血液が分解されきれいになってきます。そのままだと大根のにおいが残ってしまうので、水洗いや洗濯をして仕上げましょう。タンパク質を分解するという働きを利用して、卵や牛乳のシミに使ってもよいですね。

簡易クリーニングもできるアンモニア

もう一つ、タンパク質を分解する働きがあるものにアンモニアがあります。アンモニアというと臭い印象が強く、汚れ落としに使えるイメージはあまりありませんが、ドラッグストアなどでも安く購入でき簡易クリーニングも可能な便利アイテムです。

使い方はアンモニアを2倍に薄め、綿棒などにつけてから血液汚れを軽く叩くだけで汚れを落とすことができます。血液以外にもシミになりやすいワインや紅茶などにも効果的です。

簡易クリーニングとして使う場合は、水1Lにアンモニア小さじ1杯を溶かしてタオルを浸し、固く絞ってから丸洗いしにくい衣類などを拭き洗いします。まずは襟や袖など汚れの目立つ部分から拭きましょう。アンモニア水は揮発性なので仕上げ洗いは不要です。

まとめ

お気に入りの服に限ってシミになってしまうことがありますよね。なるべく早く処置すれば落としやすいとはいうものの、いつの間にかシミになってしまうこともよくあります。

血液汚れは、血液が出てしまったこと自体に焦るので、まずはケガの応急処置にとりかかり血のついた服やカーペットはつい後回しになってしまいがちです。そんなとき、やみくもに洗濯をしてもきれいにならないことがありますので、血液の性質を理解して効果的に汚れを落とすようにしましょう。