産後にタンポンで漏れるのはなぜ?対策や注意点を知って安全に使おう
タンポンを使うときに気をつけたいこと
悪露があるときや産後初の生理では使わない
悪露は一般的には6週間ぐらいで終わるといわれていますが、個人差があり1カ月も経たないうちに終わるママもいるようです。産後の1カ月健診では子宮の回復具合や悪露の状態に問題がないかなどもチェックしてもらえますので、タンポンを使ってもよいか気になる場合はそこで先生に聞いてみるのもよいでしょう。
悪露が終わっていても産後初の生理のときは、膣内の免疫機能が低下しているのでタンポンは使わないほうが安心です。
使用時間を必ず守ることが大切
ほかにも、タンポンを長時間使用したり、手指を清潔にしないで使用したりすると黄色ブドウ球菌が繁殖し毒素を産生しやすくなるといわれており、ごくまれにですが、トキシックショック症候群という急性疾患が起こることがあるようです。トキシックショック症候群の初期症状は、突然の熱をともなって発疹・発赤、倦怠感、嘔吐、下痢、粘膜充血などがあります。
説明書に記載されている使用時間や注意事項を守って正しく使うようにしてくださいね。
漏れる状況が続くときは早めに婦人科へ
過多月経の場合はほかにも、ナプキンが1時間ももたないぐらい経血量が多い、経血の中にレバーのような血の塊がある、1回の生理周期で経血量が多い日が3日以上続くなどの症状があるようです。
過多月経の原因は一時的なホルモンバランスの乱れが影響していることもありますが、子宮筋腫や子宮腺筋症が原因の場合も考えられます。また鉄欠乏貧血を引き起こして、めまいや立ちくらみ、疲れやすい、頭が重い感じがするなどの症状が出る場合もありますので、早めに婦人科で診てもらうとよいでしょう。
まとめ
ただ、産後は膣がゆるんでいることが原因で漏れることもあります。膣トレーニングをしたりナプキンを併用したりなどの対策をしてみるとよいでしょう。
安全に使うために説明書の注意事項を守り、ナプキンともうまく使い分けられるとよいですね。