園での歌の発表会を通じて子どもの自信に繋げたい!親子で準備しよう
発表会では主役の子どもたちはもちろん、見ているパパやママも緊張してしまいがちです。舞台の上で上手に演じさせてあげたいと、つい家庭での練習に熱が入る人もいますね。そこで今回は、子どもが楽しく前向きに発表会へ参加するための、家庭でできる準備についてお伝えします。
子どもの成長を垣間見られる園の発表会
園の発表会が持っている意味やねらいとは
こうした発見は、発表会のどの点を重視するかによっても多少変わってきます。発表会を重視するのか、発表会までの過程を重視するのか、また完成度の高い作品を目指すのか、子どもの自由な表現を重視するのか、などです。
どの点を重視するかによって発表会への取り組み方も変わり、子どもの発見も変わります。ただどの点を重視しても、発表会を経験することで子どもは大きく成長することができるのです。
年齢に応じて違う要素を含む歌の発表
3歳くらいまでのクラスでは、楽しく歌ったり演じたりする体験が重視されます。そのため普段から親しんでいるなじみ深い歌や物語を発表することが多いようです。
大きな子どもたちのクラスが行う発表会では、歌だけでなく楽器を使うこともあります。また演技中に隊列を変えたり衣装に凝ったりと、より見ごたえのあるものを披露できるようになります。小さいころにはできなかった工夫を成し遂げることで、より大きな達成感を得ることができるのです。
子どもの成長は発表会への取り組みの中にも
まずは発表会までです。練習を繰り返すこの時期には、子どもは友だちとの触れ合いをとおして自立心やチームワーク、協調性、感謝を身につけることができます。また歌の練習から自然や文化、動物などに関する知識を得るのです。
次が発表会当日です。人前に立って練習の成果を披露する、また他者から褒められることで自分の成長を実感するという経験ができます。
最後が発表会後です。発表会を無事終えられた達成感は自己肯定感を高めます。また練習と本番をとおして園での自分の居場所と役割を認知する力を得ることができるのです。
親子で一緒に歌の発表会の準備をしよう
うまさよりも楽しく歌う気持ちを大切に
例えば発表会だからとはりきってうまく歌う技術を教えても、子どもの上達を見るのはなかなか難しいです。それよりも「歌は楽しい」と子どもが思うことで積極的に練習をするようになります。
子どもが楽しめるようにママが一緒に色々な歌を歌ったり、身振りや手振りをつけてアレンジしたりすることで、子どもは歌に親しみます。また子ども自身でもアレンジを加えて楽しむようになります。親子で楽しむことで子どもは発表会を心待ちにするようになり、また家庭でたくさん歌に親しむことで上達することができるのです。
楽しく練習をして子どものやる気をあげよう
表現遊びは様々で、歌の発表会に合わせるならリズムに合わせた表現遊びがおすすめです。例えば、音楽や歌に合わせて歌ったり踊ったりして音楽を表現します。ほかにも手作り楽器で一緒に演奏をしたり、歌詞に沿って親子で物語を作ったりして遊ぶことも表現遊びの一つです。
大切なのが、大人が遊びをリードしないこと。大人が強制すると子どもはやる気を失いがちです。それよりも「一緒に遊ぼう」「どうすれば楽しくなるかな?」などと、ママが「共有」を意識することで子どものやる気をあげることができます。
無理強いはせずに楽しい練習時間にしよう
子どものやる気を引っ張り出すには、ママ自身が歌を楽しむ姿を見せると効果的です。ママが楽しく歌っていると、子どもも楽しくなります。
子どもが楽しいと思って歌っている時間こそが練習時間になります。楽しくのびのびできるよう、ママは子どもが元気な声を出したり、歌詞の意味を読み取って表現豊かに歌ったりしたら、しっかり褒めてください。
また子どもがおかしな歌い方をしたときは、ママも一緒に合わせることで子どもはもっと楽しくなります。子どものやる気を引っ張り出すような練習を重ねてくださいね。
発表の歌が英語だったら、どんな準備を?
日ごろから英語に触れる機会を多く持つ
発表会などで、人前で英語を抵抗なく使うには、日常から英語に親しむことが大切です。家庭でも簡単な日常英会話を取り入れて、話す機会を増やしましょう。
英語の苦手なパパやママもいると思いますが、よく使うあいさつなどのフレーズであれば簡単です。繰り返すうちに、親子で英語に抵抗がなくなるかもしれませんね。
例えば、起きたとき「Good morning」、出かける前「Are you ready?」、家に着いたら「I'm home」などであれば使いやすいのではないでしょうか。ぜひチャレンジしてくださいね。