海外でもトイトレにおまるを使う?おまるの使い方と海外のトイレ事情
日本ではトイレトレーニングの一つのステップとしておまるを使うことがありますが、海外ではどうなのでしょうか。子連れで海外へ行くことも珍しくなくなった昨今、トイレトレーニングをしている子どもを連れて海外旅行に行く場合に役立つ注意点や海外のトイレ事情をご紹介します。
トイレトレーニングにおまるを使うコツ
形や座り方などの違いを知って選ぼう
トイレトレーニングをもっと早く始めたい、おむつなし育児をしたいママにおすすめなのが鍋型のおまるです。首がすわっている赤ちゃんの体を支えて排泄を促す方法で、おむつを1歳までに外す海外ではよく見かけます。
また、おまるだけでなく補助便座としても使える2Way、持ち運びに便利なバッグ型など機能的なタイプも人気です。
おまるを使うメリットとデメリット
慣れてくると子どもが自分でおまるを持ってきて排泄するようになってくるので、ママの手を借りずにトレーニングができるのも大きいですね。ただ、おまるは排泄ごとに洗浄が必要で、衛生的に使うためにはこまめな消毒なども大事になってきます。
おまるを使うことは子どもも気持ちのよいことですが、おむつを交換する頻度以上におまるの洗浄が必要です。ときにはリビングの床などを汚してしまうこともあるので、ママの負担は少し大きくなるかもしれませんね。
おまると補助便座を使い分けよう
ただ、補助便座はトイレで使うものなので、安全面からもママは子どもから目を離さないようにした方が安心です。大人にはなんでもない高さでも、子どもにとってはトイレの高さが危険なこともあります。
逆に自由に置き場所を変えられるおまるであれば、ママの都合に合わせてキッチンやリビングなど目の届く範囲に子どもの方を移動させることが可能です。子どもの性格によってもトイレの空間の方が落ち着く、開放的な方がリラックスできるなどありますので、上手に使い分けていきましょう。
海外でのトイレトレーニング方法とは
幼稚園入園の条件になっていることもある
国によっては幼稚園入園の条件になっている場合もあり、幼稚園入園時期をゴールに設定しトイレトレーニングに励む親子が多いようです。日本でも、3歳の入園までにおむつ卒業を促される幼稚園があるようですが、フランスでは3歳になる年の9月入園なので場合によっては2歳のうちにトイレトレーニング完了を目指さなければいけないそうです。
おまるからスタートするパターンが多い
海外では日本のようにトイレ事情がよい地域はまれで、公衆トイレをみつけるのも難しいことが多くあります。そのため、イギリスなどでは家の中だけでなくおまるや補助便座を外出するときも持ち出して使用することが普通です。
公園やビーチなどにも持ち運びやすいコンパクトなおまるに座って用を足す子どもを見ても、道行く人は気にすることもなくおおらかなのが海外の特徴ですね。
ママも子どもも一生懸命になりすぎない
日本ではおもらしをすることを恥ずかしいことだと思う気持ちが強いそうです。しかし、海外では「子どもなんだから当たり前」「始めたばかりだから大丈夫」と広い心で対応します。洗濯物が少なくなるようにパンツを履かせない海外ママもいるほどです。
ママの焦りやストレスが子どもの負担になり、2人の余裕がなくなりトイレトレーニングがうまくいかないことがあるので、このおおらかさを見習いたいですね。
トイトレ中の海外旅行はトイレ事情に注意
日本に比べて公衆トイレが少ない
経済的に豊かな国であればそれなりのトイレをみつけることができますが、発展途上国などではまだまだ公衆トイレを使わない方が衛生的であると感じるほどのトイレが多く残っています。アジア圏ではただ穴が開いているだけのトイレもあり、補助便座も使えないので注意しましょう。
それでも、デパートや空港、ホテル、カフェやレストランなどではトイレも整備されている場合が多いので、海外では我慢せずトイレに行けるときに行く癖をつけておきましょう。