作り置きは共働き夫婦の味方!不安を解消してチャレンジしよう
仕事を頑張るママにとって、終業後から子どもを寝かしつけるまでの時間は、座る暇もないほど忙しいですね。特にお腹が空いたと駄々をこねる子どもをあやしながらの買い物や夕食作りは大変だといいます。そんなママの毎日に、少しのゆとりを与えてくれるのが作り置きです。今回はそんな作り置きについてお伝えします。
共働き夫婦にメリットが多い作り置き
メニューの悩みや準備にかかる負担が減る
さらに食費や買い物、作るのにかかる時間のことまで考慮しなければならないのですから、一日中夕飯のことを考えているというママがいてもおかしくありません。
作り置きならすでにメニューが決まっているため、メニューに悩む時間が節約できます。そして仕事の帰りに買い物をする必要も、時間と戦いながらバタバタと料理を作る必要もありません。
毎日時間に追われている働くママにとって作り置きは時短になりますし、温めるだけで食べられるので、ママが遅い日はパパに子どもたちの食事のお世話をお願いできるというメリットもあります。
美味しくて健康的な料理が食べられる
また作り置きは、1週間のメニューをまとめて考えるので、料理のバランスが整えやすくなります。すべての栄養素を毎日バランスよくとるのは難しいですが、1週間トータルで見たときにバランスがとれていればよいと考えると、料理のハードルも下がるのではないでしょうか。
子どもの成長のためにもバランスのよい食事は欠かせません。特に子どものいるご家庭はタンパク質やカルシウム、ビタミンB群や食物繊維を意識してとるようにしてくださいね。
ひと手間アレンジで品数が増やせる
例えば人参や玉ねぎと一緒に豚ミンチを炒めて作る「肉そぼろ」は、そのままご飯にかけて卵のそぼろを添えれば二色丼になりますし、ブロッコリーやかぼちゃなど緑黄色野菜と一緒に出汁に入れ、とろみをつければそぼろ煮に変身します。肉そぼろと卵を混ぜて作る栄養満点の卵焼きは、朝食やお弁当にもぴったりですよ。
冷蔵庫の余りものや旬の食材と、作り置きを組み合わせて、自分なりのアレンジ料理を作るのも楽しいかもしれません。まずは先ほどお伝えした「肉そぼろ」や、たっぷりの野菜をトマト缶で煮込んだ「ラタトゥイユ」などがアレンジしやすいのでおすすめです。
ママが感じる作り置きの不安を解消しよう
数日経って傷まないか不安
結論から言うと、作り置きは予定よりも日持ちせずに傷むことがあります。傷ませないためには、食材にしっかり火を通して濃いめの味つけにする、保存容器の消毒を怠らない、冷まして水滴を拭きとってから保存する、菜箸は使いまわさず清潔なものを使う、といったポイントを押さえることが大切です。
また保存容器に日付と中身を書いたマスキングテープを貼っておくと、保存期間がわかり食べ忘れを防止できるので便利ですよ。
作り置きは栄養が少なそう
一汁三菜とは主食、汁物、メイン1品、副菜2品で構成された、和食の基本ともされるバランスのよいメニューです。
しかし作り置きは栄養価が下がるのでは?と不安に思うママもいるでしょう。確かに作り置きは栄養価が下がります。これは保存している間に酸化してしまうことが大きな原因です。
しかし栄養がまったくなくなるわけではありませんから、1品だけの夕食よりもはるかに多くの栄養素をとることができるでしょう。また一汁三菜にすることで色合いがよくなり、華やかな食卓を囲めるというメリットもあります。
週末に時間をかけて作るのはしんどい
しかし90分程度で1週間分の作り置きを完成させるママもいます。週末に90分頑張るだけで、平日に時間の余裕が生まれると思えば、頑張れるママも多いのではないでしょうか。
nozomiさんの提案する「つくおき」のレシピブックには、短時間で作れる作り置きがたくさん紹介されています。一度手に取ってみると、作り置きは時間がかかるという概念が覆るかもしれません。
「つくおき」にはおかずはもちろんスイーツのレシピまで紹介されているので、普段の料理のヒントに見るだけでも楽しめますよ。
負担にならない作り置きのアイデア
1週間すべての作り置きを作ろうとしない
週末にあまり時間をかけたくないのであれば、1週間分すべての作り置きを完成させるのではなく、まず2日分や3日分といった、短い期間の作り置きから始めてみましょう。
慣れてくれば1週間分すべての作り置きにチャレンジしてもよいですし、あえて3日間だけ作り置きに頼って、残りの4日は簡単なメニューで過ごすというのも一つの方法です。
1週間すべてを単品メニューにしてしまうと、栄養面などで不安を感じることもありますが、週に3日だけでも作り置きでバランスのよい食事がとれると、気持ちの面でも楽になるのではないでしょうか。